小倉朋子のレビュー一覧
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「日本の不思議」シリーズとは別カウントで、こちらは数ページごとにひとつの話題をまとめた構成になっている。
ただ、ベースはほぼほぼ同じで、マンガ・アニメで日本に惚れて来日して漫画家している著者が、日本を勉強・取材して感じたことを分かり易くマンガで構成した内容。
基本面白い。ただ「日本の不思議」でも感じたんだけど、必ずしも正しく無かったり、解釈の分かれそうなことだったり・・・。
所謂「諸説あり」部分な所が、そのまま紹介されることが多く観られる気がしてもどかしい。
全編通してなので、著者が漫画に構成するにあたって削ぎ落した部分に「諸説」が含まれてしまっているのかなといった印象。
例えば -
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「食事」とは大抵の人が毎日繰り返している作業。
漫然と行わずに一回一回丁寧に食と向き合うことで、人の五感は磨かれ、自分の選択に自信が持てるようになる。人生はより豊かになる。
では実際にどうすれば良いか?そのヒントが本書にはあらゆる角度から書かれている。
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例えば、「五感を磨く食事」
素材を見るだけでなく、匂いを嗅ぎ、咀嚼音を聴く。五感を使って食事をすれば、より良い素材を見抜く力も養われる。
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例えば、「食事のマナー」
マナーとは、自分以外のものに対し、身勝手な振る舞いをしていないか?という視点に立つところからはじまる。
決して自分をカッコ良く着飾るた -
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あまり啓発っぽくなく、淡々と書かれているので読みやすい
「いいもの」を食べるということではなく、「食べる」ことに対する敬意の話は確かにな、と思った
コンビニのおにぎりを食べるとしても、それに対して向き合う。本を読んで意識したのは、フェイス・トゥ・フェイスの法則。目の前の人との食事時間をしっかりと楽しむ。また、ちょうどその日の夕飯がカレーだったので、フォークで食べてみたのもよかった。
本に書かれていることは実践してこそ身につく。が、とっかかりのハードルは低くてよいと思っているのでちょうどよかった。平澤朋子さんのイラストが散りばめられていてかわいい -
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ある程度の年になれば、知っていて当然のマナー。
しかし触れる機会がなければ、知らないマナー。
どうしたらいいのか、どうすれば大丈夫なのか。
そんな疑問を解決してくれます。
してはいけない事、も書いてあるので
非常にありがたいです。
知識として持っていれば、そのうち使えるかも…。
仕入れてすぐ、使えればいいのですが
そんな機会もありませんしw
口に入れるのは斜めから。
きれいに食べる事を考えながら。
周囲の人間に、不快な思いをさせない。
最悪でも、これだけ憶えていれば
多分大丈夫です。
魚の上にある、はじかみ。
あれは、食べてよいものだったのですか…というのが
一番の驚きでしょうか? -
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名前だけは知っていたが、読んだことがなかった北欧女子、オーサさんのコミックエッセイ。
日本人でもしっかり説明できない、マナーやお金の慣習をプロに学ぶといった趣旨のもの。
食事の作法や礼儀は自分もウィークポイント…。改めて勉強したくなった。
知らなくても生きていけるけど、大人である以上社会の常識って知っておきたいですね。
知らなかった!と色々な情報に驚くオーサさん。
スウェーデン人のオーサさんだからこそフラットな気持ちでこの漫画をかけるんだろうな。
日本語を学ぶ回でも、敬称について外国の方は難しいのか!と新鮮な気持ち。
当事者の人に聞かないと分からない事ってある。
豆知識的な情報もりだくさ -
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マナーについて細かく解説している本ではなく、マナーの根底にある考え方にフォーカスした本だった。
マナーとは人をジャッジするものではない。まわりのすべてを幸せにする技術である。と冒頭に書かれているが、この本の中で一貫して主張されていた。
その時々の状況で周りに配慮した振る舞いを柔軟にできることがマナーのあることだと感じた。
とある国の大統領夫人に対するエリザベス女王の振る舞いの話が非常にわかりやすかった。
(女王から手を差し伸べられる前に自ら女王のお体に触れることは儀礼違反だが、知らずに夫人は女王の方に手を回してしまった、カメラマンがシャッターを切る瞬間に女王が咄嗟に夫人の腰に手を回しマナー違 -
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今まで生きてきた中で、自信のないものの一つが「テーブルマナー」です。ホント、恥ずかしいわ。
Over40にもなってきているので、徐々に身につけていこうと思い読書。
過去の食事シーンを思い出し、猛省しました。
参考になったのは”食べ方が難しい料理30選”です。
クロワッサンと納豆巻きの食べ方はすぐに実践できそうです!
クロワッサンに限らず、レストランでのパンの食べ方に悩んでいたのです。何故か自分だけパンかすがテーブルの上に激しく散らばるんです。
その原因が分かりました。
”お皿にクロワッサンの一部をつけてゆっくりちぎる
こぼれた生地はしっとりした生地につけて食べる”
お皿とパンの位置を気にし -
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学者肌というか、オタクというか、とにかく食べることに対する熱意が尋常でない。変わった人だなぁ…思想が強いなぁ…と思いながら読んだ。
章によって共感できるところと、正直そうでもないところがあった。
命をいただいているという謙虚さを忘れて、自分の食べやすさを優先するのが美しくないから、魚を食べるときはひっくり返してはいけない???というのがよくわからなかった。調達や調理はどうすればいいのだろう?
料理の項は参考にできそうだと感じた。小松菜のお浸しと、白菜炒めはぜひやってみたい。
「料理をがんばる」のではなく、「料理に救われる」のが手料理の本来の姿=手料理セラピー
ダイエットへの考え方も取り -
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ネタバレ外国人のオーサさんが日本を学ぶ本。
今までは外国人からみた日本の特徴や他国との違いだったけど、マナーや日本語の使い方や日本の曖昧な表現の対応の仕方などを学ぶ本で日本人でも知らない事が学べる本。
以下個人的に印象的だった事柄
・おしぼりは手を清めて神様、他の生命に敬意を払うものなので手以外を拭くのはNG
・割り箸にも種類と格式がある
・懐石(お茶会の際出される)と会席料理の違い
・敬称は難しい。例外ありすぎ。
・日本語に同音異義語が多いのは日本語の音が少ないから?あと短い言葉を好むから?
・日本人は言語的には太平洋の人達の子孫(縄文系)と言われているがDNA的には大陸系(弥生)の影響が強く、文 -