あらすじ
「奇跡のリンゴ」を作った男・木村秋則と、「ローマ法王に米を食べさせた男」・高野誠鮮の二人が、往復書簡のやりとりで日本の農業の未来を語り尽くした刺激的対論集!TPPの対応で揺れ、原発事故で安全安心が揺らいでいる日本の農業――。人のやらないことを信念を持ってやり、大きな結果を出してきた木村・高野の二人が、世界の先頭に立つチャンスがある「自然栽培」という切り札について熱く書き上げた往復書簡たち!
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Posted by ブクログ
高野さんの前作『ローマ法王に米を食べさせた男』はたまたま数年前に読んでいた。
石川県に住んでいて、県内の話に興味があったからだ。
そして今作。
高野さんと『奇跡のリンゴ』で有名な木村さんが、往復書簡のやり取りで作った作品。
高野さんの偉業は前作で知っていたが、木村さんのこれまでの農業人生が想像以上に波乱万丈だった。
そして10年以上も諦めずに挑戦し続けて見つけ出した、日本にしかない『自然栽培』の技術。
その情熱に感動した。
『東京オリンピックで世界一安全な野菜を!』
『日本発の農業ルネサンスを!』
手に取ったタイミング、本の内容、そして石川県。
これからの俺の人生にとって、大事な1冊になるかもしれない。
Posted by ブクログ
とても興味深いお二人の往復書簡みたいなやり取り形式。
お二人の強さに感服。たぶんそれぞれの他の本と被る内容も多々あるが、それでも多くの示唆を富む一冊だと思う。
人の為、地球の為、喜ぶことを見つけて行動
Mからの使者、怖いね笑
Posted by ブクログ
ムーの三上編集長も参加してる羽咋市の自然栽培イベントでお馴染みのお二人。ルールをつくる側になって強大な権限をもった組織ってまるで人格を持っているように狂ったり暴れたりするんだなと思った。組織を構成しているのは個々の人格をもった人だと思ってたけど、そもそも人格なんて幻想だったんだというのが、こういうところによく現れている気がする。人間は過去や未来の出来事を認知することができるっていうけど、実際は90年くらいで死ぬから実感はないんだろうな。