金谷俊一郎のレビュー一覧
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これは楽しい歴史本です。
実際に起きた歴史的事実を時の為政者が、プレス
リリースをすればどんな内容になるのか。
例えば「忠臣蔵」の敵役で知られる吉良家は、吉
良上野介が赤穂浪士に殺された時に、適切なリリ
ース(あだ討ちは当時でも認められていなかった
ので、暴挙である、など)をしていれば、現代に
おいても吉良家の評価は違っていたのではないか
という歴史に「もしも」を楽しめます。
また、広報活動というものがたとえ昔は存在して
いなかったとしても、どれほど社会活動にとって
重要であるのか、実例のテクニックも併せて知る
ことができます。
続編の予感もする一冊です。 -
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小学館の「少年少女日本の歴史」シリーズがついに平成の30年をまとめた学習漫画を出しました。
このシリーズ自体をそろそろリニューアルするのかなと思ってましたがこれは意外。
各出版社の歴史系学習漫画の平成時代をまとめている本の中ではもっともわかりやすくまとまっていると感じました。
平成という時代は、おそらくこの本の編集に携わっている人たちもリアルに生きてきた時代。そのため数々のできごとが充分に整理しきれない状況のことが少なくないのでは?と思います。実際自分も歴垢ツイッターで「#平成30年振り返り」というハッシュタグをつけて振り返りツイートを書いていますが、どうもそれぞれのツイートがブチ切れで -
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卑弥呼。亡くなった年に皆既日食が起こり、さらに神格化された。▼大伴家持。「初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やわら)ぎ」から「令和」になった。▼源義家。別名・八幡太郎(石清水八幡宮で元服したから)。私財をなげうって、自分に仕える武士に恩賞を与えた。▼神護寺の「源頼朝像」は足利尊氏の弟の像。▼日野富子。金に無頓着な夫・足利義政を支えるため、関所を多く作って課税し、守護に高利貸しを行って、お金を儲けた。親鸞は親戚。▼細川勝元。妻は山名宗全の娘。龍安寺・龍興寺を創建。美食家。▼後奈良天皇。飢饉や疫病に苦しむ民のために、般若心経を書き写し、全国の寺社に奉納した。▼毛利元就。安芸国(あきの
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著者は、数々の企業を経て、アップルの広報等も担当した企業広報のプロ。
日本の歴史上の事件や出来事、人物を題材に、その当時に、もしも現代の広報がいたら、プレスリリースはどのようなものを発表したのか。というコンセプトの本。
神話の時代から明治時代まで計42のテーマを、リスクマネジメント、制度改革、マーケティング、広報テクニック、リーダーシップという5項目に分け、夫々、現代のプレスリリース調に語られる。
昨今の厳しいコンプライアンスに沿って語られる歴史上の出来事は、なるほどと頷くものも多く流石はプロの広報マン。企業広報のプレスリリースにどのような目的と意図があって作成され、誰に向かって発表されるのか -
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話題になっていたので、気になって読んでみた。
ビジネス書でもあり、歴史(エンタメ)書でもあり…これは期待値が上がるが、果たして?
私自身は広報業務はしたことがなく、社内報に課として連載をしていたくらい(でも3年も担当した!)。
このようなプレスリリースを見てみると、広報とはわりと攻めの部署のようだ。
華やかなイメージが先行するが、意外と泥臭い。
さて、本書で面白いのは歴史上の出来事をプレスしたら、という視点。
池田屋事件からみるリスクマネジメント、墾田永年私財法という制度改革について、YouTube 奥の細道 by松尾芭蕉(これはお気に入り)など…
こうしてみると、今のビジネスって、エラソ