及川卓也のレビュー一覧
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我々が属している業界において「名著」と語り継がれている本を読んだ。恐れ多いが、多くの方が好評する、という意味もよく分かった。さらに自分にとっては、(自分が勤務している)会社で技術顧問をしておられる及川さんの書籍を改めて拝読し、なんだか得したというか、いまこの本読んでんのかよ、と叱られそうな気もしたり、複雑な気持ちでした。とにかくDXやソフトウェア・ファーストを学ぶ上では必読書、と言われている背景がよくわかりました。 おわりに(P354)にございますが「デジタル・トランスフォーメーションを解説した類書とは一味違う、泥臭いけれど実践的な内容を網羅している」本だと心から思います。
及川さんとの -
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Posted by ブクログ
以前(かなり前)、著者の出演するテレビ番組を見て、
この方おもしろい人だな~と思っていたのですが、
ようやく著作を読むことができました。
で、実際に読んでみましたが、想像以上のクオリティの高さに驚きました。
とても勉強になります。
特に、自分のような非エンジニアで、今後DXなどの影響により、
IT領域も少しずつ勉強していかないといけないという問題意識を持っているビジネス系の人には、
まさにピッタリの書籍ではないかと思います。
IT用語も出てきますが、最低限に抑えられていますし、
脚注に解説が載っているので、本の中で大体解決・完結してしまいます。
最後の章のエンジニアのキャリアパスについては -
Posted by ブクログ
OKR = Objective + Key Results
= 1つの目標 + 3つの主な結果
P1 やらなければならないこと、P2 やるべきこと
を、マトリックスの4つの箱に書いていく、シンプルな
目標管理方法です。
・KPI とは、ちがって、目標そのものを管理していることでシンプル、項目数をしぼることで分かりやすく、継続もしやすい。
・私感ですが、PDCA でプロセスを重視しているのにたいして、目標に、焦点を当てている点が大きく異なっているとおもいました。
・時間がかからないですが、深堀りはむずかしく、別の機会を必要とするので、サマりとしての道具かと。 -
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Posted by ブクログ
OKRは表面的にはチュートリアルやRPG、ミッション型のゲームのようだ。
「村を助ける」という目標があり、「洞窟の最深部で怪物を倒してくる」ことができれば、報酬として「ゴールド」が手に入る。
OKRとはObjectives and Key Results(目標と主な結果)の略で、目標と目標が達成できたかどうかを判定する指標がある。
そして、それらが極めて容易に理解できるように、忘れ去られないように短い言葉や明確な数字で定義し、週次で「やるべきことを洗い出す」、「評価する」、「報酬を与える」というサイクルをこなすようになっている。
これだけでは、多くのツールや方法とさほど変わらないが、OKR -
Posted by ブクログ
ソフトウェアの実装を軽視し外注が当たり前となっている日本の製造業をはじめとした各業界が、DX分野で遅れを取っている理由が分かりやすく書かれていた。ソフトウェア自体をただの効率化ツールと軽視しているからこそそうなってしまう。
ソフトウェアがパッケージ型からSaaS型に変化することにより、運用からのフィードバックを活かした短い周期の継続的なソフト開発が必要となる。このサイクルをスピード感を持って回すには社内にソフト開発に精通したエンジニアが必要。
ソフトウェアの実装こそ技術やノウハウの結晶であり、外注したベンダーがドキュメントに残してくれるものではない。すべて外注していては会社に何も残らず、ベ -
Posted by ブクログ
刺激的。1秒の遅れも許さない勤怠管理を撤廃すべきという意見には賛成。本書では触れられていなかったけれど、エンジニアなのにスーツで出社しなくてはいけない職場もナンセンス。エンジニアの力を発揮させるために、慣例で行っていることは見直したほうがよい。リモートワークもだけれど、ウィズコロナ、アフターコロナの世界では状況が劇的に変わるだろうか(もう変わり始めている?)。ネットフリックスとブロックバスターの対比が書かれていたが、その当時来店しなければいけないサービスを推し進めた失敗例は、変化を恐れる企業が陥りやすい状況として容易に想像できてしまってほんと怖い。エンジニアを極める道を選んだときに、100人の
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Posted by ブクログ
コーポレート部門の目標設定について考えていて、読みたくなった。
前半のストーリーがリアルで心をつかまれた。笑
「世界を変えるために存在して、世界を再生産するためじゃない」は刺さった。
肝心の本論も分かりやすく、OKRそのものの意味と運用のイメージがだいぶ湧いた。
KGI/KPIとの違いは①事業目標ではなく、目的で始まる②経営指標ではなく、個人まで落として共有できる③達成度は6~70%を目指す
ことから、評価ではなくモチベートと能力を高める仕組みであること。
googleがOKRではボーナスを決めないと言っていたのも、その存在意義からなんだろうな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレプロフェッショナルでも紹介され、弊社にも講演に来てくれた及川さんの本です。
変わりゆっくIT、進化するWEBに関して現状を開発者の視点で放言してくれている
一般的に言われているコンテンツが細分化され、再構築される旨が改めてはっきりした。
また、様々な手段を用いて自分を記録、表現、発信してソーシャルな世界で繋がりを広めている。
繋がれば繋がるほど
何を目標にし、何を生きがいにし、エンジニアとして社会をより良いものになると信じて行動するようになるんだなーと思う。
少しずつで良いので、より良い社会を作っていくのが、エンジニアの力であり、ITの力、人々の力なんだな――と思う。
自分の考えを出来るだけ書 -
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Posted by ブクログ
ウェブサイトのおすすめから。
手の内化、キャリアなどソフトウェアの活用について広く語られている。
【目的】
ソフトウェアにより業務を変革するヒントを得たい
【まとめ(1P)】
DXとはソフトウェアファースト=ソフトウェアを手の内化し、事業の競争力を高める
【ポイント(What)】
・手の内化=中身をブラックボックスにせず、自らの制御下に置く
・日本企業はITをコストと捉える→投資と捉えるべき
・エンジニアリングマネージャー=開発チームをまとめ、技術的なリーダーシップと戦略的なマネジメントスキルによりチームの生産性を最大化する役割
【アウトプット(How)】
・ソフトウェアを監視できるようにする