・初版は昭和59年(1983年)。まさかこの後、バブルが起こって、更に弾けて、その後、
日本が20年も停滞するなんて、著者たちもビックリでしょうね。
・日露戦争で勝利した日本軍はその時の成功法則(大艦巨砲主義と白兵銃剣主義)に縛られ、その後の第2次大戦で大敗してしまう(特定環境に適合し過ぎると、環
...続きを読む境が変わった時に脆い。成功者の呪い。)
・日本軍の組織運営は、戦後の日本企業に引き継がれ、それが高度成長の原動力の1つとなったのではないか? だとしたら、成功に浮かれ、環境の変化について行けなくなった時、日本企業に危機が訪れるのでは? という警告の書。
(実際、日本はバブル崩壊後、失われた20年を過ごす訳ですが…)
・変化し続ける組織がだけが成功を維持できる、という論理は「ビジョナリー・カンパニー3」(2010年出版)と同じかも?