梅谷百のレビュー一覧

  • 妖怪のご縁結びます。お見合い寺 天泣堂

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    様々な妖怪との出会いを通じて、主人公の恵留くんも自身と向き合って成長していく物語。
    誰かを愛するというのは、相手のことを理解したいと思う気持ちから始まるのだなと感じた。
    これは恋愛に限らず、他者理解の全てのスタートラインとも言えるかもしれない。
    そのとき、他者を通じて、自分が何を求めているのか、何を嫌だと拒否しているのか、ということを改めて深く知ることで、相手に対して優しくなれるのだと思う。
    縁で結ばれた相手だけでなく、自らもまた、そこに幸福感を見出せたとき、さらに縁は別の場所に繋がっていくのだと感じた。

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    2025年03月13日
  • 星降るシネマの恋人

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    先に読んだ本の巻末の広告を見て買った本、二冊目。

    熱海のミニシアターで働いていた雪が、倉庫で見つけた懐中時計に触れて気を失い、目覚めた先は1945年。そこには戦禍を逃れて東京から実家に疎開していた推しの大スター三峰恭介がいて…、というところから始まる物語。
    『彼の実家が営む映画館で働くことになった雪は、恭介の優しさと誠実さに惹かれていく。しかし、雪は知っていた。彼が近いうちに爆撃で亡くなる運命であることを—』という紹介文を読んだ時は、戦時下での悲劇的メロドラマかなと思っていたのだが、良いほうに裏切られた。
    タイムスリップしてきたとは言えず記憶喪失を装う雪に、疎開してきたものの何やら鬱屈を抱え

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    2024年08月31日
  • 星降るシネマの恋人

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    ネタバレ

    結末が気になって気になって一気読みしてしまった。
    タイムスリップして1945年の熱海に、そして推しである映画俳優の目の前に辿り着いてしまった雪。
    まさか未来から来たとは言えないから、彼から完全に不審者扱いされてしまった彼女は記憶喪失として振る舞って何とか彼の元に置いてもらえることになったが……
    熱海に直接の空襲はないとはいえ戦時中。
    平和とは言い切れない中、何とか暮らしていこうとしても、当時の台所ひとつ取っても現代と勝手が違うからなかなか戦力になれない雪。
    しかも、あるトラウマも持っていたから、余計にややこしいことに。
    本職である映画館のスタッフの経験を活かして、タイムスリップ先でも映画館を手

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    2023年09月30日
  • 平安かさね色草子 白露の帖

    購入済み

    面白い!

    明里が、装束を通して春日家の三兄弟と打ち解けていったり、志摩姫とも仲良くなったり、さらに謎解きもありで、面白かったです。
    昔の色の使い方もでてきて楽しかったです。

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    2022年02月02日
  • 平安かさね色草子 白露の帖

    ネタバレ 購入済み

    勉強にもなります

    実際の時代背景を取り入れたフィクションなので歴史が好きな方は凄く惹かれるのでは無いかと思います。私はそんなに歴史に詳しくないのですがそれでも読みやすく魅力的な作品でした。

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    2020年09月27日
  • その罪に、くちづけを。

    ネタバレ 購入済み

    最高

    魅力的で切ないタケルくんが素敵です。

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    2020年09月27日
  • キミノ名ヲ。(1)

    ネタバレ

    侮るなかれ

    ケータイ小説ですが、侮ってはいけません。

    ケータイ小説全盛期の頃、暇つぶしに検索していて辿り着きました。
    暇つぶしのつもりが夜も眠れず読み続け、毎日携帯とにらめっこしてしまいました。

    中高生にとってはマイナーかもしれないこの時代を、よく調べ、よく研究し、うまくオリジナルを混ぜています。

    歴史に興味のない十代も、この作品なら読みやすいのではないでしょうか。

    はじめはありがちな展開ですが、物語が進むにつれてその壮大さに目が離せなくなります。
    元が太平記だから?
    いえいえ、きちんと少女小説してます。
    ラストも大風呂敷を綺麗にたたみきってくれました。
    涙無しでは読めま

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    2015年03月31日
  • キミノ名ヲ。(5)

