荒川洋平のレビュー一覧

  • もしも…あなたが外国人に「日本語を教える」としたら〈デジタル版〉

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    訪日外国人が増えている今、私にも外国人に日本語を教える機会が突然やってくるかもしれないと感じた。授業では、単語を表すものの実物や画像などを見せたり、日本語のワードで神経衰弱をしたりするなど日本語を覚えてもらうために色々な工夫が必要なんだとわかった。子供扱いして過剰に褒めたり、一貫性をもたせないで教科書に従わないオリジナリティの授業をしたりすると良くないと学んだ。
    相手と信頼関係を気づき、日本語をプレゼントできる日本語教師になれるようにがんばろうと思える一冊だった。

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    2025年10月12日
  • 日本語という外国語

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    大学の教授の著書なので(授業とってないけど)読んでみました。主に「日本人もちゃんと理解してない日本語の仕組み」について、加えて「日本語教育の現状」について簡単に紹介されていました。日本語教師に興味がある人は勿論、当たり前に普段使っている日本語の精巧さや魅力に気づくことができるため誰でも多くの気づきが得られる一冊でした。個人的に特に感心したのは、日本人は外国人の日本語学習は大変だろうと感じているが、実際は表記(漢字)が主であり、母音など音声的に見れば必ずしも難しいとは言えないということと、言語を教える時他言語を媒介せずとも効率よく教えることができるということですね。

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    2024年06月13日
  • 日本語という外国語

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    「日本語教育文法」は日本語によるコミュニケーションのためであり、用語や切り口など多くの点で国文法とは異なる。
    ①動詞の活用
    辞書形、マス形、テ形、ナイ形、意向形、条件形、命令形
    ②品詞
    名詞、動詞、イ/ナ形容詞、副詞、助詞
    ③動詞を中心とした「文型」で考える。
    名詞文  N1はN2です。
        存在文 N1(場所)にN2(名詞)がいる・ある
    形容詞文 N1はN2です。
    動詞  Nは動詞ます。
      マス形 現在形、疑問・否定/過去形、疑問・否定
      テ形
    ④テンスとアスペクト
    テンスは話し手・聞き手にとって文の内容がいつかという時間軸のあるポイント「点」を示すのに対してアスペクトは一連に動作や

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    2020年05月19日
  • 日本語という外国語

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    まず日本語の国際的な位置づけや言語的な特徴を踏まえた上で、日本人が好きな「日本語は難しい」「日本語は特殊だ」という主張を退けています。

    それから初心者向けの講座などでよく取り上げられる、日本語教育の重要なポイントについて紹介されていました。コンパクトにまとめられた本ですが、内容はしっかりしています。

    本を読んでそれで終わりというのではなく、実際にアクションを起こすための案内があるのがいいですし、巻末のブックガイドはとても参考になりました。

    私がそうですが、駆け出しの教え手が初級の学び手に教えることを前提とした本としてとてもよかったです。

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    2011年12月10日
  • 日本語という外国語

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    レビューは後ほど。

    普段何気に使っている日本語を教えてみると意外と難しい!
    ボブが教えている留学生たちに少しでも役に立てたらと思い読破!
    うーん、お互い修行が足りない…

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    2009年11月29日
  • 続・もしも…あなたが外国人に「日本語を教える」としたら〈デジタル版〉

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    日本語を教える上での基本的な知識はもちろん、教案や教具、教材についてもためになった。
    現在、日本語教員の実践研修を受けている状況だが、実際に教えるようになったらまた読みたいと思う。

    オーストラリアの外国語教育についての“All Guidelines”の「言語学習の八原則」も覚えておきたい。
    学習者は(1~8)の時、最もよく学習する。
    1.学習者が個々のニーズを持った個人として扱われるとき
    2.自分の学習を管理できる機会が与えられたとき
    3.適切な評価を得られたとき
    4.コミュニケーションに能動的に関われたとき
    5.ニーズと関係あるコミュニケーション上のデータ(単語や表現)を与えられたとき
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    2025年05月15日
  • 日本語という外国語

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    # 感想

    「日本語学習者に日本語を教える」という視点を軸に、改めて日本語を見直せたのが良かった。元々日本語そのものや日本語を教えることに興味はあったので、またボランティアを探してみようかな、という気になった。

    最後の「日本人の国際化より先に日本語が国際化している」は確かにな、と感じた。自分自身細かい性格のため、日本語学習者に対して「日本人が話す日本語」を教えようと細かいところまで指摘してしまう場面があったが、「コミュニケーションにおいて問題が発生するかどうか」の視点での指摘に意識的に切り替えたいと感じた。

    # 残ったフレーズ・メモ

    - 日本語の特徴
    - 単語数が多い
    -

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    2023年07月30日
  • 日本語という外国語

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    日本語教育の本って日本語の専門家が書いているのにも関わらず非常に読みにくいものが多い。言葉の定義や論理の整合性を重視する為どうしてもそうなりがちなのは理解できるが。さて本作であるが、先ず出だしが非常に読みやすい。ツカミOK!名著『日本語』(金田一春彦)を思い出した。勿論、新書版という量的制約の為、これ一冊読めば日本語が教えられるかと言えば実はそうではない。これから日本語教育の勉強を始めようと思っている方、日本語を教えながらも授業の進め方に悩んでいる方にお勧めの一冊です。『もしも・・・』の方も読んでみたい。

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    2012年02月10日
  • 日本語という外国語

