アレッサンドラ・ヴィオラのレビュー一覧

  • 植物は<知性>をもっている 20の感覚で思考する生命システム
    読んだ直後は植物の知性は人間と違うな、面白いなというくらいだったが、時間が経つにつれて、これはある種生き方に革命的な視点転換を示す本なのではと思い至った。今いる環境から抜け出したいけれど、残念ながらそこで生きざるを得ない(動けない)という人に、オルタナティブを提示するかもしれない。
  • 植物は<知性>をもっている 20の感覚で思考する生命システム
    この本をきっかけに植物が大好きになったし、植物はとても興味深いと思った。植物どうしのコミュニケーションだったり、植物と動物のコミュニケーションはとても興味深く、植物の生き方に感心した。
  • 植物は<知性>をもっている 20の感覚で思考する生命システム
    植物に対しての認識が変わる一冊

    植物=癒し系
    と思っていたが、
    戦略的なかわいさ
    (人間に気にってもらういお世話してもらうため)かもしれないと考えるようになり、納得してしまった。
  • 植物は<知性>をもっている 20の感覚で思考する生命システム
     植物が、人間や動物と同じように動き、感じ、眠り、コミュニケーションを取るなど、知性と定義されるものを持っていることを提言した本。
     植物が地球上の生物の総重量のうち、多細胞生物の99パーセントを占めながらも、思い上がった人間が「我々こそが地球の支配者である」と思うようになった原因を探るところから始...続きを読む
  • 植物は<知性>をもっている 20の感覚で思考する生命システム
    植物の世界も「不思議な世界」満載。
    いかに人間が「思い込み」や「偏見」で、
    人間以外のものを見ているか、ということをこの本でも思った。
    植物と日々暮らしている僕は、「不思議さ」も感じさせてもらっている。
    しばらくは「植物」関係の本を読んでいきたい。


    〈本から〉
    植物は固着性(移動できないというこ...続きを読む
  • 植物は<知性>をもっている 20の感覚で思考する生命システム
    かなり興味深い。
    書き方も面白くてあっとゆうまに読んだ。
    動物も元々は植物だったんだろうと思うし、
    大昔に違う進化を選んだだけで、
    その後もずっとわたしたち動物と同じように、
    植物としての進化を続けてきているわけで、
    動物が高等で植物が下等なんて考えはおかしいわけで。
    これからは植物も兄弟と思う。遥...続きを読む
  • 植物は<知性>をもっている 20の感覚で思考する生命システム
    "地球で存在する生物の99.7%を占める植物。この地球を観察しているETは、この星の知的生命体をとらえる時どのような結論を見出すのだろうか?人類は知性を持ち、あたかもこの星の住人の如く過ごしているが、少数派であることを忘れている。
    本書は、植物に目を向けその驚くべき生態を紹介している。
    植物は動物の...続きを読む
  • 植物は<知性>をもっている 20の感覚で思考する生命システム
    とても刺激的で面白いです。
    今まで気付かなかったというか、考えなかった事に気付かされた感じです。
    今までの私のイメージでは、進化の最先端は、人間と昆虫で、集中処理と分散処理の最先端、というイメージがありました。
    でも本書を読んで、植物も進化の最先端に居て、著者は植物を昆虫に似たイメージで語っています...続きを読む
  • 植物は<知性>をもっている 20の感覚で思考する生命システム
    地球上の全生命の99.9%を占めるといわれる植物の複雑な生命システムにいて分かりやすく説明する本。動物よりも軽んじられている植物の凄さを啓蒙する本、という側面が強く、今までこのような視点を持っていなかった私にとって、目から鱗な話題が多くとても面白かった。
  • 植物は<知性>をもっている 20の感覚で思考する生命システム
    我々人間は得てして植物を取るに足らない生物とみなしがちであるが、それは(植物が動物のような「脳」を持っていないことと、実際には動いている植物を人間が知覚できないことに起因する)偏見に過ぎないことが示されている。
    植物は人間を含む動物とは異なる進化戦略を採った生物であり、動物と同様及び動物が持たない感...続きを読む
  • 植物は<知性>をもっている 20の感覚で思考する生命システム
    マンクーゾさんの本の一冊目。植物の「知力」を論じた本としては、のほうが、論理的な抑制の効かせ方という点で、「植物はそこまで知っている」の方が僕は好き。
    でも、マンクーゾの情熱とか、実際へのアウトリーチとか、好ましいのも確か。そういう意味では「未来を知っている」の方が、オリジナリティが高いかな。
  • 植物は<知性>をもっている 20の感覚で思考する生命システム
    面白かった。最初は、少しでも植木や花を育てた人なら誰でもわかりそうな事が書かれていて、飽き気味に読んだ。もっと実験の詳細や数値での提示が欲しいと思ったが、中盤からは分かりやすい文章で好感。様々な事例で、いかに植物か優れているかを論じ、また植物の知性を活かした将来も見据えてある。感動的。
  • 植物は<知性>をもっている 20の感覚で思考する生命システム
    植物も知性を持っている!何を持って知性とするかによると言えるが、漠然と認識していたよりはかなり高度な能力を持っているようだ。早回しの画像を見ると、植物が動物のように動くのがわかる。時間軸の違いだけなのか?いずれにしても、もっと柔軟な発想力を持たないといけないと感じさせられた。
  • 植物は<知性>をもっている 20の感覚で思考する生命システム
    人間は動植物の頂点にいる。
    言葉を操り、道具を使い、他の動物たちの精子を握り、植物たちを管理する。
    そんな思い込みは単なるおごり以外の何物でもない。
    人間たちは自身を万能だと思っているが、実は下等だと思っている植物たちに「使われている」だけなのかもしれない。

