杉山茂樹のレビュー一覧

  • 4-2-3-1~サッカーを戦術から理解する~

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    語り口が鼻につく感は否めないが(笑)サッカーをシステム・戦術面から理論的に見ようという趣旨は面白い。試合を見ながら「◯◯選手の出来が良い/悪い」という話を個人の能力ではなく本書で扱われているような部分に原因追及してみるとサッカーの楽しみ方がまた一つ広がるのではないでしょうか。

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    2014年01月25日
  • 4-2-3-1~サッカーを戦術から理解する~

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    ネタバレ

    サッカーの見方が変わる本。国際試合に勝てないのは体格とか最終の決めるところとかそんな単純なところではなく戦術の段階から日本は後発国ではないかと疑ってしまった。スポーツライターとしてだからこそ見えた視点ではないかと思う。

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    2013年11月06日
  • 4-2-3-1~サッカーを戦術から理解する~

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    敵チームの攻撃力の高いウイングを封じるために、その敵ウイングに対峙する「サイドバック」を敢えて設けず、同サイドの攻めの人数を一枚プラスすることで、その敵ウイングに守備を強制させて敵の攻撃力を削がせるという、ヒディンクやブリュックナーのとった戦術が秀逸でした。

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    2013年10月14日
  • 4-2-3-1~サッカーを戦術から理解する~

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    4バックか、3バックか、サッカーは奥が深いものであることをポイントになるいくつかの試合の説明から、非常に熱く、かつ冷静に分析している本であり、実に楽しく味わいながら読みましたので、楽しいだけに時間がかかってしまいました。「サッカーは布陣か否か?」これはやはり日欧を行き来し、数々の名勝負を現場で見てきたからこそ言える言葉だと思います。印象に残る試合の解説として06-07欧州スーパーカップ・セビーリャ・バルサ戦、CL1回戦アーセナル・PSV戦、01-02レヴァークーゼン・レアル戦、03-04CLモナコ・リアル戦、EURO2004のオランダ・チェコ戦などです。番狂わせを演じることになっ

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    2013年08月16日
  • 4-2-3-1~サッカーを戦術から理解する~

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    高校の卒論用に読んだ1冊。
    かなり個人的に好きなテーマであり、しかも読みやすさもあって1日で読んでしまいました。。

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    2012年07月31日
  • 「ドーハ以後」ふたたび

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    サッカー評論家と称する人は沢山居るがその中で今最も信頼できる評論は本書の著者である杉山茂樹だ。往々にしてスター選手賛歌に終始しがちな他のコラムや評論と異なり、キチンと戦術を分析し批評をするという杉山の姿勢は日本のサッカーに最も欠けている部分とも言える。

    決して戦術が全てではないにしろそうした視点が全く無いままに一戦一戦の結果に一喜一憂していては進歩が無いのもまた事実である。本書はオフト時代からの日本代表の戦術を分析し、それ世界の戦術趨勢と比べることで日本代表の戦いぶりを評価するものだ。世界は勝利するために日々その戦術的幅を広げているにも関わらず、歴代の日本代表監督は余りにもそうした視点に欠け

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    2012年07月22日
  • 「ドーハ以後」ふたたび

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    アメリカワールドカップからこれまでの日本代表についておすぎが言いたい放題言っております。
    おすぎが「本田の1トップにすべきだ!」とか以前から言っていたなんて記憶はなく、「ほら、俺の言った通りだろ!」とか「俺の言うとおりにしておけば」的な表現が鼻につくことはありますが、これまでのサッカー史を振り返るにはもってこいの一冊かと。
    特にトルシエやジーコのときはね、自分もサッカーに詳しくなかったから「代表監督がやっていることが正しいんだ!」的なノリはあったんだけど、今思えばそーでもないことがわかるわけで。
    まぁメディアもサポも成長しているんだよね。
    たぶん。

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    2012年07月20日
  • 4-2-3-1~サッカーを戦術から理解する~

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    サッカーに興味を持ち始めた人にお勧め。

    戦術を知ることで、サッカーを観るのがさらに面白くなる。

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    2012年05月02日
  • 4-2-3-1~サッカーを戦術から理解する~

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    名将への挑戦状 〜世界のサッカー監督論〜/ヘスス・スアレス,小宮 良之 (東邦出版)と併読するとほぼどんぴしゃな一冊!

