なかお白亜のレビュー一覧
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最後の一歯
一部ご紹介します。
・「安全第一を考えたら、どうせ役にも立たないグラグラの前歯なんて抜いといたほうがいいんですよ」
「…かわいそう」
「は?」
「そのおじいさま、きっとご自身にその歯を重ねているんですよ、先輩!たとえ役立たずでも、おじいさまと共に、長い年月を生き、喜びも、悲しみもかみしめて、たった一本になっても、頑張って耐えているんです。その歯は、おじいさまにとって『最後の一葉』なんです。歯だけに。
だから、もしそれを抜いてしまったら、気力を失って…」
「もう、深読みしすぎだよっ」
「華岡くん!その歯はのこすべきだ!」
「医局長まで」
・ただタバコを吸うことだったり、抜けかけ -
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安全管理
一部ご紹介します。
・「僕は普通を目指している。普通にトラブルが起きないように注意を払って、それでも、トラブったら普通に周囲に助けを求めて、人手を確保し、普通に自分のできる範囲の事をして対処する。
それは簡単に見えて、実は結構難しい事なんだけど。
普通のことが普通にできる医者がどの病院にも普通にいる事は、名医が一人いる事より、ずっと価値があることだと僕は思うんだ」
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自信の裏付け
一部ご紹介します。
・「患者に嫌われたくないというのは、腕に自信がないからだ。麻酔科医には、気立ての良さで、患者さんとの信頼度をじっくり築く時間はない。だから、実力と結果のみで勝負する、そんな医者を目指すしかないのかな」
・「自信なんかないっすよ」
「だったら自信が持てるまで努力しろ!患者の生き死には、医者の腕でどうにかなるってもんじゃないがな、実力の伴う自信を持つ!
それが患者から命を預かる医者の最低限の義務だ」
・「たぶん走り続けた、その先には何もなくて…それなら、もっと楽しいこといっぱいして…明日から私…何したらいいのかな」
「疲れたときこそ、あえて周りを見渡してごらん。そし -
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地位と実力
一部ご紹介します。
・「お前に俺が、すっかり駄目になっちまったアイツを見た時の気持ちがわかるか!?
アイツは他の奴とは違うんだ。アイツは俺の技術も知識も全て持ってる。
アイツは…俺が育てた完璧な麻酔科医だったんだ!!」
「…完璧な麻酔科医ですか。相変わらずですね、先生は。
ご自分の技術をまるまる与えた彼を”完璧”と呼ぶ。
自らの腕と知識に絶大なる自信を持って疑うことを知らない貴方は、
後進を育てる立場になった今でも、日々迷いながら必死に麻酔している僕を、きっと軽蔑するんでしょうね。
…だけど、人の命を預かる僕だって人ですから。彼だって人ですから。
本院で入院したてから、何でも -
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いい仕事
一部ご紹介します。
・「本当にいい麻酔科医ってのは、危険を危険にする前に何事もなかったかのように消し去る、地味な奴だよ」
・「俺たち麻酔科医は、命を預かる以上、多少の無理はしても、無茶は絶対許されないよ。
患者さんを守るため、ひいては麻酔科医(きみ)自身を守るために」
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仕事をするということ
一部ご紹介します。
・「俺たち麻酔科医は、モニター相手に麻酔をしているわけじゃないだろ?
モニターを見るより患者を診ろ!
大事なのは、今、この患者の中で何が起きているのか知ることだ!」
・「長くやっていれば、事故やミスではなくても、自分を許せなくなることの一つや二つは抱えて生きている。
たぶんそれは死ぬ時まで消えることはないだろう。それでもやめられない何かがある」
・「あんた、自分が何したかわかってないでしょ!?
私たちが麻酔をするのは、患者から感謝の言葉を引き出すことでも、
ましてや外科医に媚を売ることでもないのよ!
彼が怒ったのは、たぶん、あなたがそういう麻酔科医たちの精 -
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麻酔医紹介漫画
「麻酔医」という目立たない一般には知られていない分野を漫画というメディアを使って広く紹介する ということだけでもずいぶんと価値のある作品である。さらにストーリーも 絵柄も共に水準以上。お仕事漫画としても十二分に楽しめるお得作品であると感じた。専門家の方の視点からすると欠点があるのかもしれないが素人の私には十分な気がする。
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おたんこナースみたいな
出来れば将来の進路について考えている、お若い方達に読んでいただきたいコミックです。
取り上げられているテーマは、あまりドラマ化されている事も無いので麻酔科医の仕事内容について容易に理解出来るよう、お笑い的な話を混じえて面白く読めます。 -
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これは良い作品(まだ2巻まで)
麻酔科医になる為の話があやふやになってる気がするけど、
漫画としてなら合格点かと。
個人的専門医ランキングは
1位:獣医
2位:麻酔科医
だと思っているので。 -
Posted by ブクログ
「医療マンガ」といわれると、手術でメスを振るう表舞台に立つような人が主役で、看護師や主役が所属する科以外は、話の話題によってそのときだけ主役級の扱いで、いつもはずっと脇に甘んじている。
というイメージが強い。(「医龍」や「ゴットハンド輝」,古くは「ブラックジャック」など)
本のタイトルどおり、主役は「麻酔科医」
マンガの外科手術では、たまにスポットライトは当たるけど主役級のインパクトが残せないかわいそうな役回り(現実は違うと思いますが・・・)が主人公。
医療系マンガは私の勝手なイメージで「長期連載が多い」というのがあるので、この作品も長期になるでしょう。