    植物に脳はない。
    しかし脳がないから知...続きを読む
  • 植物は<知性>をもっている 20の感覚で思考する生命システム
    植物の知性についての本。植物の権利と地位向上のための本と言っても良いかもしれない。植物の知性を理解するには植物と動物の違いを理解する必要がある。重要な臓器を持たず、それ故に脳がないこと。体の各部分が独立した能力を持ったモジュールで、それが集まったコロニーのような構造であること。どこかが食べられたりし...続きを読む
  • 植物は<知性>をもっている 20の感覚で思考する生命システム
    植物が人間や他の動物と同等、あるいはそれ以上に優れた生物であることを解説した本。植物の優れた特性、腫を広げるための驚くべき戦略の数々がたくさん紹介されていて非常に興味深い。ただ図版や写真が少ないので、紹介されている植物のイメージがつかめないところが残念。
    いずれにせよ、植物に対する認識が一変する良書...続きを読む
  • 植物は<知性>をもっている 20の感覚で思考する生命システム
    確かに本書が述べるように、植物は感覚をもっていて、コミュニケーションを行い、眠り、記憶し、他の種を操ることができるのですが、それを「知性をもっている」と表現しています。確かにそう思えるいっぽうで、新たにこんな疑問が私には浮かびました。「それじゃあ、植物は意志をもっているのだろうか」と。それとも、知性...続きを読む
  • 植物は<知性>をもっている 20の感覚で思考する生命システム
    とても良い

    地球上全体を見れば、その生物の中で動物はわずか1%程度の個体数しかない
    総重量でいうと0.3%しかない
    動物は植物がいなければ絶滅するだろうが、植物は動物がいなくなっても繁栄を続けることができる

    植物の根端は情報センサーであり情報発信ネットワークのひとつだ
    インターネットの形態はこ...続きを読む
  • 植物は<知性>をもっている 20の感覚で思考する生命システム
    結局、移動を選んだのが動物、定住を選んだのが植物。一見、動物の方が偉いように見えるが、植物が消え去ったら人間の生活は持たない。一方で動物が消えたら植物はこれまで動物に奪われていた領土を奪い返し、わずか数年で完全に取り戻すに違いない。

    コペルニクス革命以前、地球は宇宙の中心にあり、すべての星々が地球...続きを読む
  • 植物は<知性>をもっている 20の感覚で思考する生命システム
    知性があるのは分かったが何故?どうして?どうやって?まで踏み込んでいない。
    たぶんまだ知識の集積が不足していて、それだけずっと植物は軽視されてきたんだろうなと。
    植物からイノベーションくる?