石川湧のレビュー一覧

  • 十五少年漂流記

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    海外文学でおすすめの本を教えて欲しいと誰かに言われた時、
    私は間違いなくこの本を推します。

    中心人物は15人の少年。そう、皆少年です。
    大人なんていない、そんな中無人島に漂流する。
    それなのに彼らは生き延び、やがて生還する。
    まだどこか未熟な少年たちが
    かつてない過酷な環境で自分たちだけで生き延びる。
    時には友情や信頼が試される挑戦も乗り越える。
    …たくましすぎる。

    これを超える冒険小説があるのかと、疑問になるほどに
    完成度が高い。素晴らしい作品です。

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    2024年01月14日
  • 幸福論

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    同じ事を何度も何度も違う言葉で繰り返し、苦悩との向き合い方について語りかけた名著。特に、80〜93にかけてが、好きかなり

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    2013年12月07日
  • 幸福論

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    不幸を想像することで不幸が訪れる。
    幸福であらんと行動を続けることで幸福は獲得される。

    自分の感情をどう導いてやることが真の幸福に繋がっていくのかという問いへの答えが記された本。

    様々な自己啓発本が溢れる現代において、それらの存在価値を1冊で蹴散らせてしまうほどの魅力と実用性に満ちた本である。

    まさに枕頭の書。

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    2013年01月10日
  • 十五少年漂流記

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    最後の展開にはとてもドキドキしました。
    無人島でも力強く生きる少年たちがたくましすぎる!
    ヴェルヌのほかの作品も読みたくなりました。

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    2012年10月04日
  • 十五少年漂流記

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    僕の読書生活の原点と言っても良いであろう、思い出深い一冊です。いつの間にか、2年間の休暇中の彼らよりもだいぶ年を重ねているけれども、改めて読み返してみて、彼らから学ぶことは山のようにあります。

    そして、こんなにも面白くまた人生の目標にも成り得るような登場人物がたくさん登場する良書に(早いうちに)出会えたことを、嬉しく思いました。

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    2009年10月04日
  • 十五少年漂流記

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    4042022014  271p 1999・5・10 79版【概況】大型ヨット(スクーナー)に乗った15人の少年と一匹の犬が海で嵐に出合う。
    嵐との格闘に打ち勝ち陸地を見つける。上陸したその地で彼らは帰る手段を考える。
    大人が一人もいない状態でどうやって帰るのか?なぜ子供たちだけなのか?

    【勝手な感想】作品を通して時代背景が色濃く出ています。アメリカ・フランス・イギリスの覇権争い、黒人への差別(選挙権がないなど)が読み取れます。
     大人がいないのに少年たちはたくましいですね。
    この当時にしては高い知識と教養を兼ね備えた少年たちに驚嘆です。

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    2010年12月18日
  • 十五少年漂流記

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    ネタバレ

    面白かった。
    冒険物はやはり好きだと改めて思った。
    内容としては15人が協力し無事帰国できた事は出来過ぎではあるが、物語としては面白かった。

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    2025年10月19日
  • 幸福論

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    「幸福だから笑うのではない。むしろ、笑うから幸福なのだ。」
    理性、意志の力を重視した思想家アランの人生論。長年にわたり書き綴った文章をまとめたものだそうだ。幸せになろうとする意志、健康で、前向きに生きようとする意志。それらが実際に生きがいのある人生をもたらす。同時にアランは、愚痴、不平不満を言ったりする人は、自分が不幸になるだけでなく、周囲にも悪影響を及ぼすと説く。楽観主義者とも言われたそうだが、一度きりの人生、主体的に自らの人生を生きるべしというメッセージは力を与えてくれる。

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    2023年02月02日
  • 十五少年漂流記

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    この物語が作られたのは19世紀末のフランス。
    その後多くの国の言葉で翻訳され、子供から大人まで、多くのひとの冒険心をくすぐる。
    絵画であれば美術館で飾られ、音楽であれば「クラッシック」とカテゴリされるところ、本は紙に印刷されることで、今でも多くの人へ作者の意図そのまま愛されることができる。
    もちろん「絶版」として一部のマニアの嗜好品となるものもあるが、読む人が多ければ変わらずに世に出続ける。
    この、石川湧訳角川文庫版も既に60年以上重版され続けているし、他の出版社からも多くの翻訳版が存在する。

    もうそれだけで感動に値する。

    本の神様、ありがとうございます。

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    2020年12月29日
  • 十五少年漂流記

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    160年前の話で、今とは価値観が全然違う。どんどん動物を殺すのがショッキングだった。モコの扱われ方も、今問題になっていることから考えたら、受け入れられないものだけど。

    それでも、少年たちのサバイバル生活や工夫の様子、少年たちより前に流れ着いていた漂流者の存在、印象的だった。

    2年間の休暇という原題を聞いて、長すぎないかしら、途中で退屈しないかしらと心配したけど、おもしろかった!

