岡本卓のレビュー一覧

  • ザ・パターン・シーカー: 自閉症がいかに人類の発明を促したか
    自閉症研究に尽力されているコーエン氏。
    何故ホモサピエンスが地球に適応できるように進化してきたのか。
    発明はどのように生まれていくのか。
    それは【システム化能力】と【共感性能力】によるところ。
    脳の機能の使い方を明快に解説されているところが刺激的だった。
    人類の多様性がもっと解明されていくことを期待...続きを読む
  • アルツハイマー病とは何か
    アルツハイマー病について、とても良い勉強になった。2014年時点での最新情報が書かれている。
    アルツハイマーは、本が書かれた時点では、治療法が発見されていない。認知機能が徐々に衰え、家族すらも認識できなくなり、5年以内くらいに食事や呼吸も困難になり、死に至るそうだ。
    本書では、現在判明している、予防...続きを読む
  • アルツハイマー病とは何か
    最近Time Onlineで書かれていたアルツハイマー病に関する予防的アプローチはこの書籍でほぼ網羅されていた。著者はもともと研究の第一線で活躍し、幅広い見地を持ちながら現在は北海道で家庭医をしながらアルツハイマー病を身近に接してそれを理解に努めている。これまでの科学的なアプローチなども紹介し、アミ...続きを読む
  • ザ・パターン・シーカー: 自閉症がいかに人類の発明を促したか
    サピエンス全史に近い話かもと思いつつ、読み進めていたら、後半でハラリさんの話が出てきました。

    システム化回路(SQ)と共感回路(EQ)の2つの能力でホモサピエンスは繁栄した。

    脳タイプ診断表があるので、自分の脳タイプがわかります。

    システム化能力が高い人の子供は自閉症になりやすい。

    システム...続きを読む
  • ザ・パターン・シーカー: 自閉症がいかに人類の発明を促したか
    一見無秩序な世界に何らかのパターンを見つけだすこと。それはヒトの進化に大きく関わり、自閉症や多くの発見・発明者に共通するシステム化マインド。

    自閉症遺伝子が人類の歴史を牽引してきた。

    一方で、自閉症が苦手とする共感性も、ノア・ハラリが言うように認知革命を通して大きく人類の進歩に寄与してきたことを...続きを読む
  • ザ・パターン・シーカー: 自閉症がいかに人類の発明を促したか
    if and then という考え方をベースに人類と動物の思考や行動の違い、私たちの祖先の脳に起きた変化まで考察されていて、何かを産み出すために必要な要素を突き詰めて考えられていた。印象に残ったのは2003年ごろMITがシステマイザー交配のペアリングパターンを拒否したという記載。こういった拒否感が薄...続きを読む