ガブリエル・ゼヴィンのレビュー一覧

  • 書店主フィクリーのものがたり

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    タイトル通り店主のものがたり。
    妻を亡くし書店に幼児置き去り、その子を引き取り育てる、恋愛、病床。
    本好きな家族や友人達に見送られるっていいなあと思いました。

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    2021年10月31日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    島で唯一の小さな書店「アイランド・ブックス」の店主、フィクリー。愛する妻を事故で亡くし、1人きり本を売る日々を送るうちに、偏屈な性格になっていた。
    ある日、書店の中にぽつんと幼女が置き去りにされた。幼女の名前はマヤで、彼女の若い母親は遺体で発見された。
    フィクリーは戸惑いながらも使命感を覚え、マヤを引き取り育てることに決める。そして時間は過ぎ、フィクリーは再び女性を愛することが出来るようになり…。

    物語の冒頭、主人公のフィクリーはとても偏屈で嫌な男として映る。だけどそれには抱えた悲しみとか孤独感とか理由があって、読み進めるにつれて彼の人間的な魅力がどんどん明かされていく。
    フィクリー以外もキャラクターがとても魅力的。ほんの少しずつ悪い心を持ち合わせていたりするところが人間臭くてリアル。
    フィクリーの亡くなった妻の姉・イズメイ、フィクリーの友人であり警察署長のランビアーズ、フィクリーの後の妻で編集者のアメリアのキャラクターがとくにとても好きだった。

    ポップな雰囲気だけど、人間関係の入り組み方がけっこう複雑だったり、悲しい死が訪れる場面もいくつかある。だけど悲壮さをあまり感じないのは恐らく、前向きに強く生きる人々が描写されているから。
    フィクリーの娘となったマヤは聡明な少女へと成長し、書店主の娘らしく文学の才能を発揮し始めるところも素敵。マヤが小学生になり学校の課題で書いた掌編が出てくるのだけど、とても素晴らしい内容だ。

    各章の冒頭に、実在する本がたくさん登場するところが面白い。その本についてフィクリーが語り、そして次のページから始まる本編とも関わっていく、というつくり。
    オコナーやサリンジャーなど有名な作家の本も取り上げられていて、また読みたい本が増えてしまった。

    悲しく思えたラスト近くの後に訪れる本当の結末はとても希望的だった。
    誰かを想う気持ちが人の生き方を変えることは現実にもある。そういう人々の生き様を、温かい気持ちで見届けられる結末だった。

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    2021年06月26日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    いわた書店一万円選書のうちのひとつ。
    アメリカ小説らしい節回しが最初慣れずになんだかうざったく感じるものの、それぞれのキャラクターが立つ内容に引き込まれていきます。捨て子のマヤが可愛すぎて、でもその縁の繋がりがあまりにも切なすぎて、ひとりでいられないから本を読む、というAJの語りを繰り返し繰り返し読むのでした。

    日曜日の午後に、ワインとラザニアをお供に読むのをお勧めします。

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    2021年04月10日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    小さな島唯一の書店。偏屈な書店主のフィクリーをめぐる人々との物語です。
    自動車事故で妻を亡くし、大きな喪失感を抱える中で、閉店中の書店に残された孤児のマヤを里親として育て始める事によって変わっていくフィクリー。
    色々な事故や事件が起こりながらも、暗くならず何かを次の世代に引き継いでいく尊さが身に沁みます。
    本を愛する人に囲まれて生きられて幸せだよフィクリー。温かい物語でした。

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    2021年04月03日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    本好きにはたまらない魅力にあふれた素敵な1冊だった。冒頭のアメリアとA・Jのやりとりだけで引き込まれ、天使のような少女・マヤの登場に心ときめいた。愛する妻を失ったA・Jにとっても魔法のような効果をもたらし、頑なな心を少しずつ解かしていく。語られる小さなエピソードの1つ1つが微笑ましく、紹介される本(大半が未読または初めて知った)を手に取りたいと思わされた。2016年本屋大賞翻訳部門1位は納得できる。

