桜木知沙子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレゆきずりで一夜を共にした相手と再婚相手の息子として再会!?
そんな最悪の出来事に遭遇したのは翼。
動揺する翼と裏腹に、四歳年下の新しく弟になる予定の上総は平然と、自身の母親のためにも、この結婚については反対しないでくれ、と言ってくる。
当然、自分の父親にも幸せになってもらいたい翼は、反対するつもりはなかったけれど、上総と距離を取りたいがために、自身だけ「別に家を構えようと思う」と言うつもりであった。
翼の年齢を考えればそう不思議なことでもなかったけれど、新しく母親になる女性がそのことを悲しんだため、上総に「秘密をバラされたくなければ同居しろ」と脅されることになる。
上総との一夜をばらされたくない翼はその条件を飲むけれど、いかんせん、上総の見た目はものすごく翼の好みなのだ。
上総にそのつもりはなくても、翼は上総の一挙一動にドキドキしてしまう、なんてことも多々ある。けれど、どんなに上総が好みであっても「家族」と寝るなんてもってのほか! と翼は何となく上総を避けるようになってしまう。
ところが上総は強引に翼との距離を縮めてきて……という話でした。
せっかく自分の好みの男が見つかったと思ったら、自分の家族になる男だった……なんて、最悪の状況。
せめて上総と距離を取ろうと思うけれども、上総がそれを許してくれない。
けれど、家族になって近くで上総を見ているうちに、母親を大切に思って、家から離れない仕事をしようと思ったところとか、そういう今まで知らなかった上総を知る度に、ますます上総に惹かれて行く翼。
けど、上総は「弟」で……
という話でした。
まあ、結局は「俺は兄でもお前の事が好きだ」みたいな感じで、上総に翼が押し切られてハッピーエンドでしたけど。
一つ屋根の下に自分の好きな人がいるなんて、本当は嬉しいんだけど、それが二人とも男である……ということで、悩みの種になっちゃうから大変。
上総も翼も優しいからなかなか本当のことが言えないんだよね。
寡黙で何を考えてるかわからないけどしっかりものの年下攻めと優柔不断で優しい年上受けの話が読みたい人にはオススメします。 -
Posted by ブクログ
ネタバレようやく二巻。
一巻は、つらくて苦しくて、でもこの気持ちが何なのか自覚したくない皇の話だったんですが。
今回の巻は、ようやく自分が芦谷に対して恋してるんだ、と自覚したところからのスタート。
でもだからといって、自覚するのと認めるのとは違うわけで、今度は皇はそんな自分の気持ちを認められなくて苦しみ始める。
向こうは親友だと思ってくれているのに、こんな気持ちを抱くのはおかしいだとか、いろいろ考えるけれども、結局吹っ切れなくて、ぐるぐる。
そんな時、東京に両親の求めに応じて帰郷すると、早すぎる見合いが仕組まれていて、皇は茫然。
そこで偶然、芦谷の親友・真史と再会する。
一時期は芦谷を挟んでライバルのような状況に感じていた皇だったけれど、実は真史には新たな恋人がいて、それなりにラブラブだと知り、皇もその芦屋の強い生き方を学び、自分の気持ちを否定せずにおこうと決意するけれども――
という話でした。
自分には決められた道しかなくて、その道を歩む上でのちょっとした休憩のつもりで、札幌に来たつもりが何よりも失いたくない、誰にも渡したくない人をその地で見つけてしまって右往左往――という感じのまさしく青春! という感じの話です。
個人的に大好きで、相当にヒットだと思っています。
真史とその彼の話は「東京の休日」で読めるのでそちらを読んでもらうとして。
やや芦谷と皇の関係もこじれ気味で。
皇にとってはいいことかもしれないのに、確かめるのが怖くて、確かめられなくてぐるぐる。
まさしく青春。
青少年が恋に悩んでのた打ち回る、胸の苦しくなるような青春BLがお好きな方にはオススメします。