中村啓のレビュー一覧

  • SCIS 科学犯罪捜査班~天才科学者・最上友紀子の挑戦~

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    ドラマ【パンドラの果実】が面白かったので、原作を読んでみました。
    連作短編になっており、謎を解くのもサクサク進むから読みやすかったです。
    人類はAIや科学技術の進歩を望み、研究してるけど、果たしてその先にはどんな未来を思い描いているのか…
    最後にあんな終わり方したら続きが気になってしまうじゃないか!笑

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    2025年07月23日
  • 無限の正義

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    無限の正義とは絶妙なタイトルであると読み終わってしみじみ思う。上手いタイトルだ。
    警部補の薬師丸は警部への登用試験を切望していた、娘はバレエの海外留学を目前にしていた。そんな薬師丸が「仕方がない選択肢」として選んだ道は…。
    真面目と言われていた男が、家族と自分の為という言い訳で落ちてゆく様は、まさに無限の連鎖に嵌っていく恐怖の姿だった。
    だが、この小説の白眉なのは結末。この内容でこの結末なのか!人間の業を描いた読み応え十分な小説だった。

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    2024年02月06日
  • ZI-KILL 真夜中の殴殺魔

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    冒頭から期待大
    ワクワク!!!

    読み終わった!ネタバレになっちゃうから書けないけど
    ドキドキが最後まで止まらない。
    え??誰が犯人なの??
    え??どーゆーこと?
    と一気読み。
    続きいつ出るんだろう。
    このままじゃ終わらない感じだわ。

    自分が知らない自分がいるなんて。
    恐怖以外のなにものてもない。
    でも、いるとしたらどんな自分なのか??
    怖いもの見たさもいっぱいになる。
    そもそも今の私って本当に私なのか??
    そんなことまで考えさせられる一冊。
    ただのミステリーじゃないな!これは。

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    2019年06月02日
  • 論理的思考による帰結です。阿比留警部の事件簿

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    東大卒・父親が警察庁のエリート官僚の
    ボンボン警部が、
    周囲に煙たがられながらも
    独自の推理で事件を解決に導いていくミステリー集。

    上記のとおりの人間模様なので
    会話劇なども内容が面白いとかではないけれど、
    とかくテンポがいいので
    それはそういうもの、程度の認識でどんどん読み進めていける。

    事件を解決していくごとに認められていくのはお約束。

    ただしれっと味方のような顔をしそうな女性巡査部長のスタンスは好きじゃないぞ?

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    2025年08月10日
  • 論理的思考による帰結です。阿比留警部の事件簿

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    いや、まさか、まさか!
    河出文庫でこんな読みやすいキャラクター小説みたいなミステリーが読めるとは……。
    本作は3つの章からなる。主人公阿比留徹は童顔でサイコパス(後輩談)。数学が得意なエリート。でも周囲からかなり浮いている存在。でも嫌味なキャラではなく、むしろ個人的には庇護欲をそそられる存在。そんな彼と個性的な捜査一課のメンバーが殺人事件の謎を解き明かす。と言っても犯人が先に分かっているタイプのミステリー。
    ミステリーとしてはシンプルでわかりやすい。262ページ程の本だが1時間半もせずに読み切れるほど、テンポよくわかりやすい。
    まだまだキャラの関係性なども気になるところ。続編が出ればぜひ買いた

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    2025年07月28日
  • 論理的思考による帰結です。阿比留警部の事件簿

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    システム上できませんが、気持ちは4.5です。
    個人的に新しいタイプの主人公でした。
    周りの方々も個性的な方ばかりで印象に残りやすく、何よりもお話の展開やテンポが心地よくて、最後まで楽しく、そしてあっという間に読破することが出来ました。
    犯人の方々が少々ん?と思うところがあり、また主人公の頭のキレが少しだけ異常では…?と思ってしまうところがあったので、-0.5とさせていただきました。
    でもとても面白かったです!
    もし続編が出る!なんてことがありましたら、絶対に買います。

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    2025年07月27日
  • SCIS 科学犯罪捜査班~天才科学者・最上友紀子の挑戦~

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    ドラマ、パンドラの果実の原作。
    設定がところどころ違う部分あり、先に原作を読めばよかった!と思った。
    SF要素をうまく現実感ある形にまとめてくれていて、続きが気になる。
    一つヒットの事件はシンプルなので謎解き要素は少なめ。

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    2025年03月01日
  • SCIS 科学犯罪捜査班~天才科学者・最上友紀子の挑戦~

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    衝撃のサイエンス・ミステリー。
    複雑怪奇な最先端の科学的事件に挑む2人。
    天才科学者・最上 友紀子と、警察庁警視正の小比類巻 祐一。

    男性医師が子供を宿した状態で殺害された。いったい誰が、どんな理由で?
    AIロボットしか居ない部屋で、男性が殺された。
    犯人はロボットなのか?