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    2021年02月17日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    本好きには刺さる本ですね

    意固地で無愛想な店主フィクリーが、本を通して様々な人と関わり自己成長する物語です

    読み始めはただ本屋さんの温かい日常系かな〜って思いながら読み進めてたんですけど、しっかり所々にイベントがありフィクリーの心境の変化や周囲の反応が上手く描写されていました

    今の時代通販ですぐに本を買え、電子書籍もあり本屋の需要が減ってきました。けれど本屋を通してでの新たな本の出会いやワクワク感はやっぱりネットでは体験できませんよね。この本を読んでよりいっそ本屋が好きになりました

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    2021年02月09日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    「マヤ、ぼくたちは僕たちが愛しているものだ。僕たちは僕たちが愛するものそのものだ」

    読み初めは「はい、はい、こうゆうかんじねー」って期待してなかったのに、めちゃくちゃよかった、、。
    諦めて忘れてた頃に意外な展開が盛り込んであったり。
    これが本屋大賞は頷けるー!

    本好きのための愛おしすぎる物語。

    悲しいのに読み終わった後じんわりじんわり優しさで心が暖かくなるんだなー、

    やはり読書はいい。

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    2021年01月18日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    本を愛する、書店を愛する人たちの物語。

    愛する人を失った時、癒してくれるのは何?
    それは人によってそれぞれですが、その一つは人との繋がり。

    愛する妻を事故で失って、投げやりになっていたフィクリーが前向きに生きていくようになったのには、そんな人との出逢い、繋がりができたから。

    そしてフィクリーにとっては、本も大きな役割を果たしていた。
    「ぼくたちはひとりぼっちではないことを知るために読むんだ。ぼくたちはひとりぼっちだから読むんだ。ぼくたちは読む、そしてぼくたちはひとりぼっちではない。」
    そう語るフィクリーだから。

    この本を読んで、ますます本を大切にしていきたいと思った。

    小さな島にあるたった1軒の書店を経営するのは、数年前に妻を交通事故で亡くしたフィクリー。妻の事故死以来、お酒に溺れることもあり、どこか投げやりな毎日を送っていた。

    そんな彼がとても大切にしていた本が盗まれた。そして、数日後、彼の書店に2歳になる女の子が置き去りにされていた。名前はマヤ。母親は自ら命を絶ったので、フィクリーはマヤを育てていく決心をする。

    マヤを育てていく中で、人との繋がりができてきて、フィクリーは変わっていく。

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    2020年09月22日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    島に一軒の本屋
    ちょっと堅めの店主が幼い女の子と出会い

    章前のフィクリーのその女の子向けの書評も見もの

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    2021年02月20日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    人間関係の距離感が自分とは違うのか、あまり共感はしなかった。章によってはつかみどころがあまり分からず、何を読んでいるのかよくわからない状況に陥った。

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    2026年09月19日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    友達に薦めるほどではなかった。
    挫折せずに読み終わることはできた。ビジネスを始めたい人にはモチベになるストーリーだったのではないかと思う。
    登場人物の死でお涙ちょうだいパターンは恋愛ストーリーと共通していて飽きを感じた。

