夏来健次のレビュー一覧

  • ネクロスコープ 下 死霊見師ハリー・キーオウ

    Posted by ブクログ

    ・ブライアン・ラムレイ「ネクロスコープ 死霊見師ハリー・キーオウ」(創元推理文庫)を読んだ。上下あはせて700頁超、結構な長さである。この作品、「一九八六年に発表された、新生ラムレイの第四作、『ネクロスコープ』こそ、ラムレイが専業作家としての地位を確立した最初の傑作なのだ。」(宮脇孝雄「解説」下374~375頁)といふ。ラムレイは「一九六八年にラヴクラフト風の短篇『深海の罠』でデビューした」(同372頁)さうであるから、この時点で既に相当のキャリアがある。ただし、それは副業であつて、作家を本業としてはゐなかつた。 自作年譜に、作家活動を「これまで楽しみのために(そして、ほんの少しの収入のために

    0
    2019年09月10日
  • 幽霊狩人カーナッキの事件簿

    Posted by ブクログ

    思ったより、コズミックホラー度合いが低いのがちょっと残念でした。
    短編のいくつかは単純な事件だったりしますし。
    それでも、「異次元の豚」など一部の話では異形の存在が出てきたりと、雰囲気は楽しめるのではないでしょうか。
    なんとなく、電気に過度な期待があるようなそんな時代の話でした。ノスタルジック?

    0
    2018年11月12日
  • ボレアの妖月

    Posted by ブクログ

    タイタス・クロウサーガの第5巻。だが、主人公タイタス・クロウはまたも登場せず、前巻に引き続きハンク・シルバーハットと、クロウの親友ド・マリニーがイタカを向こうに回して大立ち回りを繰り広げる。
    イタカがものすごく矮小な存在になってきてしまっているのが残念。ハンクとド・マリニーが超人すぎるのだろうか? あと、斧最強。

    0
    2017年04月11日
  • ジキル博士とハイド氏

    Posted by ブクログ

    石丸幹二主演ジキル&ハイドを観て、原作を大まかにしか知らなかったので気になり劇場で購入。
    ミュージカルの原作として興味深く読めた。
    結末、ストーリーなどわかっていてもミュージカルと違った部分も面白く、何よりもこれが1800年代に書かれていたことに驚いた。この作品がのちの文学(コナンドイルなど)に影響を与えたことが頷ける。

    0
    2016年03月25日
  • ジキル博士とハイド氏

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    二重人格の代名詞でもあるので
    なんとなく知っていたけれど、
    二重人格?想像していたのと違ってた。

    いい意味で裏切られて
    おもしろかった。どきどきしました。

    0
    2011年07月11日
  • 幽霊狩人カーナッキの事件簿

    Posted by ブクログ

    コアなファンも多いようだが、う〜ん、という感じ。友人4人を呼びつけて、カーナッキ自らが解決した事件を語って聞かせるという設定なのだが、「理解できるかね」「想像できるかね」等々、確認を促すような問いかけが頻々とあって、いささか鬱陶しい。“究極の恐怖”として語られることに対しても、あまりそう感じられなかった。まだ擦れていない若いうちに読んだのなら、また違った感想を持ったかもしれないが。
    収められた10編のうちでは、「角屋敷の謎」、「魔海の恐怖」の雰囲気は好き。
    ――The Casebook of Carnacki the Ghost Finder by W.H.Hodgson

    0
    2010年02月24日
  • 幽霊狩人カーナッキの事件簿

    Posted by ブクログ

    オカルトかな?ミステリかな?
    幽霊探しを生業(?)にする主人公はA.A.ミルンのとか、ポール・ギャリコのとかで読んだことがあるが、
    全体的に明るい雰囲気だった印象だった。

    カーナッキはもう少しオカルト寄り。
    全体的にイギリスの雨模様といった薄暗い雰囲気。

    いい雰囲気出てます。

    0
    2009年10月04日
  • ジキル博士とハイド氏

    Posted by ブクログ

    あれこんな話だったっけ、という感じ。良くも悪くもなく純粋に。百年前にこんな話を書けたのがすごいのか、百年前だからこそ生まれた想像力なのか。ジキルとハイドが同一人物であることを知らなかったらどれだけ楽しめただろうと思った。

    0
    2009年10月04日