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その蔵には、百年を待たずして魂が宿った“物”がたくさん棲んでいた――。東京から父親の田舎に越してきた女子高生の結花は、敷地内にある古い蔵で“視えて”しまった。それは、着物のイケメン・蘇芳さんをはじめ、たわしの伝兵衛、キセルの華など、長年蔵に閉じ込められていたつくも神たち。結花は半ば強引に、彼らを管理しつつお願いごともこなす「鍵守」として働くことに。最初の仕事はキセルの華を元の持ち主に返すこと。右も左もわからない田舎で、時代錯誤なつくも神たちと共に六十年前の持ち主捜しが始まった――!
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Posted by ブクログ
付喪神たちとその鍵守見習いの少女の物語。
こういう”あやかしもの”は好みなのでそれなりに楽しく読んだ。
……のだけど、えっと、なんだろう、何かがちょっと足らないなあ。
”愉しさ”だろうか。
主人公の少女がいじめられた過去を持つ気の弱い性格なのもあって、全体的にシリアス基調で弾けるところが少なかった。
3つの話が入ってるけど、エピソード的にもシリアスだしね。
それが悪いとは言わないけれど、もう少し息抜きが欲しい。
それと全体的になんかスッキリしないんだよね。
それは主人公の感情の推移だったり行動だったり。
この性格でそんなことするかなあというような違和感が最後まで残った。
あと宏光君のおばあさあん、ちょっとひどくない?
あの結末でいいの? うーん。
そんなこんなで題材としては面白かったけど、スッキリしない読後感だったかな。
それにしても宏光君はひょっとして結花に一目惚れだったのかな?
だって初めて会ったところから優しすぎるよね。
謎だ(笑)
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