田中長徳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
語り下ろし本のせいか、さらっと読める。主張が前に読んだのとほぼ同じということもあるのかもしれない。
まあ、カメラ指南については、カメラマンだからこそ言える、という面もあると思うが、
散歩カメラなどは、自分もやってみようと思う。
意外で面白かったのが、工業デザインやブランドについての話。
あえて「クラシック風」にしているようなデザインへの批判と、画一的なブランド志向の批判(ロレックスとか)は、とても共感できた。
あとは、仕事ができそうにみえるのは、コンパクトデジカメを使っている人であって、ケータイカメラだといかにもできなさそうに見えるらしいので注意しよう。
(500)
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(目 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
本のように平たいモノを撮りたい、ガラス越しにモノを撮りたい、光るモノを撮りたい、動くモノを撮りたい、パーティで人を撮りたい。
そのとき、プロに頼まなくても、写真の知識がなくても、ちょっとしたコツさえ分かれば、自分で撮ることができるようになる。
あなたが撮影するたった1枚の画像が、ビジネスを展開させる。
[ 目次 ]
第1部 デジカメで何ができるのか(デジカメが現れるまで デジカメの八つの便利ポイント)
第2部 ビジネス写真の撮り方(あなたが撮影する一枚の画像が、ビジネスを展開させる力を持つ 本のように平たいモノを撮りたい 立体的なものを撮りたい ほか)
第3部 デジカメの賢い選 -
Posted by ブクログ
カメラのノウハウが書かれている本は多いが、本書は、あえてそこを狙わなかったとのこと。エッセイなので、さらっと読める。
一瞬一瞬を、詩のように切り取ること、そんなことについて、氏独自の切り口が語られている。
本書の写真は、PEN2で撮られたものだそうだ。
(500円)
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(目次)
はじめに――写真が好きとかカメラが趣味とか、それらはもっぱら詩的精神の領域であるということ
第一章 チョートク流 詩的カメラ生活の手引き
未来に罠を仕掛けよう
現在のカメラシーンを切り取ったら
2010年の地殻変動
「持つ楽しみ」があるカメラとは
美智子様は昭和のカメラ女子
マイクロフォー -
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デジカメに関する本は鐸木氏の本ぐらいしか読んだことはないが、著者はカメラの世界では有名な方らしい。
2002年出版なので、その後の著しいデジカメの進化と普及を考えると、いかにも黎明期とった感があるが、ビジネス写真の撮り方などは参考になる。
カメラ勉強してみようかなぁという気になってくる。
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(目次)
第1部 デジカメで何ができるのか
(デジカメが現れるまで
デジカメの八つの便利ポイント)
第2部 ビジネス写真の撮り方
(あなたが撮影する一枚の画像が、ビジネスを展開させる力を持つ
本のように平たいモノを撮りたい
立体的なものを撮りたい ほか)
第3部 デジカメの賢い選び方と使い方 -
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ネタバレ「知的な~」の続編というか、著者もあとがきで書いているように「二匹目のどぜう」を狙っての一冊。前著より、技術的なことより、写真と向き合う精神的なことを書いているようで、初心者としては楽しい一冊だった。 40年以上もカメラと付き合ってきた大ベテランなだけに、銀塩フィルムへのこだわりが垣間見えるけど、マイクロフォーサーズ登場(これを“地殻変動”と言ってるのがおかしい)以降のデジタルカメラ情勢も、決して否定的に見ていないところがいい。余裕ある大人の視点。
機能、スペックの詰め込みの昨今の風潮に苦言を呈し、メーカーの努力不足は、“ライフスタイルの提案”の欠如だという点は、非常に納得がいく。要は、なに -
Posted by ブクログ
文庫本で手軽に読めるが写真もあり説明も分かり易く、情報量は十分ある印象。又、ユニークな表現が多く楽しんで読めた。タイトルからも見られるように、「B型はエライこっちゃ」「M型のほうがエライ」など、目次一覧さえも面白い。あらゆる角度からライカを敬愛・賞賛しつつ、M6やR型への批判もあったり、機種や歴史のみならず部品や修理や社長個人に関しても著者の思うことが少しずつ記述されており、バラエティに富んでいる。後半になるにつれマニアックになっている。大阪と東京ではライカの売買スタイルが異なる、つまりカメラ屋と客の距離感や会話の流れが異なる、という話も短いながら非常に楽しめた。ライカカメラについて勉強しよう
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Posted by ブクログ
この本を買った動機は2つ。
装丁が素晴らしいこと。表紙のセピア色写真と、その写真に合わせた茶系の帯、栞も赤なのが何とも洒落てる!
もう一つは、GRのカメラを使い始めてチョートクさんを知ったのだけど、どんな人なのか興味があったからという単純な理由。
で、読んでみてどうだったか。
長徳さんのモノ・ヒト・風景に真摯に対峙する視点が写真家なんだなぁ。この方は本物なんだわ。と背筋がピンとなったのだった。
プラハには行ったことがないけど、カクカク、シャビーでありながらスタイリッシュな感じを受けるのは、長徳さんのフィルターを通しているからだろうか。
この本は時間をおいてもう一度、じっくり読みたいと思う。