仲村和代のレビュー一覧

  • 大量廃棄社会~アパレルとコンビニの不都合な真実~

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    この本が書かれた2019年から5年。肌感覚では、SDGsはだいぶ世の中に浸透してきていると思う。少しは持続可能な世の中になっているんだろうか。それとも、ただ言葉を目にするだけで、本質的にはちーっとも変わってない(むしろグローバルな物流が加速して悪化してる?)のだろうか。またアップデートしてくれないかな。(←自分で調べろ)

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    2024年05月08日
  • 大量廃棄社会~アパレルとコンビニの不都合な真実~

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    筆者の思考や取材の時系列に沿った流れが面白い。まず昨今のデジタル化やシェアという概念が定着した今物を所有する優越感が薄れている。加えてデフレが続く日本では特に服にかけるお金の優先度は下がり、昔のようにブランド物の服で自分を大きく見せたいと思わなくなった。それから違法な低賃金・長時間労働や建物の崩壊の1番の原因はそれを強いる発注者と取り締まりきれていない監督署の問題であって消費者の問題ではない。コスパの良い服を求める人が増えたのも市場の原理であり、服に値段以外の魅力を感じられなくなってきたからだと思う。

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    2023年01月14日
  • 大量廃棄社会~アパレルとコンビニの不都合な真実~

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    薄々は感じていたことを具体的に突きつけられた感じ。

    ファストファッションは海外の労働者を安い賃金で働かせた結果なのは知っていたが、日本国内でも技能実習生を利用して最低賃金以下で働かせていることに衝撃を受けた。

    消費者ひとりひとりの問題だけではなく、アパレルやコンビニ側も大量に在庫をつくって大量に破棄しているということ。
    微力ながら、自分の物への向き合いかた(特に服を安く買ってはすぐ捨てる)を見直そうと思った。

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    2022年08月26日
  • 大量廃棄社会~アパレルとコンビニの不都合な真実~

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    なんとなく感じてはいたことの数字を具体的に見ていろいろ衝撃を受けた。まずは自分の消費を見直すところから。
    日本人みんなが少しずつでも意識できれば大きな動きになるはず

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    2022年04月17日
  • 大量廃棄社会~アパレルとコンビニの不都合な真実~

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    購入し、使用する、もしくは食す。
    その一連の中で、生産者から消費までの一人一人の努力と闇と社会のあり方を考えさせられた一冊。
    2015年の調査では食品ロス:646万トンとなっている。

    これは、売れないから、期限が過ぎたから、まだ食べれるのにも関わらず社会の需要にマッチしないというだけで捨てられる物が含まれている。

    それに反して、フードバンクや、フードドライブという取り組みも行われている。

    服に関してもこれまで袖を通さないで捨てられていく数万トンの服が社会の裏で捨てられていく。
    この現実を知ると知らないで、今後の購入売買の見え方が違ってくると考えさせられた。

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    2021年08月16日
  • 大量廃棄社会~アパレルとコンビニの不都合な真実~

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    4枚に1枚の服が捨てられている──衝撃的な数字から始まる本書。調査とインタビューで赤裸々に暴かれるアパレル生産現場の残酷な物語。安い服が売れる。だから、安く作る必要がある。でも、服は機械が自動で作っているのではなく、生身の人間が作っているのだ。ハイブランドのシャツも、ファストファッションのシャツも、人が作っていて、販売価格が違うからといって作る工程数が変わるわけではなく、同じ労力と時間がかかる。つまり、安い服の裏側には、泣いている人がいるという事実があるということだ。

    日本人の最低賃金では実現できないコストの帳尻を合わせるために違法に働かされているのが外国人技能実習生たちだ。彼女たちはほぼ毎

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    2021年08月15日
  • 大量廃棄社会~アパレルとコンビニの不都合な真実~

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    ネタバレ

    僕とほぼ同年代の朝日新聞記者さんが書いた本。誰かを悪と決めつけ叩く事が目的では無く、とにかくまずは読者に対して現実を知って欲しいという思いのこもったとっても素晴らしい本でした。

    コンビニ業界の話については、ある程度想定内の話だったし別にほとんど利用していないんで正直他人事な感じでした。ただ、張りすぎない捨てないパン屋の話と、全国から集まった出荷出来ない野菜や肉を使ったお惣菜屋さんの話はとっても良かったです♪

