佐藤達郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「人に好きになってもらう」「仲間を増やす」という考え方を知ってから広告に興味がわいていました。
そんな中で広告業界の先端で活動されてきた佐藤達郎さんが本を出版されたということで読みました。
「広告のカタチを辞めた広告」という考え方はそれまでもなんとなく感じていましたが、改めてこの本でそれが意味することが整理された気がします。
差別化が必ずしもプラスではないこと
シンプルメッセージ×リッチコンテンツの法則
トーカビリティという視点
what to say /how to say というフレームワーク
目からウロコなことがいっぱい詰まっていて、勉強になりました。
そういえば、私自身押し付け -
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Posted by ブクログ
アイデアを選ぶ方法を言語化していてわかりやすい。自分の中で選ぶ基準が曖昧なので参考になる。
基本的に大事なことは
言語化、方向性、理屈でキーメッセージ・コンセプト作り。
以下、選ぶ方法の備忘録。
①一枚の紙に一案アイデアをだしまくる(効率的にシェア)
②粗選り。方向性ごとに分類。3つ〜6つ位の山にする。
③山ごとの案で順番をつける。(縦の整理)いいものは上に。
④方向性の分類を入れ替えてみる。(横の整理)山ごとの案をくっつけたり離したり。
⑤方向性ごとに一等賞をきめ、3案に絞る。
⑥最後の一案を感覚も動員して決定。論理的検討をつくした上で自分の勘を信じる。ブレるな。
これらが大 -
Posted by ブクログ
カンヌ国際広告祭といえば、捻りが効いていてクスリと笑えるものが受賞するんでしょ?という疑問があったけれど、この本を読んで、その舞台裏は結構大変で複雑なんだなぁと思った。特に今はコマーシャルの方法が千差万別で、しかもそれが有効かどうかという根源的な問い掛けが常にされている状態では、コマーシャルのあり方も刻一刻と変わっていくのだなぁと思った。
でも、前半はカンヌ国際広告祭というものがある、ということを知らないとなかなか興味を持続しづらいと思う。後半は変化していく消費者の好みの中で、コマーシャルの在り方を考えていくという本質的な部分に入っていくので、こちらのほうが興味深かった。コマーシャルって邪魔 -
Posted by ブクログ
カンヌ国際広告祭という世界最高峰の広告賞から激変する広告のカタチを論じた一冊。ふるくから「広告はラブレターだ」と言われることがあったが、広告がラブレターである時代は終わり、広告は関係構築型のリアルな恋愛に近づいてきたという主張がされていた。また広告の非広告性というものが重視され、従来の広告らしい広告は現代の消費者には受けいれられにくいと述べられている。詳細に商品のベネフィットを受信者に伝えるのではなく、あくまでのブランドとしてのWILL、意志を伝えること、広告らしくなくコンテンツとしてトーカビリティがあり、アド・アボイダンスの対象にならないものがしばらくの理想型なのだと言われている。具体的な事