深町秋生のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
アウトバーンや果てしなき渇きでこの作家さん、ケッコウ好きだった。
なので、アウトバーンに似たようなテイストかな?
元・工作員の物語に表紙の帯時点でわくわく。
最初の逸話も割に謎めいていて、
アジア人や日本人の混在する近未来・東京。
貧困と無秩序の跋扈する街にたむろする暴力。
しかーし。
ここまでお膳立ての整った状況で、
それなのに主人公が一向に際立ってこない。
殺しの描写も鋭い割に、どうも面白くない。
なんでだろう?
いろいろ考えたけれど、今回はいずれの登場人物も、
入れ込むほどにその内面が描かれていないからではと分析。
‥とはいっても、
それで面白くなった訳ではないんだけど。
-
Posted by ブクログ
深町秋生「デッドクルージング」
かなりなハードボイルドという触れ込みで読んでみました。
これは、ハードボイルドというよりアクションと言った方がいいかも。とにかく殺し合いの連続です。
日本の近未来が舞台。貧富の差が拡大し、北朝鮮からの移民受け入れを始めてから東京近郊がスラム化し始めている。お金のためなら何でもやる連中が横行し、それを利用する政治家や金持ちが日本を牛耳ろうとしている。
妹を殺された北朝鮮の元女秘密工作員と、黒幕に操られるストリートギャングの一騎打ちが読みどころ。
スピード感があり、相手の裏をかく小気味よさもあるのに何かスッキリしない。殺し合いの凄まじさに対して動機が薄いのが原