吉岡利貢のレビュー一覧
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走るすべての人、現在走っていない人にも。すべての人に一度読んで欲しい本です。理論的に分かりやすく、どうトレーニングしたらいいのか吉岡利貢さんが説明してくれます。
この本を読むと、どうやったらマラソンを怪我をすること無く、早く走れるようになるのかが分かります。現在の日本ではとにかく距離を走ってトレーニングするというのが当たり前のトレーニングになっていますが、距離を走ると足を怪我してしまう。だからあまり走ってはいけない。じゃあどうすればいいのかというと、ランニングと同じ筋肉を鍛えることができる、自転車でのトレーニングを取り入れることだと吉岡さんは提唱します。
ランニングに必要な筋肉もこの本にす -
Posted by ブクログ
月間80kmでサブ3は,さすがに眉唾だが研究データをベースにした論考は興味深い.ある程度脚ができている人向けかな.いくつかは取り入れよう.
・市民ランナーレベルでは月間250kmを超えると故障が増える.
・自転車を使ったクロストレーニング(前傾姿勢で足首を使わない,回転数は90-100回/分)
・LSDのみでは限界.高強度のポイント練習は不可欠
例えば
・インターバルトレーングの重要性(遅いペースの10km走より,1km*5回のインターバル)
・ビルドアップ走を取り入れる
・フォームは形からではなく意識から変える(股関節を使った走り)
・レース前はしっかりテーパリング -
Posted by ブクログ
月間走行距離にこだわりがちな、ランナーそして、日本のマラソン界に、量よりも質だと。
たしかに、箱根駅伝一辺倒な大学陸上会はちょっとおかしいと思う。
この本には出ていないが、最近の男子マラソン界で、市民ランナーが活躍しているのも、走る時間が足りないことが、質の向上につながっているのではないかと思った。
4月からのランニングのモチベーションを上げるために読んだのだが、「距離を走らなくても」と言われるとつい甘えてしまいそうな感じが怖いが、この本のメニューは結構きついと思う。元来、マラソンよりも、メタボ対策で走っている人はどうすればいいか、知りたい。 -
Posted by ブクログ
一般的にフルマラソンを走るために必要と言われている走行距離を目標としたトレーニング、所謂「距離信仰」の欠点を挙げ、自転車によるクロストレーニングを取り入れることで距離を走らなくても効率的に速く走れることを立証。その具体的なトレーニング方法を科学的に解説している。
距離を目標としたトレーニングには故障のリスクがつきまとう。量を増やせば故障し、減らせば効果がない悪循環に陥りやすい。わたし自身トレーニングがきつくて何度も挫折しており、ほとんど諦めていたが本書を読んでまたチャレンジする気になった。
スポーツは科学。そのことを実感し理解した。
と思う。(まだ実践してないので) -
Posted by ブクログ
ネタバレフルマラソンを走りきるためには、月間で200キロ以上走らないと駄目かなぁと思っていた。湘南国際マラソンで3時間半で走った人に聞いたら、週80キロで月間320キロ走っていたと言う。自分は月100キロ走るのを目標にしているけど、実際は80キロ位しか走れない。困って居るときにこの本を見つけた。
自転車とのクロストレーニングをすることで、走る距離は随分と短縮できる。自転車は関節に負担をかけないでハムストリングを鍛えることが出来るのだ。それに高速の回転数維持することで、ランニングのピッチをあげることも可能になると言う。ロードを走る距離を短くすることで故障にもなりにくい良さもある。と言うことが理論的に説明