    それよりも衝撃的だったのがアパレル業界の話。何も知らなかった自分が恥ずかしい…。一方で、「ユニクロが悪い」とかそういう善と悪の問題ではなく、この本にあったように、アパレルに関わる人たち

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    2021年03月13日
  • 大量廃棄社会~アパレルとコンビニの不都合な真実~

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    今の仕事で循環型社会を考える機会があり、本屋で見つけた本。偶然出会った本だがかなりの当たり本で、アパレルとコンビニの製造現場がリアルに描写されていた。

    「リサイクルすればいいってもんじゃない(できないものも増えているしするのにもお金がかかる)」という点と「自社商品と、その製造のために費やされた厳しい労働と天然資源に敬意を払う」ことの重要性が特に印象に残った。

    自分はこうした情報には疎い方だったので基礎知識を身につけるにはぴったりだったし、SDGs全般への関心も深まった。

    【アパレル】
    ・2013年4月、ダッカの「ラナプラザ」で起きた崩落事件
    ・アパレルが在庫を廃棄するのは
     −ブランド価

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    2021年02月28日
  • 大量廃棄社会~アパレルとコンビニの不都合な真実~

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    最近特に注目を浴びるようになりました
    恵方巻きの大量廃棄。

    2019年以降はさすがにメーカーも何と
    なく製造数を調整するなどの兆しは見え
    ています。

    そしてファストファッションです。

    こちらは何年も前から安い人件費で大量
    の服が作られることによって「服は使い
    捨て」と言う考えを加速させている、と
    言われています。

    そんな世論に対してメーカー側もリサイ
    クルBOXなどを店頭に設置し、不要な服
    を回収する、という姿勢を見せています。

    しかし回収された服はどうなっているの
    か。リサイクルBOXに入れさえすればい
    いから、次々を服を買い替える罪悪感も
    薄れる、という指摘もあります。

    購入者

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    2020年11月11日
  • 大量廃棄社会~アパレルとコンビニの不都合な真実~

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    ぜひ読んで欲しいです!!

    全ては「当たり前になる」ことから始まると思った。
    当たり前って興味の損失なんだね。
    1人1人が一消費者として、自分の買う、利用するという行為が、当たり前ではないのかもしれないと、一度考える事が、これから必要だなと感じた。
    なんで、恵方巻って食べるの??
    なんで、ファストファッションって安いの??
    寄付した服はどこへ行くの??
    確かに考えたこともなかった。当たり前になってた。
    まずは興味を持って、子供の頃のようにたくさんの疑問を持ちたい!

    押し付けではなく!楽しく、楽に、エシカルに、の延長線上に、長く続くサスティナブルが存在して欲しい!!

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    2020年09月23日
  • ルポ コールセンター 過剰サービス労働の現場から

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    コールセンターといえばきつい仕事、クレーム産業というイメージが定着していますが、その仕事の全容理解につながる実態や業界が抱える構造的要因が描かれた一冊です。補助金に群がるコールセンター運営業者や雇用創出に躍起な地方自治体の姿が現在のコールセンターの職場イメージ構築に密接に絡んでいた背景があるということにとても興味を持ちました。また、コールセンター業務の重要性に対する企業の認識不足、そして我々日本人ひとりひとりのコールセンター業務に対する認識不足(誰でもできる簡単な仕事だという思い込み)がこの業界の仕事をたいへんな状況に置いていると思います。介護業界の労働問題に通じる社会的背景があるコールセンタ

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    2020年02月24日
  • 大量廃棄社会~アパレルとコンビニの不都合な真実~

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    アパレル、食料からコンビニ店長問題まで。大量廃棄社会を概観できる本。自分服がどうやってできているのか、それを知るところから始まる、のは同意。化繊の入った服は高機能だが、ウェスなどとして再利用するのは難しい。結局、燃やすしかない。

    メルカリ社長のインタビューはちょっと無理が…

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    2019年09月18日
  • 大量廃棄社会~アパレルとコンビニの不都合な真実~

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    ネタバレ

    記事は相対的、fitセミナー
    尾原さん
    実習生と雇い主と企業
    圧倒的弱者
    リサイクルのジレンマ
    リサイクルのもともとのありかた
    ザトゥルーコスト
    最後の出口がない
    システムに問題か??