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    私達が学校で受けてきた英語教育との違いに驚き。ここで出てくる日本語教育は、英語圏の国の英語学校、いわゆるESLの授業よりもさらに実践的なプログラムのように感じた。難しい専門用語や、文法知識を誰にでも分かるように噛み砕いた説明は、さすが日本語教師。日本語を客観視するきっかけから、日本語教師の待遇まで、一貫して読者の立場で書かれていてとても読みやすかった。

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    2011年05月12日
  • 日本語という外国語

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    [ 内容 ]
    留学生に教えてわかった、意外なおもしろさ・難しさ。
    日本人のための日本語再入門。

    [ 目次 ]
    第1章 日本語はどんな外国語か?
    第2章 日本語の読み書きは難しい?
    第3章 日本語の音はこう聞こえる
    第4章 外国語として日本語文法を眺めてみると
    第5章 日本語表現のゆたかさを考える
    第6章 日本語教育の世界へ
    日本語学・日本語教育についてもっと知りたい人のためのブックガイド

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    2010年11月25日
  • 日本語という外国語

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    日本語を外国語として捉えてみようというコンセプトで書かれた本。外国人が日本語を勉強するときにどんな困難があるのか、どうやって指導するのかなど。「日本人よりも先に日本語が国際化している」という現実の中で日本語を勉強している外国人に対して日本人がおおらかである必要かある。
    また、日本語教師といっても「人並みの知識・技能を身につける」ことをゴールにするのではなく、それは当然として、さらに自分の経験や得意な分野・専門を考え、それと日本語教育とどう結び付けるかという独自の日本人教師像を描いて、それをゴールにすべき、という著者の意見に共感した。ただの日本語教師より、他に専門職かあるけど日本語も教えられるっ

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    2010年08月22日
  • 日本語という外国語

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    現役日本語教師による、普段何気なく使っている日本語を「外国語」として見つめてみようという一冊。

    とても興味深く読めました。
    確かに「(お菓子とかを差し出して)もらってやってくれない?」ってすごい日本語だよねぇ(笑)。

    中学の時に習った「国文法」が怖ろしく退屈だったけれど、この、日本語を外国語として運用するための文法はと面白かった。

    最後の「国際語としての日本語」に関する筆者のメッセージには心から共感します。日本語と日本文化は、当の日本人が思っている以上に「国際化」されて海外を一人歩きしている。だからこそ、日本人はもっと自国語・自文化に自覚的になり、かつそれらを客観視しないといけないよね。

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    2009年10月12日
  • もしも…あなたが外国人に「日本語を教える」としたら〈デジタル版〉

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    実際にありうるケースを元に、日本語をどのように教えるとる効果的か、日常で学びの場を作る時の工夫についてしれた。
    自分にもありうるケースばかりだったので、その時が来たら再度読み直したい一冊。

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    2023年12月10日
  • 日本語という外国語

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    日本語を第三者から見るとこうなるのか、と新たな発見があった著作であった。しかし途中から日本語を教える立場に立った内容に特化してしまい、興味から外れてしまった。
    しかしながら良本だと思います。

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    2023年09月15日
  • 日本語という外国語

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    日本語について、あまりにも知らないことが多かった。母語と外国語との違いについて、いろいろ考えさせられた。外国人に日本語を教えるのは、いろいろな知識が必要だとわかった。

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    2015年10月21日
  • 日本語という外国語

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    日本語教育文法と国文法の違い。会話として日本語を覚えていく外国人を追体験していくことで教えるときにも役立つ。

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    2013年03月29日
  • 日本語という外国語

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    「ロマンシュ語」を「ロマンス語」、「古典(あるいは古代)ギリシア語」を限定なしの「ギリシャ語」としたりしている。この本を読んで色々と探求を進めようとする入門者の為にも、正確な用語を使ったほうが親切では。

    energyの発音を日本語では「エネルギー」だが、実際は「エナジー」だとしているが、ドイツ語の発音なら「エネルギー」だ。英語との対比に偏ってないか。

    日本語教育は、日本の英語教育と比べてうまくいっているなんて、「外国語教育」の専門家としての見識を疑うような記述もあり。

    入門書として勧められるが、しかし残念なところも多々あり。佐々木瑞枝 『外国語としての日本語』(講談社現代新書)のほうが興

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    2012年03月18日
  • 日本語という外国語

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    日本語(国語にあらず)教師を目指す人のための入門書というよりは、「日本語教師を目指す人ってどんなことを勉強するの?」を紹介した本という印象。文体は平易で、コロケーション、プロミネンス、アスペクトなど日本語の発音や文法に関する専門用語もやさしく解説されているので便利である。

    その好例が「そう」(p.192~)。いわゆる「ムード」と呼ばれる文法形式であるが、
    「雨が降りそうだ」
    「雨が降るそうだ」
    両者の違いをどう説明するか。日本語教育では前者を「目のそう」(=様子)、後者を「耳のそう」(=伝聞)のように教える、と著者はいう。なるほどわかりやすい。

    また、日本の英語教育では英和辞書を使って「訳

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    2009年10月08日
  • もしも…あなたが外国人に「日本語を教える」としたら〈デジタル版〉

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    急に外国人に日本語を教えることになった3人を例に、日本語を教える際に覚えておきたいことや心構えがふんだんに盛り込まれてます。
    バイブルにします。

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    2009年10月04日
  • もしも…あなたが外国人に「日本語を教える」としたら〈デジタル版〉

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    現在、100人に1人が外国人という日本。これなら、隣に越してきた人に「日本語教えてくださ〜い。」と頼まれることも、まんざら冗談では・・・^^;そんな時に読みたいこの本!この本にも、いきなり日本語を教えることになった、3人の人が登場します。彼らの運命や、いかに!?ちゃんと教え方も書かれていますよ。ご安心を!

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    2009年10月04日