久保田競のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ〈第一部〉脳が良くなる1日の過ごし方、悪くなるすごし方
〈第二部〉脳を壊すもの、脳を発達させるもの -様々な観点から
〈第三部〉NO-GO、ランニングと脳——ニート、引きこもり、うつ
〈第四部〉実践!世代別、脳の鍛え方——〇歳〜十五歳篇
〈第五部〉実践!世代別、脳の鍛え方——十六歳〜高齢者篇
〈第六部〉高齢者の認知症とリハビリ〜現在の対処法には間違いが多い!
〈第七部〉さらに脳を良くするために——こんな脳の本は信じるな!
---------------------------------------------------
〈第一部〉脳が良くなる1日の過ごし方、悪くなるすごし方
・知的能力に一番関係があるのは前頭前野
・知的能力を高めることと、運動能力を高めることは密接不可分
・神経細胞は、ストレスや老いによって、死滅してなくなっていく。死んだ神経細胞は二度と復活しない。
・快感を起こす刺激は全部いい。おいしいものを食べる。何か行動をする
・脳を良くする上で一番大切なのは、”自分の好きなこと(好奇心を刺激すること)をすること””体を動かすこと”
・体を動かすことが快楽になるよう工夫する。運動がゲームになっている。いろいろ思考を巡らせながら走る。
・規則正しい生活が基礎
・人と話さないと話す能力と同時に話を理解する能力も衰える
・とにかく大切なのは「記憶し、思い出し、比較する」こと
・こう考えたら楽しくなるな、達成感があるな。テレビもただ受動的になんとなくみるのではなく、つっこみを入れたり思ったことを超えに出したりして脳をフルに使う。脳を大切にする。
---------------------------------------------------
〈第二部〉脳を壊すもの、脳を発達させるもの -様々な観点から
・体を動かしたり快い刺激を受けたりお金を得たりおいしいものを食べたりほめられてりしたときに、快感物質であるドーパミンが分泌される。この物質が考える力、運動能力を向上させる。
ものは考え方次第。楽しくなるアイデアを出そう!
・「癒し」はぼーっとしている状態。癒されてばかりだと脳の働きは低下。起きている間はモノをよく考えたほうがいい。
・我慢したら何かごほうびがもらえる、良いことが起こる!
→1日の終わりに自分の趣味な時間を作る!
・GABA細胞の力で若いころはモノが細かく見える。年をとるにつれ、ますます五感をフルに使おうとするほうがいい。
---------------------------------------------------
〈第四部〉実践!世代別、脳の鍛え方——〇歳〜十五歳篇
・好奇心をもって、しっかりと覚えようと何度も繰り返し覚える、ときどき記憶を呼び戻してみる。これをすればシナプスの数を維持・補強しできる。
---------------------------------------------------
・4、5部は子供の教育の際に参考になることがたくさん書かれている。ふと思い出したときに読み返そう。 -
Posted by ブクログ
やせる必要があるオイラ。もともとジョギングは大好きなんですが、最近太りすぎてはしれません。
スロージョギングっていう言葉に惚れました。
曰く、スロージョギングは、ウォーキングの2倍のカロリー消費と、通常のランニングと同等の持久力向上効果を併せ持つ。
曰く、スロージョギングは、最大酸素量の50%程度で走る。主観的運動強度では、「笑顔が保てる、鼻歌が歌える、おしゃべりできる」のジョギング。
曰く、足の付け根で着地する「フォアフット・ランニング」が良い。足の付け根のあたりから着地する。この部位はかかとのおよそ2倍の面積があり、同じ衝撃がかかっても力が分散される。
おすすめ度は、5点中、4,8点。
でも毎日3週間続けないと、習慣化されないんだって。 -
Posted by ブクログ
ネタバレスロージョギングの奨め。
以下、チェックした言葉。
1.地中海食(オリーブオイルと魚介、野菜、豆類、赤ワイン)
2.足先から着地する、フォアフットという足使い。ナンバと同じか?
