大原まり子のレビュー一覧

  • マジック・ポイント

    無料版購入済み

    やっぱり岡崎京子さん好きだ。幸福になる秘訣は「美しいものを見て美しいと感じること。人生に横たわるあらゆるものごとに楽しみを見つけ喜びを覚えること。何が好きで何が嫌いかハッキリ言える趣味を持つこと」このセリフとても好きだ。

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    2022年09月30日
  • 一人で歩いていった猫

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    およそ40年前の作品。大原まり子のデブュー作。あとがきの、踊るような喜びが、フレッシュである。解説は、中島梓。

    銀色にかがやく翼もつ赤い 天使猫  、の、
    美しいイメージにひかれ、カバーイラストを参考に、オヴジェを何体も作って、人に、プレゼントしていた20代の頃。もう、あんな集中力は、難しくなった。

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    2020年08月29日
  • 吸血鬼エフェメラ

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    群細を見る を押したとたん、 Mr.Children ロックンロールは…の、サビの歌詞が、頭に歌われ出した。

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    2020年08月15日
  • 一人で歩いていった猫

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    超能力者、異星人、星間戦争、種族の興亡、平行世界、タイムパラドックス、数千年数万年に及ぶ壮大な歴史…。この過剰なまでのSF性は癖になる。

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    2012年05月18日
  • 一人で歩いていった猫

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    本編は勿論好きだけど、表紙の加藤直之の絵が好き。
    中学生の頃、授業中に読んでて泣きそうになってこまったな〜。

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    2010年01月28日
  • 処女少女マンガ家の念力

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    ネタバレ

    ジャンル的にはSFにカテゴライズされるそうですが、スペースファンタジーじゃなくて少し不思議系。
    サイエンスフィクションの度量の深さを感じます。エロ系じゃないです。

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    2011年09月08日
  • メンタル・フィメール

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     日本の初期サイバーパンク小説としてSFマガジン2014.11月号に紹介されていたので手に取る。サイバーパンクといえば、ニューロマンサーのイメージしかなかったので、寓話的というか、イメージ主体の本作は意外だった。
     
     あと、手にとった理由は女性の作家だったから。偏見かもしれないが、ロボットや宇宙が多くを占めるSFは男性が多いというイメージがあってそこの女流作家というだけで、興味がわいた。
     ファンタジーで包まれている割には、よく考えるとぞっとするような話もあり(惑星で一人暮らす老人のもとにある日、宇宙を漂う親子の鳥やって来る。仲良く暮らす3人だったが、最終的には老人はその親子の体内で溶けてし

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    2018年12月22日
  • メンタル・フィメール

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    知り合いに借りた大原まり子の短編集2冊目。
    前に借りた「銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ」よりも
    俄然サイバー・パンクな作品群だった。
    面白いなと思ったのはサイバー・パンクな世界観の中で
    男女の人間関係などを扱う部分がウエートを占めていて
    とても女性的な感覚が見えるところ。

    「メンタル・フィメール」を含めていくつかの作品では
    世界はコンピュータに支配されている世界観の中で
    人間だけでなく異形の者やコンピュータにも心や感情があって
    単純な人間だけの世界を描いた作品では見せられないような
    精神の深いところまで降りていくような描写がされていて面白かった。
    ただSFなので展開が突拍子もなかったり

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    2009年10月04日
  • 一人で歩いていった猫

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    短編集 直立二足歩行の天使猫
    竜そっくりのラジェンドラ人。
    新しい才能現る! と期待した記憶があります。

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    2009年10月04日
  • 一人で歩いていった猫

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    大原まり子の基本。中学生だった頃、夢中になって読んだ。異星人と地球。天使猫。銀色の翼。嗚呼。こんな世界を創作できる作家は、当時からの憧れでした。日本SFの基本。ぜひ読むべき。

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    2009年10月04日
  • 未来視たち

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    初めて読んだおおはら作品。短編集ではあるが、時代や次元(?)をかえて少年と少女の物語が綴られている。
    サイバーパンクに興味がある人にほんとにオススメ。というか、パンクに惹かれるものがなければ読み解くのは難しいかも。

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    2009年10月04日
  • 一人で歩いていった猫

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    人類が銀河に広がった数千年後、どんな環境にも適応できる猫人間は機械人類により絶滅の危機に瀕しています。そんな設定の短編が4話。猫人間は猫耳のかわいい生き物ではなく、カバーイラストのとおりちょっと怖い生き物でした。

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    2021年11月18日
  • アルカイック・ステイツ

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    SF。スペースオペラ。政治。恋愛。
    政治的なやりとりが多い作品は苦手なんですが、この作品は意外と読みやすかった。

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    2021年04月18日
  • マジック・ポイント

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    おしゃれと正直のかたまりです。ふわふわ、ざわざわ。どの作品でも読み返すたびに思う。いまをどう描くかな、と。回復を心から願いつつ。

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    2012年05月31日
  • タイム・リーパー

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    サイキックアクションといった感じで、タイムトラベルに主眼を置かれていない印象でがっかり。ただ時間解釈に興味深い点もあり。とくに用語(「時を織りなおす」「ブリッジ」とか)

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    2011年09月23日
  • タイム・リーパー

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     歴史的事実など存在しやしないのだ,という,すさまじいばかりの哲学が,IEOで働く人間全体にのしかかってくる。流れる水面をひろがってゆく墨のように現実はうつろい,やがて混じりあい,形そのものを失ってくずれてゆく。
     時はホコロビだらけの織物で(おっと,これはヒロタ課長の口グセだった),たぶん,記録保管部の努力がなければすぐにもバラバラに吹っ飛んでしまうのだ。
    (本文p.17)

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    2009年10月04日
  • 一人で歩いていった猫

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    ネタバレ

    表題作「一人で歩いていった猫」の冒頭の句にやられた。

    『これはかつて“猫”と呼ばれた人間の物語である。
    猫は比類なき知性に恵まれていたが、おおかた先祖は地球産の猫だったので、外見は直立二足歩行の化け猫といったところだった。もっとも、中には北極グマを祖先にもつ者もいたのだが、例の“猫は猫に帰れ”運動の大旋風のあおりをくらって、誰も彼もが黄金色(イエロー・ゴールド)の目に赤い毛皮をもつ猫形態(キャット・フォーム)になってしまった。
    この物語はそういう平凡な猫の物語だ。いささか謙遜で、付き合いが下手で、さほど忍耐強くもなく、人生の九九パーセントを平穏にすごした猫の、残りの一パーセントの物語だ。巨大

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    2023年03月08日
  • 吸血鬼エフェメラ

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    SFな吸血鬼。未来世界に生きる、あるいは異星人に襲い掛かる吸血鬼。連作短編は、いずれも女たちによって彩られています。そう、この話には女吸血鬼しか存在しません。彼女たちの本体は心臓で、主に人間の女に寄生するのです。女である、ということが重要なテーマになってます。

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    2009年10月04日