四季童子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
発の上下巻に分かれた長編。上巻であるため、下巻のためのエピソードといった印象は強い。特に前半のイタリアでの立ち回りはそのきらいが強く、ギャグテイストが強くてあまり緊迫感が無い。ITBで事件を起こすきっかけとなったスパイなのだからもっと重く扱って欲しかった感は否めない。
一方、その事件終了後から下巻へと続けていく流れは本当に素晴らしい。宗介は日常ではとんでもない奴だが軍人としては優秀なため、シリアスなシーンでは基本的に宗介は強く、不安を抱かせないような印象が合ったが、今巻ではそんな宗介だからこその悩みに焦点を当てて話を薦めていく。それまで読者にもあまり無かった視点を持ってこられているから意外性で -
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Posted by ブクログ
収録されている話のバリエーションが豊かな巻である。
最も印象的なのは書き下ろしの「エンゲージ、シックス、セブン」。マオと宗介・クルツの出会いの話。どういう出会いだったかはそれだけで面白いが、ミスリルのメンバー選定がどのように行なわれているかという組織の体制の情報が加わることで楽しみ方は2倍である。基本的にマオ寄りの視点で描かれているためマオの良い所が沢山出ている印象。しかし短編とはいえ敵に妙なコミカルさを付随する必要はなかったのではないかと思える。
完全にコミカルな「磯の香りのクックロビン」についてはいつもの短編らしい面に加え、「暴走する宗介を止めるかなめ」という普段の構図が成り立たない状況を -
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Posted by ブクログ
ネタバレ数年ぶりのフルメタでした。前作は終盤の5巻は読んでないのですが、ある程度はネットで知っていたので、滞りなく読めました。
ストーリーとしては1巻なので、主人公がDOMS(マオが社長の民間軍事会社)に入るところまでです。あとがきを読む限り、前シリーズみたいに、世界に関わってくるような話ではないようです。主人公は宗介のような過去もないですし、普通の青年とのことです。最後には純日本製の第三世代ASが出てきましたので、次巻には主人公がこれに乗るようです。
ヒロインアデリーナはロシア系の美少女。かなめはスタイル抜群ってタイプでしたが、アデリーナは引き締まった脚線美かな。表紙から足もろだしですし、作 -
Posted by ブクログ
一話づつの感想を
「与太者のルール」
サバゲーで対決ということで、宗介大暴走かと思いきや、普通の対戦でした。そうだよね、宗介は普通に強いからこうなるよね。なんだか、物語も進んできたからか、銃を向けることについて、かなめと宗介がわかりあったりしてますしすっかり良いコンビ。短編集の初めの方ならきっと無茶苦茶な話になったんじゃないかなー。あ、あとサバゲーやるならゴーグルしろよ。失明するって文章中に言ってるけど、挿絵ではしてないのはダメですよ。
「ご近所のサーベイヤー」
あんまり感想ないなー。かなめの日常って感じでもありますし、なんか宗介ともう夫婦じゃねえかって感じですわ。
「つぶらなテルモピュラ
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