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    ネタバレ

    そういう風に終わるか!というラストで、私としては嬉しかったです。千鶴子、宮様も幸せになるし大和もやっと自分の生きる場所を見つける。
    長かったですが5巻まで読んだ甲斐があったなぁと思った。

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    2015年02月03日
  • キミノ名ヲ。(4)

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    ネタバレ

    着々と歴史どおりに事を進めていく大和。
    その一方で千鶴子は若宮を産む。
    舞台は始まりであり終わりの地である鎌倉へ。
    次が最終巻。

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    2015年01月29日
  • キミノ名ヲ。(1)

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    ネタバレ

    2007年夏、不思議な白い手によって700年前の日本へ導かれた千鶴子。
    そこで護良新王と運命の出会いを果たす。

    携帯小説って何度か読んだ事ありますが、どれもイマイチでした。でもこの小説はとても綿密に作られていて読んでいてワクワクしました。そして悲しい恋。

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    2015年01月16日
  • キミノ名ヲ。(2)

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    宮様と離れ離れになった千鶴子。
    でもただ待っているだけという状況に耐え切れず、楠木正成と共に下赤坂へ。

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    2015年01月16日
  • 花色ハツコイ。

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    めっちゃ面白い。次がどうなるかわくわく。美都は許せん。
    それにしてもこの人はずば抜けて文章うまいのにいつまでケータイ小説書いてるんだろ。もったいない。

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    2014年09月14日
  • キミノ名ヲ。(2)

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    この巻で、会えると思ったら、、、
    ってゆうのが辛いけど、千鶴子ちゃんが確実に強くなっていくのが分かる巻。

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    2012年10月10日
  • キミノ名ヲ。(1)

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    歴史の本=キミノ名ヲです笑
    ケータイ小説とは思えない深い話です!
    私はこの本きっかけで、歴史が大好きになりました。「みんな生きてたんだ」って当たり前だけど、ちゃんと分かったのがキミノ名ヲだったので。

    確かに難しい言葉もあるし、人間関係とか大変だけど、勉強になるし、読み終わったら絶対歴史に興味持ってますよ笑

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    2012年10月09日
  • キミノ名ヲ。(5)

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    こんなに感動した小説はこの本がはじめてでした。

    本当に、とても大好きです。
    何度読んでも素敵な本。

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    2012年10月08日
  • キミノ名ヲ。(1)

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    700年。

    あの時交わした約束を、

    いま叶えよう・・・

    平凡な女子高生の千鶴子は、家族と訪れた鎌倉で不思議な声に呼ばれ、鎌倉時代へタイムスリップしてしまう。

    そこで美青年の法師と出会った千鶴子は、あの不思議な声の正体が彼だと気づき・・・?

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    2012年06月18日
  • キミノ名ヲ。(1)

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    700年、

    キミだけを

    想ってた・・・

    平凡な女子高生・千鶴子は鶴岡八幡宮付近の神社の鳥居で不思議な声に呼ばれ、鎌倉時代にタイムスリップしてしまう。

    現代に帰りたいと望む千鶴子だったが、そこで護良親王と運命の出会いを果たしてしまう・・・。

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    2012年06月18日
  • キミノ名ヲ。(2)

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    必ず、

    生きて帰ってくる・・・・

    キミのもとへ。

    護良親王と一緒に生きる覚悟を決めた千鶴子。

    でも、帝の皇子としての使命を果たすため、護良は千鶴子を残して戦に出立する。

    一方、復讐に燃える弟・大和が、護良に近づいていた・・・。

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    2012年06月18日
  • キミノ名ヲ。(3)

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    もう一度、

    名を呼んで・・・

    何度も願う、

    狂ってしまうほどに。

    吉野で戦をする護良親王を見守るため、千鶴子は秘密裏に楠木正成と行動をともにする。

    一目会いたいと願う千鶴子のもとに、残酷にも

    『吉野落城』

    の知らせが届く・・・。

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    2012年06月18日
  • キミノ名ヲ。(4)

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    許されるなら、

    全てを捨てて

    キミと生きたい・・・

    弟・大和との再会を諦めきれずにいた千鶴子は、北畠親房の協力を得て想いを果たそうとする。

    だが、すでに鬼になった大和は、護良親王を歴史通りの最期へと追い詰めようとしていた・・・。

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    2012年06月18日