あらすじ
効果は著者自身が身をもって実証済み!◎自己ベスト必達! 「30kmの壁」もなくなる! 余力を残して後半抜き去る世界的潮流の走り
ネガティブスプリット――余力を残して30km付近まで走り、そこから一気にペースを上げるレース戦略だ。
マラソン界を席巻している東アフリカ諸国のランナーが実践するなど、現在、世界的な潮流となっている。
前半をラクに走ると、終盤ほとんど抜かされることなく、疲労にも強い意志で立ち向かえる。
失敗レースのリスクが減るどころか、自己ベストの可能性が飛躍的に高まるのだ。
著者自身、ほぼ徹夜という最悪のコンディションで臨んだレースにもかかわらず自己ベストを大幅に更新!
そのトレーニング法と実践法を徹底的に伝授する。
◎超効果的! 「ゾーン別」トレーニング法
ゾーン1 ジョギングで走力向上の土台をつくる
ゾーン2 ビルドアップ&ダウン走でレース感を養う
ゾーン3 インターバル走で最大酸素摂取量をアップ
ゾーン4 最新インターバル走で筋機能をアップ
――「距離」より「強度」で確実に粘れるようになる!
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Posted by ブクログ
前作同様、研究結果に基づいた身体機能の説明と練習方法を簡潔な文章で紹介していて説得力がある。
本書はより走る理論に紙幅をさいている印象で、ダブり感は少なかった。まずこちらを読んでクロストレーニングに興味が出たら前書を読むのがいいかも。
Posted by ブクログ
ネガティブスプリット=レースの前半より後半でペースを上げる戦術
フルマラソン30kmの壁克服のための、身体の仕組みやトレーニング方法を教えてくれる。
ゆっくり長く走るだけでなく、適度に?高強度のトレーニング、ビルドアップ走やインターバル走を取り入れ後半粘れるレースをする!
Posted by ブクログ
最近のトップ選手で後半のタイムの方が速いケースが結構あるということ(のみ)を基に、ネガティブスプリットの方が一般的に良いということをまず最初に述べている。後は、基本的なトレーニングについて端的に書かれてあり、こちらはよくまとまっている。下り坂インターバルで着地筋を超回復させるアイディアは知らなかった。
Posted by ブクログ
・無酸素性代謝閾値=有酸素系システムから無酸素系システムへ切り替わる境目
・フルマラソンに必要なエネルギー量=2400kcal
・乳酸性代謝閾値(LT)Lactate
・換気性代謝閾値(VT)
・遅筋55%、速筋45%
Posted by ブクログ
マラソンは前半を押さえて、後半にスピードを高めると記録が伸びると。実際、私もこの前のマラソンの最高ラップは最後の2km。最後に前半でばてた人達をごぼう抜きするのは気持ちがいい。この著者のレベルだと、キロ15秒プラスマイナスくらいで、私のメタボマラソンとは違うが、確かに、この理論で走ると楽に走れる気がする。
ただ、前半にどこまで抑えて走るか、余力を残さないタイムLTを図るのが難しく、そこに練習が必要だろう。
Posted by ブクログ
ネガティブスプリットだと後半かなりの人を追い抜いて行けるので、気持ちよく走れるし結果的にタイムも上がるというのは頷ける。元々自分としてはこれを念頭に入れてレースを走っている。失敗もするけど。
Posted by ブクログ
現在、環太平洋大学体育学部講師・陸上競技部コーチ。ランニング学会常務理事の寺岡利貢氏の著書。
ネガティブスプリットという、マラソンの前半はペースを落とし余力を持って、後半にペースを上げるレース戦略を提唱している。過去のデータを元に、その有効性を証明するとともに、レースまでのトレーニングメニュー、楽に走るためのフォームについて言及している。
いままで自分で調べた練習方法との最大の違いは、ゆっくりと長く走る練習が大切とされているが、インターバルトレーニングで最大酸素摂取量を高めることのも大切であるとのこと。
でも自分のような完走を目指すアマチュアランナーには、まだまだ不要の理論です!
初心者から中級者向けかと
マラソンをよくやられている、研究熱心な方には特に購読する必要はないかと。
ポジティブスプリットより、逆を推奨しているが、それも走力を大きくつけれからの話し。
実践的な練習内容というよりは、不足部分やふとした気付きの部分でタイムを改善点させる内容で、が、熱心な方は知ってる情報。