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    2026年08月26日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    「ゲーム」イコール青春とも呼べるような、ゲームをする側でなく作る側の葛藤記のよう。てんでゲームはしない私でもグラフィックやキャラクター、ストーリーなど漫画や映画とは違い自分でストーリーを進める事で完成する自分の別の人生を送るそんな特殊立ち位置であるゲーム。それをしているのを見るのは好きだった。ではそもそも作る側の人達のストーリーとは?という点で幼少期から始まり再会し、その後大人になって、その出会いと別れや各々の人生において何が大切で何が心の拠り所だったのか。海外のストーリーは翻訳が海外あるあるのそんな言い回しするか?直訳でなく日本のニュアンスで変換できないのかな?という引っ掛かりが少なく読みやすく感じた。またキャラクターも片仮名になると途端にイメージ出来ずに何度も誰だっけ?という前頁に戻るという手間もなく、ハッキリイメージしやすい。特にセイディは勝手にゼンデイヤのような聡明かつ人懐こいのに芯のある、しかし内にある自己肯定感が低いのを隠した危うさがピタッとハマって頭の中ではゼンデイヤで再生されたのも読み進めやすかった。内容としては基本ゲームを作る側の大変さからそれを作成する為の人生の中の引き出し、また価値観や自分の功績を尊厳とする意志の強さ、そして男女の友情は確立できるかと言う所まで詰め込まれ壮大な話だった。場所や世界は特に壮大ではないが、意識や考えが壮大で、それはゲームの中のバーチャルな世界が壮大なのとも結びついているように思う。
    しかし、後半ハプニングがありおいおいやり過ぎだろとツッコミ。そこまでしなくてもこのストーリーは確立できていたのに味付けが濃いなと思って海外らしいあるあるが星3つだった。

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    2026年08月24日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    登場人物たちは何度も衝突し、そのたびに関係を築き直していく。分かり合えたと思っても、その時間は長く続かず、人間関係の複雑さやもろさがリアルに描かれていた。

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    2026年07月09日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    ハードル高く設定しすぎてたかもしれません。普通におもしろいですが、それまで。もともと洋書は苦手ですが、その苦手な部分が目立ってて合わなかったかも。何を読まされてるのかわからない時間が長くて、ざっくり読みました。

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    2026年07月05日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    ネタバレ

    マヤは作家になれたのかな。
    フィクリーの人生再生の物語。やさぐれていたフィクリーにマヤが現れ、ランビアーズが良きお節介し、イズメイがお世話し、アメリアと幸せを探っていく。
    こんなにも愛されていたんだ、A・J・フィクリー。

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    2024年12月04日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    原作からなのか、翻訳のためか、分かりづらい文の展開がいくつかあった。人生の転換と儚さが描かれていた。

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    2024年02月20日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    ネタバレ

    読み始めた時には思ってもいなかった展開だった。
    店に捨てられていた子供を引き取り
    男手ひとつで育てあげ、というのは正直現実味が無いようには思う。

    本と娘への愛情に溢れた柔らかいお話。

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    2023年07月23日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    序盤はとても優しい雰囲気だったのだが、後半になるにつれてどんどんブラックになっていった。
    物語全体から見ると切なく、感動する物語。
    性的な表現が何度も出てきたことが気になった。

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    2023年01月22日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    家族ができていく物語、幸せな家庭ができていく物語だと思っていた。それも嘘ではないけど、途中から推理小説になってしまって、結末が望ましくないものだったらどうしようと気になる。でも、もっと大きな波が待っていた。「小さなレストラン」を思い出す。「そしてバトンは渡された」も。2016年本屋大賞翻訳小説部門第一位。ずいぶん積んでたけど、読んでよかった。

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    2022年05月21日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    アイランドにたった一つある書店の書店主である、A.J.フィクリーの物語。
    いろいろな愛の形と、人生について書かれている小説だと思った。

    海外小説の翻訳物のいうこともあり、読みにくさも少し感じた。
    あと、様々な海外の文学作品が登場して、自分の今の知識量だと存分には楽しめない話だと思った。
    (色々なネタが隠されていて、訳者あとがきにもあったが、注釈を書いていたらキリがないくらい)

    海外文学にたくさん手を出せば、もっと楽しめて読める話だったと思い、残念に思った。
    まだ、再読チャレンジするのも良いが、時間を莫大に要しそうで気が遠くなる。笑

    文学や本についてたくさん書かれているので、その点では楽しめた。

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    2022年03月20日