清原紘のレビュー一覧
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「あなたから見て誘拐された菅原ナオさんは、どんな子でしたか?」
「ドラえもんのジャイアンみたいな…」
乙一作品は初読だった…もしかして選択間違った?(;´∀`)
てっきり、ホラーな作家だと思ってたのに、このギャグなノリは一体なんなんだろう。
こっそり発信機を取り付けていた父親に「娘に変なもの取り付けるな!」と殴りかかり、 オーストラリアの土産と称して【コアラのマーチ】を身内に配る、
そんなナオちゃんが大好きです。
通勤中にはお奨めできませんが。
もうひとつの収録作の【しあわせは子猫のかたち】が対照的かなあ。
加納朋子の【ささらさや】に通じるような、暖かい幽霊の存在が泣け -
Posted by ブクログ
小説版はだいぶ前に読んだことがあったのですが、
漫画版が出ていたので買ってみました。
表紙見て少女漫画チックな絵柄だったので
不安はあったのですが、けっこうマッチしてますね。
笑いあり、ちょっぴり切なくなれる場面あり、
乙一の世界をよく表現できてると思います。
漫画化の常として省略されてる箇所が
多々あるのは仕方ないとしても、
原作を知らない人が読んだとしても
十分内容は理解できるレベルですので
安心して読めるかと思います。
漫画化にはあまりいいイメージがないので
正直それほど期待はしていなかったのですが
いい意味で裏切られました。
オススメです。 -
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衝撃の結末。全く気付かなかった。
最初、なんか体調悪そうなやつがいて、他のメンバーと比べたら元気ないし、前髪長いな〜くらいでこいつは犯人ではないな。もっというと、序盤で殺されるんだろうな〜くらい思っていた。
自分的には前半は中村紅次朗が犯人かと思ってみていたが、中村青司の妻、中村和枝とやってるんかい!ってそこでもプチ衝撃を受けた。
となると、エラリイが犯人かと思ってみていたが、、、衝撃の結末。
島で殺人が起きるたびに、本編は本島での小南と島田のやりとりに切り替わりる。
それが、また犯人像を絞りこませない演出として秀逸。
千織、オルツィ、アガサの中では
アガサ派です。 -
ネタバレ 無料版購入済み
タイトル通りの推理サスペンス物ですね。
万能鑑定士の女性の人並外れた観察眼と隠された謎があって、
それだけでもミステリーなのに不気味な事件も絡んでくる。
力士シールがどうなっていくのか?
落着したように見える今回の事件も、気になってしまいますね。 -
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絵がとても綺麗
コミカライズ担当の清原紘の絵が非常に緻密できれいである。原作本の遠田志帆のカバー絵も大変に目を引いて魅力的であるが、このコミカライズ版の絵もなかなかに魅力的である。ただストーリー展開は原作を先に読んだせいか、物足らなく感じた。あまりアクションシーンもないしな。
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中学3年生の芳山和子は、同じクラスの深町一夫、堀川吾郎とともに理科室の掃除当番だった。一人片付けをしていた和子は、誰も居ないはずの実験室からの物音を聞く。実験室に入った和子は人影を見るが、試験管からこぼれた薬の匂いで気を失う。懐かしい香り、あれはラベンダー。
その日の夜から和子は不思議な体験をする。起きたはずのことが起きていない、一緒に居たはずの人が覚えていない、事故に合う瞬間に別の場所に移動している。
なんど、和子はテレポーテーション(身体移動)とタイム・リープ(時間跳躍)の力を手に入れてしまったらしい。
以前の自分に戻るには、あの実験室の人影をみたあの場所に戻らなければいけない…。
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Posted by ブクログ
ネタバレ特等添乗員シリーズの第五弾。
今までよりも何でもあり感が強くなってきた印象だが、暴力団排除法が施行され苦しくなったリアリティのある姿になっていたのが面白かった。今回は組長のどら息子の嫁探しにつきあわされる周りのヤクザ達がとてもコミカルチックに描かれていて、クオンタム側で起きた女性同士のドロドロなシーンと上手い具合に対比になっていたので辛くならずに読むことが出来た。
今回のテーマは「空気」との闘いであると考えられる。
ヤクザのシンジケートを解散したいが、その他のヤクザに忖度し関係を引きずってしまう鮫吹や、絢奈と那沖の関係性に嫉妬した浜宮が陰湿な嫌がらせをその他の女子社員を使ってアンチな空気感を創