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    2012年02月17日
  • 4-2-3-1~サッカーを戦術から理解する~

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    気になっていたサッカーの戦術についてなんとなく理解できてこれからみるのが楽しみになる。フラットスリーでトルシエの戦術は面白いのかと思っていたけど迷走し、時代に取り残されていたとは。サッカーは監督と言うのがよくわかった。知的な戦略要するにスポーツなんだ。サイドを制するについては自分のやっていたハンドボールともかさなりこれから見るべき楽しみが増えた。最後に著者の理想体型について触れて欲しかった。

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    2012年01月15日
  • 4-2-3-1~サッカーを戦術から理解する~

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    3バックが守備的で4バックが攻撃的という一般論は本当に正しいのか?
    なぜスター軍団が最強チームとはなりえないのか?
    なぜ現代サッカーではサイドが重要だといわれるのか?などなど、素朴な疑問に論理的に詳しい説明がなされていて、なるほどと思わず納得してしまいした。

    世界の監督の目指したフットボール、近代における戦術の変遷、日本代表の課題、ベンゲルのグランパスが強かった理由など興味深い内容が満載です。

    サッカーは優れた選手の存在が一番重要なものなのだろう、という考えを根底から覆されました。現代サッカーにおいて勝つためには、監督とその監督の哲学ともいうべき戦術が非常に重要なファクターであると

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    2011年12月06日
  • 4-2-3-1~サッカーを戦術から理解する~

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    ネタバレ

    サッカーを「布陣(戦略)」と「プレイヤーの技量(戦術)」に分解、前者にフォーカスした内容。
    各布陣の特徴や相性、戦略が戦術の差をいかに覆すか等、豊富な事例が図解されており、
    サッカー素人の自分も楽しめました。
    (副題では「布陣=戦術」としていますが、ニュアンスとしては戦略を指していると理解)

    ①サイドを制するものがゲームを制す

    サッカーは古くから「中盤を制するものがゲームを制す」と言われてきたが、
    今のサッカーは「サイドを制するものがゲームを制す」に変化している。

    サイドは360度敵に囲まれるピッチ中央と異なり、相対的にプレッシャーが弱い。
    したがって、サイドからボールを相手ゴールライン

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    2011年09月24日
  • チャンピオンズリーグ決勝 バルサ対マンU~「世界最高の一戦」を読み解く~

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    ネタバレ

    フットボールについて自分の知らなかったことが書かれているので読んで損はしませんでした。
    出版当時,日本人のチャンピオンズリーグでの成績は、中村が2、小野伸二が2、稲本が1とのこと。

    標題通り、チャンピオンズリーグの決勝にもっと集中した記述があるとよかったかも。
    バルサとマンUのチャンピオンズリーグ以前の背景もあるとうれしかった。

    日本のサッカーについての記載がある。
    関係がよくわからなかった。

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    2011年09月14日
  • 4-2-3-1~サッカーを戦術から理解する~

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    これを読んで、一瞬、かなり戦術の解釈に強くなりました。内容を忘れるにつれて、戦術眼も衰えました。

    帯に「ついに日本初“布陣の教科書”」と書かれているように、
    サッカーのシステムを論じた本です。
    いろいろ世界の、現代サッカーの流れがわかるし、日本サッカーの至らない点も
    わかるし、岡田監督のやろうしているサッカーも、カペッロ監督の10年位前に
    やっていたプレッシングサッカーなんじゃないかとわかる。
    なかなかサッカーファンにとっては面白い本でした。
    やっぱね、サイド攻撃の厚みが問題なんですよ。両サイドを二人づつくらいで
    担当するような布陣での日本代表のサッカーを見てみたいですねー。

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    2025年06月06日
  • チャンピオンズリーグ決勝 バルサ対マンU~「世界最高の一戦」を読み解く~