3.走れない時は、スローステップ。(台踏み)
4.人類は走り続けるために進化した。(「Born to Run」マクドぅーガル、NHK出版)スカベンジャー(死肉あさり)=人間は肉食獣が倒した草食獣の肉を、肉食獣を追い払って手に入れていた。
5.体脂肪1キログラムは7000キロカロリーに相当するので、これを1ヶ月で落とすには、7000キロを自分の体重のキロ数で割った「距離」を1ヶ月かけて走ればいい。(目安)体重が70キロなら、月に100キロ、1日当たり3.3キロ走ればいい、というお話。
6.スロージョグで脳の働きをよくする工夫。スピードを変える。コースを換えてみる。(刺激)
7.ストレス&ザ・シティ、人口10万人以上の都市は、統合失調症発症のリスク大。 -
Posted by ブクログ
脳科学に基づいた生活習慣について解説。第7章では、巷にあふれる脳関係の本(ゲーム脳、音読・計算ドリル)についての批判も展開されている。
・ドーパミンの分泌によって、思考を司る前頭前野、記憶を助ける海馬、筋肉運動を起こす運動野、筋肉運動を調節する運動連合野の働きがよくなる。おいしいものを食べるなど、快感を起こす刺激は脳に良い。
・自分の好きなことをすること、体を動かすことを生活に取り入れる。
・通勤・通学時に片足立ちをする。
・ミラー・ニューロンの働きにより、見ているだけで運動がやりやすくなる。
・ワーキングメモリーの能力を高めることで、考える力が増し、決断力が増す。
・場所法:ある場所へ行く道の各ポイントに順番に覚えたいものを置いていく。
・その日のできごとを思い出してすべて書き出す。
・週にジョギング1.5時間または早歩き2.5時間すれば、認知症になる時期が遅くなる。
・脳波を特定の脳領域の働きと対応づけるのは難しい。 -
Posted by ブクログ
朝活関連の本としては、これが初見であるが、
ほかの本を読まずにこの本を読んでよかった。
朝活の有効性を研究結果から得られた、ファクトベースで語っているので、
とても説得力がある。
たとえば、なぜ難しい・面倒な仕事は朝にやれというのか、
ということについて、コルチゾールというストレスに耐えるためのホルモンの分泌が、起床後20分で最高値に達し、それ以降は低下していくという研究結果があるからだ、と説明している。
ただこれをしなさい、ではなくて、これをするとここがこうなるので、
こういう効果があります、というように説明してくれています。
この本を読んでみて、自身の生活習慣の乱れに危機感を抱き、
改善のために朝活に取り組む決意ができました。 -
Posted by ブクログ
前著から引き続き、エビデンスに基づいた興味深い面白い内容を分かりやすく記述している。脳科学を教育に活かしていこうという潮流、老化や脳損傷に対して、脳科学がいかに役に立つかなど満足した内容でした。脳を良くする食べ物に関しての内容は前著や他で今まで言われていたことであり、真新しい内容を期待していたので少し残念だが、食習慣と脳の関係は初めて知った内容。この本を通しての大きな主張というものはなく、最新の研究結果や知見をたくさん分かりやすく、今の段階ではここまでわかった、この程度の事は言えるというふうに誠実な姿勢で紹介している本。他の著者の脳関連の本を多く読んでいる人にはもっと突っ込んだ考察がほしいところだがこの本の性格上難しいかな。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ脳学者で大御所である久保田さんが書いた、
脳を活性化させるためには、何が有効化が書いてある本。
ほかの動物と人間においてもっとも違う点は、
前頭前野が大きく発達していること。
そして、前頭前野はヒトが二足歩行になり、
両手が自由になり、手を使ったから発達したと考えられていたが
どうやら、肉食獣を追って長時間はしるために発達したとう事だ。
30歳を過ぎて、有酸素運動に大きく傾倒していった自分にとっても