    ・iPS細胞
    ・AIロボット
    ・脳内インプラント
    の3話。

    発生する事件の様態も驚きですが、真犯人や解明されるその動機なども驚きですね。

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    2022年08月28日
  • 黒蟻 警視庁捜査第一課・蟻塚博史

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    中村啓『黒蟻 - 警視庁捜査第一課・蟻塚博史』中公文庫。

    2017年7月に中公文庫が刊行した警察小説4作の中の1作。文庫書き下ろし。

    テレビドラマにしたら、さぞや面白そうなストーリーなのだが、最初から続編ありきで書かれたようにも、枚数が足りなくてスッキリした決着が付けられなかったようにも思う。それだけに読後はモヤモヤ感が残るのが残念。

    養子として警察エリート一家で育ち、実子である優秀な兄と比較されながらも、地道に事件と向き合う蟻塚博史は六本木で起きた爆破事件の捜査に疑問を持つ。独自に捜査を続ける蟻塚は踏み入れてはいけない場所へと辿り着く…

    警察小説に有りがちな警察組織の利権絡みの隠蔽捜

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    2017年08月01日
  • SCIS 科学犯罪捜査班~天才科学者・最上友紀子の挑戦~

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    男性の妊娠、殺人の容疑者がAIロボット、脳内チップの発火など、化学技術が原因の殺人事件を、超天才科学者とキャリア警察官が捜査。人物造形は好みではなく(最後は気にならなくなった)、犯人追跡も科学的ではないが、科学技術とそれに伴う倫理観も盛り込まれて、とてもおもしろかった。シリーズ、もうちょっと読んでみたい。

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    2025年09月27日
  • SCIS 最先端科学犯罪捜査班[SS] II

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    05月-12。3.0点。
    SCIS、シーズン2第二弾。
    首から上を移植する手術、トランスジャパン協会が実施。成功例の人間が二人殺害される。。。

    その他、短めの事件が3編。

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    2025年05月21日
  • SCIS 最先端科学犯罪捜査班[SS] I

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    05月-09。3.0点。
    SCIS、第二シーズン。
    衝撃的なプロローグから始まるが、その後は通常運転。
    プロローグの事件を、後衛で描く、第一シーズンのような感じかな。

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    2025年05月16日
  • SCIS 科学犯罪捜査班V~天才科学者・最上友紀子の挑戦~

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    05月-06。3.0点。
    SCISシリーズ。処女懐胎事案が発生。捜査に当たる。
    奇跡か、テロか。。

    一端の区切りかな。

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    2025年05月13日
  • SCIS 科学犯罪捜査班IV~天才科学者・最上友紀子の挑戦~

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    05月-02。3.0点。
    SCISシリーズ。ユーチューバーが連続自殺する案件、SCISが担当する。
    今回は、すぐに本筋のクローン案件へ。
    次作でけりがつくのだろうか。

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    2025年05月02日
  • SCIS 科学犯罪捜査班III~天才科学者・最上友紀子の挑戦~

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    04月-09。3.0点。
    SCIS、第三弾。ゲノム編集された蚊に刺され、食欲が失せて死亡した大学教授。刺した蚊は行方不明に。。。

    冒頭の事件より、主人公刑事の妻の周辺が騒がしくなっていく。

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    2025年04月28日
  • SCIS 科学犯罪捜査班II~天才科学者・最上友紀子の挑戦~

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    04月-06。3.0点。
    SCIS第二弾。死んだ人間が生き返るなど。

    主人公刑事の死んだ妻、どうなるんだろう。

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    2025年04月17日
  • SCIS 科学犯罪捜査班~天才科学者・最上友紀子の挑戦~

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    04月-02。3.0点。
    天才科学者と、警察庁勤務の刑事が組む。
    連作短編形式。読みやすい。
    次作につながる謎がラストに。

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    2025年04月04日
  • SCIS 科学犯罪捜査班~天才科学者・最上友紀子の挑戦~

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    この手の作品は読んだ事があったのでめあたらしさや新鮮味も無く、可もなく不可も無し。最後の部分も何か消化不良で面白く無い。次回作品もあるかどうか、分からないが読む気にならないと思います

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    2024年04月09日
  • 無限の正義

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    これを果たして正義と読んで良いのか最後まで疑問が残った。

    池袋で連続殺人事件が発生。
    反社会的勢力の構成員ばかりを狙う犯行からマスコミは犯人を清掃車に掛けて「聖掃者」と名付ける。

    時を同じくして、警部補・薬師丸遼一の娘が強姦相手を鉄アレイで殴り殺してしまう。
    その時、遼一が取った行動により家族は崩壊していく。

    模倣犯の正体は明らかだが、二名いると見られる聖掃者は一体誰で、動機は何なのか。
    また問題行動が多い引き籠り長男を抱える薬師丸家はどうなっていくのか不安しかなかった。

    嘘が嘘を呼び罪が膨れ上がっていく恐怖に震えた。

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    2024年02月19日
  • SCIS 科学犯罪捜査班V~天才科学者・最上友紀子の挑戦~

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    ネタバレ

    敵対者達との終わり方はアッサリと終わった印象はあるが、シリーズの縦軸となっていた小比類巻の妻の真実に関して明らかになり、改めて登場人物達の所業に戦慄したと同時に切なくなるような真相ではあった。結局、全5巻を読んでわかったのは以下のことである。主人公である小比類巻を始め何人かの登場人物や事件関係者は「生」と「死」にこだわりがあって『大切な人を生き返らせたい』『不老不死の方法を見つけたい』と願い、科学を用いて倫理を超えてしまう愚かさ、その陰で両親を持たずに作り出された生命達(体細胞クローンや細胞を分化させ増殖させて生まれた人工生命体)が『何故生まれてきたのか』と苦悩しつつも生まれてきた結果、何かを

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    2023年07月22日