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    最近、精力的に本を書いている杉山氏の著作の1つ。

    4-2-3-1がとてもよかったのだが、この本はCL決勝の1試合をぬきだしてはいるが、他にもいろいろな試合を引用にしている。

    結果的に、バルサの勝利は論理力の勝利でもあったが、わざわざ1冊書くほどのことかといえば、ちょっと疑問もある。0トップ、ワイドに張ったFWなど、戦術は相対的に進化することがわかる本だった。

    同じ著者の4-2-3ー1を読んだ人には復習的な要素が大きいと思う。

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    2013年04月23日
  • チャンピオンズリーグ決勝 バルサ対マンU~「世界最高の一戦」を読み解く~

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    杉山サンの考え方はサイド一辺倒なのでちょっと意義ありですが、
    この一戦のレポートに関しては唸らざるを得ないものがありました。
    この本を見てからW杯を観戦すると、メッシとロナウドのプレーエリア、守備意識、相手の対応などはナルホドと感心させられるものがあります。

    つまり、

    ゴールというのは偶然の産物では決してないということ。スーパープレーヤーの陰に穴があるということ。フィールド上の選手22人を差別なく観戦することでゲームが違った見え方をするということ。

    サッカーは理系の視点で見るのが吉だと思います。

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    2011年06月28日
  • チャンピオンズリーグ決勝 バルサ対マンU~「世界最高の一戦」を読み解く~

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    今までの持論をフルに展開し、
    過去のエピソード等も盛り込みつつ、
    「世界最高の一戦」を完全解説。

    この著者はいつも僕に、
    サッカーをもっと突き詰めてみたい。
    そう思わせてくれます。

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    2010年11月13日
  • チャンピオンズリーグ決勝 バルサ対マンU~「世界最高の一戦」を読み解く~

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    バルサはバルセロナ・フットボールクラブ、スペインのリーグに所属するサッカーチーム。マンUはマンチェスターユナイテッド・フットボールクラブ、イギリスはプレミアリーグ所属のサッカーチーム。ヨーロッパで、ということは、世界最強の2チームと言われている。2009年5月27日、その両チームが、ヨーロッパのクラブチャンピオンを決める決勝戦で顔を合わせることになった。この本はその試合の観戦記。試合内容だけで1冊の本が書けるわけでもなく(書けなくはないだろうけれども)、筆者の想いは、試合の背景やチャンピオンズリーグの歴史や、日本代表のことなど、色々と駆け巡る。筆者が本当にサッカーが好きなのだな、ということが伝

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    2011年07月25日
  • チャンピオンズリーグ決勝 バルサ対マンU~「世界最高の一戦」を読み解く~

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    2010/3/20 メトロ書店御影クラッセ店にて購入
    2010/5/7~5/8
    ワールドカップを前に続々と出版されるサッカー関係の新書。この本もそのうちの1冊ではある。たまに集まってやる代表よりも、今はいつも一緒にいて戦術などを詰められるクラブでの戦いの方が密度が濃くなるのはすでに周知の事実であろう。その最高峰とも思える08−09シーズンのCL決勝の1試合を素材に、監督の戦術・戦略から、なぜ日本代表のサッカーが魅力的でないのか、格下とも思える相手に苦戦を強いられるのか、を明確に読み解いた本。杉山氏の最近の著作は、あまた出版されるサッカー本の仲でも非常に充実しているように思える。
     いよいよ2日

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    2010年05月08日
  • 4-2-3-1~サッカーを戦術から理解する~

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    今まで見たことのない、サッカーのフォーメーション陣形を豊富な観戦経験から帰納的に批評した解説書。観念的でなく実際の戦例に基づく分析だけに説得力があり面白く、マニア心をくすぐる。なぜ中村俊輔が起用されない試合があるのか、サイドバックが機能しない試合になる理由はどこにあるか、などがよくわかる。結論は現代の流行はサイドを広く使うシステムになりつつある、ということ。もっともただの流行に過ぎないのかも知れず、絶対的な優位の陣形というのはありえないのかもしれない。もっとも相性はある。

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    2018年10月14日