非常に大きな発見であった。
また、テレビやインターネットで大きく話題となっている
脳科学関係の書籍に対しても、
『ここまでは、言える』
「此れはいいすぎ」
「テレビに出演している機会が多すぎる人は研究活動を行っていないため、言動に信頼性が低い」等
納得のゆくことが多い内容であった。 -
Posted by ブクログ
日本における「脳機能」の最高権威。脳トレの川島教授の指導者でもあった。
思考を司る「前頭前野」、記憶を助ける「海馬」、筋肉運動を助ける「運動野」、筋肉運動を調節してなめらかに起用に動かす「運動連合野」。これらはすべてドーパミンの影響で働きがよくなる。快感を起こすことによってドーパミンが出る。
ドーパミンが出るのは、おいしいものを食べる時、お金を得るとき、体を動かす時。うまくつきあえば、ゲームやネットも脳を発達させつのに役立つ。
一番大切なのは「自分の好きなことをすること」「体を動かすこと」。運動のない生活をしていると脳が萎縮が早まる。
人間の脳は情報を入れるだけ入れた方が機能が向上する。まさに無限。「記憶し、思い出し、しかし積極的に思い出さないようにすれば(壁を作る)、忘れることもできる。
脳科学者が認める唯一脳によい物質は「アセチルコリン」。納豆や豆腐、一部チョコレートに含まれる。
ストレスが起こると副腎皮質が働いて、ストレスホルモンである「コルチゾール」が分泌される。それが脳に入り、海馬に届いて、海馬のシナプスを壊してしまい、結果海馬が小さく萎縮する。ストレスで記憶力や思考力が低下するのはこのような理由である。
「癒やし」は前頭前野がリラックスするが、「ボーっとしている状態」が続くと脳の働きは低下する。好きな音楽を聴いていることは脳を発達させる。音楽に合わせて踊ると前頭前野の下の方がよく働く。
恋愛は脳によい。アイドルやアニメのキャラクターなど身近な人でなくても、愛を感じる方が感じないよりは脳によい。
ワーキングメモリーとは、「通常の記憶とは異なる種類の記憶で、やり終わったら忘れていい、行動がすんだらいらなくなる、一時的に覚えておくべき記憶」。係わる領域は前頭前野の46野。トランプの神経衰弱は、このワーキングメモリーの能力を比べあう遊び。何桁もの数字の記憶、RPGゲームなどでワーキンメモリを鍛えられる。
「積極的に何かをしない」ことを「NO-GO」と呼ぶ。意識して「NO-GO」を行うときには脳の8野が働く。感情の働きによって行動をやめる時には11野が働く。「何々をしてはいけません」と叱るのは子供のストレスになるので、何かをしなかったら褒めることにより、何かをしないことを学ばせるとよい。これができないとキレる子供になってしまう。
世代別脳の鍛え方
生まれた直後から3歳までにいろいろな働きを覚えさせていくと、脳がよく発達した子供になる。手を使う、足を使う、しゃべるなど。
4~7歳頃までの脳にいいのは大人の真似をして親や友達と遊ぶこと。英語などの外国語を本格的に教えるのもおすすめ。
8~15歳は頭頂連合野が一番発達する時期なので、知識を詰め込む、暗記を繰り返すことで脳が発達する。本をたくさん読ませることがいい。小説でも漫画(図形認識力を高める)でも。
試験に備えては、規則的な生活習慣をつけることが大事。ストレスを感じると記憶力は弱まるので試験前に家族や友達とけんかするのは、とてもよくないこと。
16~20歳は、体を鍛えることが脳のためにも重要。
36~60歳は、脳の働きの低下を食い止めるためにも、意図して脳を鍛えるべき。生活習慣病は脳にひどくダメージを与える。
脳の研究の発達は著しいので、2000年以降に書かれた脳科学者の本しか信用できないと思ったほうがよい。脳の一部ではなく全体を研究している「神経科学」が専門の脳科学者でないと脳全体を見ることはできない。脳トレの川島教授の理論はまだ仮定段階とで、研究結果を待っている状態。養老孟司さんの本はエッセイとしては秀逸だが、ご自身は解剖学者なので、脳のことは専門外で記述にも誤りがある。