ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?

ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?

小説・文芸
979円 (税込)

4pt

2015年7月スタート! TBS系 日曜よる9時 日曜劇場 「ナポレオンの村」出演:唐沢寿明 麻生久美子 山本耕史 ムロツヨシ イッセー尾形 沢村一樹 TVドラマ原案本、大幅加筆で新章追加、待望の新書化! 石川県羽咋市の市役所職員・高野誠鮮氏は2005年、過疎高齢化で「限界集落」に陥った農村を含む神子原(みこはら)地区の再生プロジェクトに取り組み、それが大成功を収めるまでの紆余曲折とアイデア満載、感動的実行力のプロセスを克明に記す。高野氏は数々のユニークなアイデアを次々と繰り出し、そのアイデアを驚くべき行動力で実行していく。その結果、多くの若者を誘致し、農家の高収入化を達成! また、高野氏は神子原地区で収穫される農産物をブランド化するために、高野氏はとてつもないことを思いつく。それは「ローマ法王に米を食べてもらう」という突拍子もないアイデア!ローマ法王庁から快諾の返事が来て、高野氏は自らバチカンに出向き神子原米を献上し、それを全国紙が取り上げた――。そして、役所には注文の電話が鳴りっぱなし……! 非常識と一般では思われてしまうかも知れないことを恐れることなくアイデアを自由に発想し、そして、それを躊躇なく、しかし確実に実行する、高野氏の仕事の流儀に大いに学ぶための、多くのヒントがちりばめられている一冊。

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ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか? のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    正直期待せずに読み始めたけど本当にすごい人だった。
    仮に自分がこの村に飛ばされたとしてこれだけ反発があったら、「じゃあ好きにしてください」となってしまいそう。
    特に公務員で成果を出しても給料が上がるような世界観でなければ、「相手のために相手の嫌がることをする」ってのはものすごくハードルが高い。

    それを強いエネルギーでやりつつ、かつその方法も人間への理解に溢れていて素晴らしい。
    たとえば「ローマ法王に連絡をとる」も村民を説得する方法の一つであり、「あえてニュースにせず噂話で広める」など方法の使い分け含めて社内政治の鬼という感じだった。

    村おこし自体は今後の人生で関わるものかはわからないが、本書で語られる「集団を動かす方法」は得られるものも多い本だった。
    読後は見事にこの村に行ってみたくなった。
    (高野さんが定年してしばらく経ってしまったので、良さが失われていなければ良いけれども)

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    2023年08月27日

    Posted by ブクログ

    奥付は2015年・第3刷。高卒で上京し、TVの構成作家となり、実家の寺を継ぐために帰郷。不本意ながら地元の市役所に臨時職員として就職したのだが、その後の公務員らしからぬ行動がすごい。英語に堪能だったことが強みになったのは間違いない。1次産業である農業は、販売原価を生産者が決められない欠点を抱えているのは、著者と同意見だ。羽咋と言えばUFO。しかし、その町おこしの一つとなったUFOが、公民館での古文書講座がきっかけだったのは意外だった。自然栽培農法も興味深い。

    0
    2023年02月02日

    Posted by ブクログ

    ガッツ溢れる地方公務員のストーリーで、色々なアイディアや行動が描かれています。なりより、羽咋市という土地に行ってみたいなと思わせられました。

    0
    2021年06月10日

    Posted by ブクログ

    勢いがあって最後までおもしろく読めた。実を伴っているので、無理して文字を絞り出してる感がなく、気持ちよく読める。

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    2020年10月24日

    Posted by ブクログ

    実行力がとにかくすごい。マーケティングコンセプトがすごいというよりは、コンセプト自体(有名な人が勧めたものはみんな買うとか)はシンプルだけど、リーダーシップというか物事を動かす力がやはり素晴らしい。今のコロナの状況と現在の仕事を見ていてもやはりコンセプトのユニークさよりも如何に実行できるか、そして時勢に乗れるかが伸びに繋がる気がする。

    0
    2020年05月24日

    Posted by ブクログ

    仕事に関して、勇気とやる気をもらえた作品。自分は公務員ではないが、組織で働いてて往々にして繰り広げられていることが描かれていた。失敗を恐れる周囲の人間。責任追及に走る組織。そんなことやってたら個人としても組織としても成長はない。作中で描かれていた高野さんの周りの人間が自分のことのように思えて恥ずかしくなった。
    仕事で詰まったら何度でも読み直したい。

