杉山茂樹のレビュー一覧
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サッカーの布陣(フォーメーション)、攻撃サッカーの優位性、サッカー偏差値etc は、私は杉山氏の著作から学んできたことである。しかし、杉山氏もある意味最先端を走っていた時期から、他の評論家が同じような視点で分析できるようになったにも関わらず、杉山氏はいまだ新しい視点の分析がない気がする。本書は、杉山氏の本が初めての人にはよいとは思うが、私にとってはある意味予想通りの内容の本だった。
ただし、ザックジャパンが崩壊であったことは確かであり、その現地での取材やほかの国などやフォーメーション等からの分析は、ブラジルW杯を振り返るにはよかった。時代はアギーレを経て、ハリルホジッチになったが、なかなか良 -
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Posted by ブクログ
【読書その38】サッカー好きの中での、戦術的布陣、システムに関する論議は多い。
バルセロナの4-3-3、イングランド伝統の4-4-2が好きなど。
しかし、ベースとなる戦術や布陣に関する知識が足らず、感情的で根拠のない議論になりやすい。
本書は、現代の攻撃的なサッカーを象徴する流行の4-2-3-1という布陣をはじめ、サッカーの代表的な布陣を戦術的な観点から解説している。
自分自身、かれこれ15年くらいの大のサッカー好きで、サッカーのためだけにスカパーを契約し、毎週、プレミアリーグ3試合、セリエ2試合、リーガエスパニョーラ2試合を見て、そのほか、Jスカイスポーツの毎日放送の情報番組FOOTが好きで -
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まだ2ndレグが残ってはいるけど、今年の決勝はほぼバルサvユナイテッドで決まりだろう、ということで、一昨年と同じ対戦なので、復習の意味で読んでみました。
あのときはエトーという非常に戦術理解が優れたFWがいたけど、今回のバルサだとそれを担うのは誰なのか?ビージャにそこまでは求められない気がする。最近は調子落としてるし。当時のアンリの代役はペドロになるのか?メッシを右サイドではなく真ん中で使うならそうなるんだろう。ペドロはあのときのアンリよりは正直言ってコワイ存在。バルサに珍しく、存在を消せるプレイヤーなので。
ただ、あのときほど連携がスゴイ気はしないんだよな。ファーギーが二回同じ間違いをすると -
Posted by ブクログ
世界最高の一戦を軸にとりながら、監督やサポーターの役割、4-3-2-1といった布陣の意味、攻撃的vs守備的vs効率的サッカーといった流行、海外・日本の有力選手の評価など、盛りだくさん!初心者的にはわからないところもたくさんあると思われますが、今のサッカー界のキーワードを覚えられる範囲だけ頭に入れるため、と割り切って、とりあえず読み飛ばして全体像をつかむのもありかと。
「俯瞰で眺める」という考え方含め、サッカーの在り方って、企業活動にもあてはめやすいのだな~と改めて思いました。日本のサッカーは、「奪う」「作る」「決める」の、「作る」を偏重しすぎる、とか、、、日本人の企業人の傾向でもあるような・・ -
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サッカーの戦術といっても4バックと3バックの違いぐらいしか分からなかったが、それも単に4バックだと攻撃的、とか決まっているものではない。3バックでも中盤の両サイドが上がりぎみであれば攻撃的だし、一時期の日本のように、中心に宮本がいると中盤からのケアが入って下がりぎみになり、守備的となる。現代サッカーは中盤ではなく、サイドを制することが重要なんだそうだ。いわゆるファンタジスタは目立つけど、ボールを持っている時に上手い選手というだけでは不可で、中田や中村が中央に集まってくる布陣では戦えなかったのが自明だという。サッカーは試合数が少なく、2-3連敗で監督の更迭論が出るのは気の毒に思っていたが、やはり