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    2020年09月10日
  • 幸福論

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    読書録「幸福論」4

    著者 アラン
    訳 石川湧
    出版 角川書店

    p260より引用
    “ 不幸だったり不満だったりするのは、む
    ずかしくない。人が楽しませてくれるのを
    待っている王子様のように、坐っていればよ
    い。”

    目次から抜粋引用
    “いらだち
     惨劇
     野心家に告ぐ
     幸福な農夫
     なんじ自身を知れ”

     教育者であり思想家である著者による、人
    が幸福であるための在り方をまとめた一冊。
     フランスの将軍の逸話から意志を持って行
    動することの大切さまで、数多くあちこちに
    書かれた物を編集して作られています。

     上記の引用は、「幸福たるべき義務」と題
    された項での一節。
    自分にとっての楽しみ

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    2016年02月02日
  • 幸福論

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    フランスの哲学者、エミール=オーギュスト・シャルティエが1928年に発表した93個の幸せへのヒント。いわゆる一般的な哲学書よりはだいぶ読みやすいです。概念的な話ではなく、実践的な話だからだと思います。また、一つ一つの項目も短く簡潔にまとめられています。とても古い本ですが、ここに書かれている事は時代を越えた普遍的な内容です。今現在、漠然と世の中の流れに流されているのではなく、自分から幸せを掴みたいと思っている人には、何かしらのヒントが隠されているのではないかと思われる、最適な作品です。

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    2013年10月24日
  • 十五少年漂流記

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    たまたま止まった宿の書架にあったので読みました。

    漂流した15人の少年がサバイバル生活を送り生還する話です。
    少年たちの知恵や団結がとても面白く読めました

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    2011年04月16日
  • 十五少年漂流記

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    少年諸君は、憶えていただきたい。どんな危険な状態におちいっても、秩序と熱心と勇気とをもっていれば、きりぬけられないことはないのである】少年達のために書かれた冒険物語。

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    2009年10月07日
  • 十五少年漂流記

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    子供の頃に読んだ懐かしの名作。久しぶりに手に取ったが、翻訳に時代が感じられるものの、やはり面白かった。これ、探せばもっとくだけた訳本が出るんだろうなぁ。書き方によっちゃぁ、ハマりそうな少年冒険記。

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    2009年10月04日
  • 十五少年漂流記

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    読むとなかなか大人でもたのしめる児童書でした!少し人種差別的発言があるのはこの小説が出来た時の時代のせいなのかな?それでもそんなこと気にならないぐらい面白かったです!一度読んだことある人ももう一度読むのべき作品だと思います!

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    2022年06月11日
  • 幸福論

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    多くの名言があった。
    文章的に多少難解なところはあっても、内容的にはそれほど難しいことはなかった。
    ただし、実践となると、意外と大変そうだ。
    ひにくっているのか、本気で言っているのか、紛らわしい箇所もあった。
    時代を感じさせるような記述もあった。
    ウーマンラッシュアワーのコントのセリフを読んでいるかのような、勢いと流れを感じた部分もあった。
    第92章が、言いたいことがまとまっているように思えた。
    P263「悲観主義は気分に属し、楽観主義は意志に属する」
    本当にそうだと思う。
    P250「解きほぐせ、解放せよ、そして恐れるな。自由な人は、武装を解除している」
    これは、考え方においても、こだわりを解

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    2021年02月21日
  • 十五少年漂流記

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    小学生か中学生の頃の読書感想文の課題図書。
    さすがに再読なのでサクサク読めたし、冒険ものはやはりワクワクする。しかし、洞穴に住み始めあたりから普通の生活をしていて、大人目線でみるとこの少年達は凄すぎだろうと突っ込みを入れたくなった。子供の頃そんな事を思った記憶はないから、歳をとって現実的になったしまったんだなと思ってしまった。
    あと気になったのは訳が古いのか、現在では適さない様な所もあったりする。原本が140年近く前だから、訳もたくさんあるのだろうか。機会があれば別の訳も読んでみたい。

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    2020年04月23日
  • 幸福論

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    ネタバレ

    椿事
    不幸、恐怖とは、全て想像力による精神的なものかも知れない。
    現在で言う『認知』である。
    死について
    人間の考えが、恐怖を生む。

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    2020年01月29日
  • 十五少年漂流記

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    ネタバレ

    タイトル通り、15人の少年が島に漂着し、そこで暮らしていく話。伏線だとか、心理描写だとか、難しいことが一切ない。家に帰りたい、不安、非日常の楽しみ、自分達の知恵と技術だけで生きていく達成感、喧嘩、と大体このあたりの単語で網羅できる。ので、純粋にわくわくしながら読み進められる。
    悪党どもを容赦なく大砲で撃ち殺してしまうシーンは、表現の規制が厳しい昨今では久々に味わうものであろう。勿論、子供たちだけで戦うのだから容赦しては勝てないという事情はあるが。
    とにかく、難しいこと抜きにして読書したい場合にオススメ。

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    2017年12月06日