ロビン・ホブのレビュー一覧

  • 黄金の狩人1

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    15年後。フィッツ・シヴァルリ・ファーシーアは、貧しい農民トム・バジャロックとして、年老いた狼のナイトアイズ、もらわれ子のハップとともに暮らしていた。怒濤の前3部作に比べてずっと平和で穏やかな導入部。フィッツはすっかり大人というより爺さん化してきてるし、ナイトアイズは相変わらず。ただしこちらは本当に老いているようだ。

    小屋には入れ代わり立ち代わり様々な客人が訪ねてくるが、フィッツの反応や感想が違うのがなかなか面白い。まったく歓迎されないシェイドは不憫だ。そしてスターリングの、どこか影のあるしたたかさは変わってない。

    その間、前作では語られなかった空白部分が明かされる。

    フィッツは今の穏や

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    2010年06月06日
  • 黄金の狩人1

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    表紙はフィッツとスターリング

    フィッツは名前を変えた。
    道化もゴールデン卿になった。
    隠遁生活からバックキープに戻るまで。
    前振りが長い。これだけで一冊である。シェイドとの対面は緊張感がある。

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    2018年10月15日
  • 白の予言者2

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    ネタバレ

    王子と族姫が婚約するが、外諸島人たちは歓迎のみではない様子。ドラゴンを狩るため氷河へと向かったところ、なぜか先回りしている道化とする。雪山でドラゴンへのトンネルを掘っているところで、毒によりフィッツの技の魔法が失われるところまで。
    いまだ大きな展開はないが、それでも先を読みたくさせる点は良い。

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    2015年12月09日
  • 白の予言者1

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    ネタバレ

    前作から続き、秘密を抱えて人間関係や政治的状況に翻弄される主人公。ブリッチに生きていることを明かし、王子と外諸島人の姫の婚約を進めるため、島に渡ったところまで。

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    2015年12月07日
  • 黄金の狩人2

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     急遽バックキープに戻ることになり、その後王子を探す旅へ。
    さまざまな感情にさらされながらも、技を使って王子を追い求めてゆく。
     ものすごく年取った気がするけど、確かに15年は長いけど、
    フィッツはまだそんな年じゃないよね。

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    2010年07月06日
  • 黄金の狩人1

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     傷ついた者にとって、癒しの時間を持つ事は必要だ。けれど過去を封印したままでは、何も始まらない。逃げる事も必要だけど、逃げ続ける事はできない。
     触媒が存在する事により、その周りではさまざまな変化が起こる。本人に自覚は無いかもしれないけれど、その一言が、その行動が、大きな影響を与える事がある。
     それぞれの人間が影響を与え合い、新しい物語が紡がれてゆく。

     続編としての導入。前作の後の時間と、新たな問題提起。2巻をすぐに読みたくなる。

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    2010年06月30日