梅谷百のレビュー一覧
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前作は夏休み中の出来事だったけど、高校に通うようになって人間の登場人物が増えてますます面白くなった。蔵の秘密も明かされてこれで終わりだとしたら寂しい。出来すぎ君の宏光はあまり好きになれないが、蘇芳や月下との絡みは楽しい。Posted by ブクログ
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父の生家に引っ越して、付喪神でいっぱいの蔵の鍵を持たされたことから鍵守見習いとなった主人公。付喪神が胡散臭いほど優しかったり守ってくれるのはいいけど、補佐役の人間までが好青年すぎてむずむずする。Posted by ブクログ
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可愛らしい。そして、切ない。人間ありきの付喪神たちの苦しいほど一途な様に胸がぎゅっとなりました。上倉の歴史や背景が凄く丁寧に書かれていて、想像し易かったです。さすが、素敵な歴史ファンタジーを書かれる方の作品だなと思いました。Posted by ブクログ
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お仕事小説…でもないんだけど、妖怪専門の結婚相談所のお話。
主人公はお寺の三男で、将来は僧侶になりたいんだけど父親に反対されて悶々としている大学生。ある日、父親がギックリ腰になり、その妖怪専門結婚相談所を期間限定で任されるってお話。
もちろん最後は大団円なんだけど、出てくる妖怪がちょっと可愛い☆特に...続きを読むPosted by ブクログ -
初読みの作家さん。
主人公の女子高生が主人公。
心に傷を負って都会から田舎に引っ越す。
そこでは本人の意思に関係なく周りとの関係が密接している。
噂はあっという間に町全体に広がり(尾びれがつきまくる)、他人と関わらなくして生活できないほど。
心に負った傷を本当に癒すことができるのは人だけ。
それが...続きを読むPosted by ブクログ -
付喪神たちとその鍵守見習いの少女の物語。
こういう”あやかしもの”は好みなのでそれなりに楽しく読んだ。
……のだけど、えっと、なんだろう、何かがちょっと足らないなあ。
”愉しさ”だろうか。
主人公の少女がいじめられた過去を持つ気の弱い性格なのもあって、全体的にシリアス基調で弾けるところが少なかっ...続きを読むPosted by ブクログ