    0
    2020年02月11日

    Posted by ブクログ

    お坊さん兼公務員の人の話。
    会議のための会議と、堂々巡りな自分の仕事が
    なんだかとても恥ずかしくなった。

    この人すごいすごいとのめり込んで読んだ。
    普通は途中で心折れそうだけれども。

    背中を押されたいときに超おすすめの一冊。

    0
    2020年01月21日

    Posted by ブクログ

    色んなアイデアが豊富で有言実行な作者が非常にかっこいい!
    ・米をローマ法皇に献上し、パッケージの字体をエルメスのスカーフのデザイナーにしてもらう。強気の交渉でデパートにも数量限定で売り、価値を高める。
    ・烏帽子制度で民泊が流行する前から民泊をしてもらう
    ・宇宙ミュージアムを作り、メディアにとりあげてもらう
    ・

    0
    2019年12月18日

    Posted by ブクログ

    本書で中心となるのは、高野氏が2005年に農林水産課に(意思に反して)異動になってから、限界集落とよばれた農村地帯の立て直しに挑んだときの内容です。

    その実績から高野氏はスーパー公務員と呼ばれ、唐沢寿明さん主演ドラマ『ナポレオンの村』の原案になっています。

    石川県羽咋市神子原地区は、とても美味しいお米が穫れるにもかかわらず、過疎化と高齢化が進み、収入の少ない地元農家は苦しい状態を強いられていました。


    共済による補助ではなく農家たちの自立・自活が必須と考えた高野氏は、予算わずか60万円で神子原地区の活性化と農作物のブランド化に挑みます。

    棚田オーナー制度、烏帽子親制度、直売所の設立など新しい試みを成功させますが、軌道に乗るまでは困難の連続だったようです。

    『集落を再生するために知恵を絞り、戦略を練りました。
    けれど役所の人間が方法を唱えただけでは、集落のみんなは納得しません。
    だからまずは私がやってみせて、今度はやってもらって納得させないと、人は動きません。』


    本書のいたるところから、"可能性の無視は最大の悪策" という信条を持った高野氏の、公務員という立場や既存の考え方にとらわれない行動力を伺えます。

    『可能性があるから挑戦したのではなく、やってみたからはじめて可能性が出てきたんです。』
    …古文書のコピーから町おこしを成功させた経験により、高野氏が感じたこと

    『これがだめだったら次はこれやろう、あれやろうって。何かをやるときは、最低でも3つは考える。』
    …手紙を書きまくってローマ法王に神子原米を献上、ブランド化に成功

    『お金があったらそんなこと考えません。お金がないから知恵を絞って考えるんです。』
    …米の品質測定の新しい方法を探し出して、神子原米の品質担保に貢献


    本書を通じて、高野氏の一貫した『どうやったらできるか?』という考え方と、失敗してもいいからまず行動してみるという姿勢にとても感銘を受けました。

    私もそのように教わってきて、いつも自分がプレイヤーとして行動し続けることを大切にしてきました。

    立ち上げの頃、私も周りの人全員から賛同を得られたわけではありません。

    反対や批判を浴びることもありましたが、絶対に目標を成し遂げるという強い気持ちで足を動かし続けてきました。

    なので、高野氏の『たった1%や2%の人が賛成で、あとは全員反対でも私はいいと思う。』という言葉がとても励みになりました。

    私自身、多くの仕事に取り組んでいますが、あえて自分を追い込み負荷をかけることで、仕事のクオリティを上げるように努めています。

    本書から学んだチャレンジすることの意義や可能性にフォーカスすることの大切さを、さっそく仕事に活かしていきます。

    0
    2019年06月13日

    Posted by ブクログ

    2015年73冊目
    頭をガツンと殴られたような素晴らしい一冊でした。
    著者は市役所勤務。上司と合わず農林水産課に異動させられる。
    そこで、命ぜられた仕事が?過疎高齢化集落の活性化と?農作物を1年以内にブランド化する。
    担当する地区はほぼ限界集落。若者たちは出て行き、年寄りしかいない昔ながらの村。
    普通だったら、こんなテーマ無理だと思って諦めます。
    しかし、この著者は諦めない。
    農業を活性化させるためには対処療法だけでなく、根本的にシステム自体を変える必要があると考え、農作物を作ってはJAに決まった金額で販売するという従来の仕組み自体を変えようとする。
    もちろん、相手の農家だった長年の仕組みを取り替えるには大きな抵抗を示します。
    米を高く売ろうとしても、まずはお前がやってみろと言われるしまつ。
    この著者は諦めず、どう周りに認めさせながら、仕組みを変えていくかを考えて実行していく。
    その姿勢が素晴らしい。
    本書を読んで多いに反省させられました。
    この著者に較べれば、自分はまだまだ考えが少ないし、行動も伴っていないのではと。
    仕事に取り組むという姿勢について、大変考えさせられた一冊です。
    会社勤めの方、公務員の方には是非読んでもらいたい一冊でした。

    0
    2018年10月28日

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