    10yc
    透明性
    セールのジレンマ
    クラウドファンディング

    ノルマは前年度の発注の実績をもとにする
    三方よしとほどほど
    販売機会ロス

    値上げを受け入れられるか
    知ることからはじめる
    フェアトレードはビジネスである
    山田進太郎
    限られた資源を分かち合う

    目の前のものと向き合うことが大切

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    2019年08月09日
  • 大量廃棄社会~アパレルとコンビニの不都合な真実~

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    食べ物の生産者さんのことを考えたことはあったけれど、今着ている洋服を誰が作っているのかは考えたことがなかった。

    そこを辿ると、ものすごく安い時給で働かさせられている人がいて、でも流行が過ぎたら、その人たちが作った洋服が着られることなくゴミになっているという現実があって。

    無意識のうちに自分はそこに加担していた。

    ファストファッションの良さもあるけど、物を買うときには、長く大切に使えるかということをよく考えて購入しようと思った。

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    2022年10月31日
  • 大量廃棄社会~アパレルとコンビニの不都合な真実~

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    原貫太のYouTubeきっかけで読んだが、非常に良かった。
    結論、安いから、とかなんとなく見た目が良いからということではなく、製造ストーリーや作り手のビジョンに自分の価値観が合うものを持つ、ということが重要だということ。
    なんとなく消費しているうちは消費者として未熟であるなと。
    製造者が思い入れのあるものを、安くではなく適正な価格で購入したいし、それを長く使いたい。
    安く買ってすぐに捨てるということは自身の価値観とも離反する。

    ただ単にSDGsだからと世間に流されるということではなく、自身の価値観の成熟を意識して、価値観と合うものを身につけるというのは成熟した大人としてあるべきだと思う。

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    2022年04月17日
  • 大量廃棄社会~アパレルとコンビニの不都合な真実~

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    資本主義というシステムは会計という武器を持ち、効率的で生産的な社会という幻想を生み出しました。一人一個の握り飯を毎日捨てる世界で飢えて亡くなる同胞がいる現実はファンタジーかホラーなのか?気が付かなけれならない時代が来ていると感じさせます。

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    2021年04月14日
  • 大量廃棄社会~アパレルとコンビニの不都合な真実~

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    ■感想:
    基本的にニュースとは「非日常」が取り上げられる。しかし、人々の価値観が変わることで、「日常」がニュースになる。

    人々に届かずして捨てられる新品の衣類、大量に捨てられる食品、利益を追求する故(販売機会ロス削減など)そのような大量生産の現状があるが、一方で、清潔で安全で嘘のない「安全な食品」を消費者が求め食品業界がそれに応えたことも背景にある。(産地偽造、消費期限偽造問題の裏返し)
    また、クレームをなるべく避けるために常に店頭に豊富な品揃えを用意するといった、これまた消費者の意識を反映した結果らしい。

    私達、消費者の意識が変われば問題となる業界の当たり前が変わっていく。





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    2020年12月21日
  • 大量廃棄社会~アパレルとコンビニの不都合な真実~

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    洋服と食品の大量廃棄について。その廃棄と向き合っている企業の例が紹介されていて良かった。
    やはりリサイクル促進ではなく、最初から大量に生産するのが良くないと改めて痛感。
    しかし消費者の意識も大事だが、最も重要なことは企業の姿勢だ。消費者は広告や商品を見て購買欲求を掻き立てられる。その欲望はある程度までは抑制がきくかもしれないが、そう簡単にコントロールできるものでもない。やはり、企業側が大きく方向転換しないと、エシカルは浸透していかないと思う。

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    2020年08月13日
  • 大量廃棄社会~アパレルとコンビニの不都合な真実~

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    日本人が昔から持っていた「もったいない」という感覚はどこへいってしまったのだろうか?食べれるのに捨ててしまう、まだ一回も袖を通していないのに廃棄されてしまう。作った人への冒涜です。衣類ならばちょっと流行りが遅れても着たいと思う人は多いだろう。経済的に厳しい人たちへ安く提供しても良いのではないだろか?もっと全国的な展開になってほしい。

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    2020年02月07日
  • 大量廃棄社会~アパレルとコンビニの不都合な真実~

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    名著です。衝撃的なテーマ設定とともに、10億枚の新品の服が捨てられているという算出根拠もあって、ビビらせてくれながら、それなりの解決しようと奮闘している方々のルポ、最後には、消費とは何かを考えさせてくれる。世界一豊かな国で、世界一食べ物が美味しくて豊富、世界一クリエイティブな日本の、影の惨状をしっかり目に刻め

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    2019年05月15日