高野誠鮮のレビュー一覧
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ネタバレ「スーパー公務員」と評される著者は、公務員でありながらも起業家に近い仕事をしている。
公務員の限界を超えてより自由に動くために、「会議もやらない」、「承認も後付け」と、ボスに認めさせるほどのバイタリティは本当にすごい。
限界集落に若者を呼び込むプロジェクトでは、こちらからお願いするのではなく入居者は本当に村の一員になれるかどうか選別する、という妥協のない姿勢を貫くことの大切さを学び、
また、クレムリンにメール送ったり、人工衛星タダで使えるように算段したりと、著者の発想の柔軟さもまた人並外れており、読んでいて次が読めないので面白い。
神子原米のブランド化の話からは、できることはすべてやる -
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【まちづくりマーケティング】
A.人口が半減し、65 歳以上の人間が半数を超える限界集落だった神子原地区では、平成17 年より、次のようなプロジェクトを実施する。その結果、限界集落から脱却することができた。
・空き農地・空き農家情報バンク制度
空き家や遊休農地を都市住民に貸し与えるもの。ただし村民と共に頑張る人に限られ、入村者は集落の人が選。この制度により、遊休農地が減り、高齢化率が低下した。
・棚田オーナー制度
都市住民に棚田のオーナーになってもらう制度。田植えと刈り取りの時期には農作業をしてもらい、収穫した米を送る( 1 口 3 万円で米 40kg )。英国領事館員が第 1号のオーナーにな -
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過疎の村をさまざまな施策で活性化させた方が書いた本。果たして今はどうなっているのか?効果が持続しているのか気になる。一人称で書かれており、客観的評価がわからない。
型破りな手法は、一般化できることもありそうだけど、ここでしか、この人でしかできないことも多そう。あおる記事
具体策はさておき、とりあえず常識を疑って考えてやってみる、などなど根本的な過疎に対する心構えみたいなものは役に立つかも。まあ、過疎の問題に限ったことではないかもしれない。物事を動かすために、変革するために必要なんだろうな。
「私たち人間の知識というのは、全宇宙から見たら紙切れ一枚にも満たないペラペラの知識ですよ。だからマイ -
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この話自体は知っていた。
が、ローマ法王に食べてもらったことはメインの話題ではなく、そういうことをやった奴が何故、なんのためにやって、他に何やったかという話だった。
うざい。
いや、いい話なんだよ。特に、烏帽子親辺りは本当に涙ぐんでしまったくらいだったけど。
どれだけ先見性があって、バイタリティがあり、既存の組織は無駄ばかりで、なんて話で、要は自慢話にしか見えん。
本人がこういう話書くと、こうなるのかな。
誰かに取材してもらったほうが良かったんじゃないか。
上手く行って良かったね、とは思うが、そういうやり方だけだと他に大量の死屍累々が出る可能性もあるわけだし。
自然栽培がどうこうというの