杉原剛のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
リスティングは運用経験ないので、まったく知識ゼロの状態で読んだのですが、
ものすごい面白かったです。
リスティング広告とはそもそもどういうもので、
売上を上げるための定石とはどういうものか、
という根っこの部分の考えをまずしっかり整理してくれる。
まずここが小手先の話じゃなくて、
マーケティングと大上段に向き合った切り口なのが良かった。
その上で、第2章の事例紹介が良い。
業種や状況が様々な具体的な課題をもとに、
リスティング運用の「プロ」が実際どこに着眼し、
どうやって効果を改善していくのかが分かりやすく書いてある。
200ページ弱の本で100ページ以上ここに割いてるんだから、
もうホントに力入れて丁寧に書いてあります。
実際リスティングに取り組み始めるためには、
たぶんテクニック的な本も読んだ方が良いんだろうけど、
(コピーライティングやキーワードの選定なんかは特に)
でも最初に選んだ本がこの本で良かった。
あと、普段広告媒体を運営してる側として、
出稿側の視点や思考の流れを想像できたのが良かった。
ネット広告の指標がCPC、CPA、CPI…とどんどん数値的に厳しくなってきてるんだけど、
出稿側からすればリスティングと比較せざるを得ないわけで、
そういう基準や意識に向き合っていかなくちゃいけないし、
いやうちの媒体の価値はそこじゃないよ、リードだよ認知だよとポジショニングしたいのであれば、
きちんとその価値を説明していかなくちゃいけない。
価値やポジショニングがあいまいなのであれば、もうそれ以前の問題。
まぁ当たり前のことだけども。
(というかネット広告に携わっててリスティングをよく知らなかったというのがありえないのか。。) -
Posted by ブクログ
業務上リスティング広告に関する業務に一部携わることになったため、復習を兼ねて手に取った一冊。
リスティング広告のテクニカルな話に終始せず、3Cなどの環境分析からマーケティング施策全体におけるリスティング広告の役割を考える、というアプローチの重要性と具体的な検討ポイントに触れており、全体として丁寧に解説していて好印象でした。
個人的には、実際に無駄の多いリスティング広告を展開していた会社が本書に掲載されているようなアプローチを通じて劇的に改善される過程に携わっていただけに、非常に納得感のある内容でした。
リスティング広告の入門書を探している人から、実際にリスティング広告を運用する中で壁にぶつかってしまった人まで、幅広く有意義な一冊だと思います。 -
Posted by ブクログ
最近のキーワードの一つとなっているアトリビューションについて概要を理解するために読んでみました。
アトリビューションの概念や分析・活用方法について、著者が所属するFringe81のデータや支援事例も交えながらわかりやすく解説しています。
アトリビューションとは何かをとりあえず知りたいという方には良い1冊だと思います。
本書とはやや関係ないですが、アトリビューションというと広告の最適化としての文脈で語られることが多いですが、それだと結局「広告社の憂鬱」をいかに解消するか程度の話にしかならない気がします。
個人的には、ウェブサイトへの流入後の回遊状況やアクションも加えた分析を通じて、顧客インサイトの把握及びコミュニケーションシナリオを策定する上でのインプットに活かすなど、もっと全体感を捉えていく必要があると思います。
本書の初めにスケダチの高広氏が寄稿している内容も、全体としていかに顧客との「最適な」コミュニケーションを図っていくかという視点の重要性を説いていた様に思ったのですが、本文が必ずしもそういう意図が感じられなかったのが少し残念でした。
一マーケターとしては、企業視点での都合ではなく、あくまで顧客視点でのより良いマーケティングを展開する上でアトリビューションという概念に注目していきたいと思います。 -
Posted by ブクログ
PPC広告の複数の専門家がケーススタディの形式で、PPC広告運営に関する考え方を示している。
「プロの思考回路」というタイトルにぴったりの内容で、どうのように考え、どのように対応していったのか?が書いてある。
事例に当てはまるような状況なら、具体的な打開策のヒントを得ることができると思うし、そうでなくても「考え方」自体が参考になるので、色々な面に応用ができると思う。
リスティングと記載されているが、基本はGoogleとアドワーズが対象になっている感覚。
ただし、「考え方」を参考にするのであれば、yhaoo!リスティングを主戦場にしている場合でも関係ない。
SEM系の書籍は出版から数年が経っているものも多い中で、本書籍は出版の時期が新しいのもよかった。 -
Posted by ブクログ
デジタル負債 ITを使ったコミュニケーションや情報検索
AIによるマーケティング
市場環境や競合商品のプロンプト
命令書、ポイント、制約条件、ジャンル、出力フォーマット
SWOT分析したい
市場動向を教えてください
マーケティングミックス(4P)を出力 ~何度も指示し条件を詰めていく
5フォース分析を行う ネーミング案 販売戦略案
Code Interpreter
アンケートやインタビューの設問、フローを提案してもらい、結果も分析
感想のデータから頻出ワードを抽出 クラスタリング
傾向や統計的指標 相関と追加質問の必要性 次のアクション
PoweBI レポーティングの自動化
施策実施後の効果測定と評価や最適化
ユニークさと蓋然性(がいぜん)の両立 創造性=独創性+適切性←真結合
「正しい問い」を立てられるか? どうすればうまく伝わるか?
フェイク対策 個人のIDの管理 ブランド側とユーザー側双方 -
Posted by ブクログ
アトリビューションについては、自分の中で正直どう解釈して良いのか、勉強途中である部分が多く、本書においては、まだ知識として「知る」ということを前提に読んでいる。
冒頭、スケダチの高広さんの言葉で、「消費者の態度変容」という部分に目を向けると、ディスプレイネットワークが効くとかミクロな視点でない見方が出来るようになるのかなとも思う。
広告(どこまでを呼ぶかは微妙だが)、キャンペーンなど長期的な視点でのデータ分析には使えるなと、それに対しての基礎知識は本書で学べるんではないかと。
メディアの効率的な配置をアトリビューションを活用することで、より可能になると、本書では触れているが、「平均」「ファースト」「ラスト」などどのモデルを採用するか、それは何故かなどは、発展途上であり、読んだユーザーに任されている部分などは、今後もっと明らかになるのかな。
確かに広告(例えばバナー広告)だけでなく、長期的なコミュニケーションを行っているソーシャルのアトリビューションなどが解析出来れば、もっと評価の軸が出来る気もする。
ビュースルーなど、もっと知る•正確に語れるよう勉強は必要だが、確かにこのアトリビューションという視点はメディアに携わる者なら必須かも。特にアメリカでは、オフラインも含めた解析も可能なツールもあるようで、知るに越したことはない。
ただ、その捉え方を今までのネット広告の延長ではなく、広告を発展させるための考え方のように捉えることで、可能性はもう少し拡がる気がする。