高山恵のレビュー一覧

公爵と氷の微熱

マデリン・マーティン / 高山恵

感情を出すなと育てられてきたせいか「氷の女王」というあだ名まで付けられてしまったヒロイン。
婚約者にも捨てられ、来年の社交のお金も尽きてしまう。
今季中に結婚をするしかないと、母親から高級娼婦を紹介され男性を魅了する方法を学ぶことに。
そして高級娼婦の幼馴染の公爵であるヒーローがお相手を務める。
ただ二人の父親が宿敵同士で最初はそれを気にするヒーローだけど、どんどん魅力的になっていくヒロインに抗えず二人の距離は縮んでいく。
結婚する、しないでうだうだするので、お互い気になってるなら結婚しちゃいなよ！とかるーい気持ちで読んでました（笑）

失踪し亡くなったとまで思われていたヒロイン兄が急に登場したりと、いろんな要素を詰め込んであったのでシリーズものかな？
とすればヒロイン兄とヒーロー幼馴染の話もありそうで楽しみ。

永遠の四週間 ウエストサイドの恋事情 ＩＩ

メレディス・ウェバー / 高山恵

ウエストサイドの恋事情シリーズ
『別れから始まる恋』(I-2289)
『永遠の四週間』(I-2298)
『ナースの片思い』(I-2305)
『都合のいいプロポーズ』(I-2314)

あなたへの道のり

リズ・フィールディング / 高山恵

友人の子供の洗礼式で出会った二人。
たちまち惹かれ一夜を共にしてしまう。
その前に「責任はとらない」とヒロインに警告をしておいてから。
なのでその後妊娠が分かっても一人で産み育てるつもりだったヒロイン。
小切手を送るのはいただけないけど、その後は何かとヒロインの世話をやきにくるヒーローだった。
罪悪感がどうのこうのって言い訳してるけどヒロインと子供が気になって気になって仕方がないのが丸わかり。
過去のことから愛に臆病になっていたヒーローの成長物語、かな？

伯爵と壁の花

ジャニス・プレストン / 高山恵

序盤のフェリシティは自分のことで手一杯、リチャードの気持ちを慮ることができない。
ふたりともなかなか自分の気持ちを認めようとしない理由があるけど、まぁじれったい。
エピソードがテンプレなのが残念だけど、普通に読めます。
フェリシティの母親がなぁ。

都合のいい花嫁

ソフィー・ペンブローク / 高山恵

普通のイマージュ
ストーリーは好みなんだけど、文体と夢見がちで意固地で後ろ向きなヒロインが…
頭の固いヒーローは嫌いじゃないのに。
三人称だけど、一人称のようにヒーローかヒロインの心の声ばっかりで進められる小説って想像の余地が無くてくどいのが苦手。最近のアメリカ（？）のハーレクインの作家には多いけど。

王子様にキスを

ジェニファー・グリーン / 高山恵

事故で整形ヒーローｘバツイチヒロイン

ヒーローがヒロインにメロメロで優しくて
とにかく彼女だけの事を考えているのに、どうもはまれず。
2人の気持ちが友情と愛情の間で
ハッキリしないのがイライラするのかも。

運命の手の中で ダンテ一族の伝説 ＶＩＩＩ

デイ・ラクレア / 高山恵

う～ん。色々あって炎を信じきれないジアの気持ちもわからなくはないんだけど・・・なんとなく全体が中途半端なまま終わってしまった感が否めません。デイビットとコンスタンティンの確執もさらっと流れ炎を消せると信じているジアの原因となった伯父と伯母と後でわかったいとことの関係はこれから先どうなるの～～～って叫んでしまいました。おじいさんは全て知っていたのに・・・

運命の手の中で ダンテ一族の伝説 ＶＩＩＩ

デイ・ラクレア / 高山恵

ダンテ一族の女性ジア・ダンテとコンスタンティン・ロマーノ（妹はラザロ・ダンテの妻アリアナ）ジアは炎を消す方法を知って…。

霧の中の出会い 再会に乾杯 Ｉ

アネット・ブロードリック / 高山恵

三つ子のお話、第一話。
ヒロインはヒーラー。ヒーローは探偵で人探しをしているときにヒロインと出会う。実はヒロインが探し人その人。
でも病気になってしまったので、ヒロインの看護を受け入れて調査は停滞してしまうんだけど。
ヒーローには悲しい過去があり、また人探しの依頼人は次の作品であるヒロインの姉妹だったりと結構話が盛りだくさん。
終わり方も「続く」的な感じで１作だけでは十分楽しめないかも。

永遠の契約

サラ・クレイヴン / 高山恵

ヒロイン：エイドリアン
ヒーロー：チェイ
エイドリアンは美しい屋敷の当主ピアズと婚約中。インテリアコーディネータのエイドリアンは、ピアズが相続した屋敷の内装などを改装する仕事を手がけています。ところが、ピアズからの現金の振込みが停止され、彼女に借金を押しつけて失踪します。そんな時に、彼女の窮地を救うのか足元をみたのか、幼なじみで屋敷の家政婦の息子だったチェイが現れ、屋敷を買い取り、自分が新当主になったと告げます。耳を疑う彼女に、莫大な財産を築き、大富豪となったチェイがとんでもない提案をもちかけてきます。

感想
設定としては中々面白かっただけに、ヒーロー、ヒロインの感情があまり詳しく述べられていないのが残念。チェイの復讐かとずっと勘違いしていた、ちょっと単純なヒロインのお話でした。

私の知らないあなた

ローリー・フォスター / 高山恵

危険な商売シリーズ1
エンジェルはある計画を胸に、元恋人デリクのオフィスを訪ねた。今日は休日。彼のほかには誰もいない。予定どおりだ。だがデスクから顔を上げたデリクと目が合った瞬間、彼女は予想もしなかった熱い震えに襲われた。なぜかしら?彼はまるで初めて会うかのように私を見ている。計画のことも忘れ、エンジェルは魅入られたように立ち尽くした。だめよ。今はどうしても彼の助けが必要なのだから、すべてを奪った憎い相手であろうと、彼の歓心を買わなくては。意を決してキスを誘うと、彼はかつてとは別人のように情熱的に応じた。冷酷な彼と熱いキス。矛盾にとまどいつつ彼女は思わず我を忘れた。

殺人の捜査のためとはいえ騙して関係を持つというのはどうなんだろう？　ちょっとやり過ぎな気がする。また例によってヒーローの過保護というか独占欲というか。ヒロインも簡単に受け入れすぎ。

御曹子とスキャンダル

バーバラ・マコーリィ / 高山恵

３人姉妹の末っ子カティーナ・アレクサンダー（ティナ）は、母親の企むお金持ちと娘達を結婚させる計画には含まれず、いつまでもベビー扱い、それでも真面目で責任感もあり両親からの自立の道を探していた。そんな時家族の経営するベーカリーの隣を貸すことになり、下見にやって来た海運会社社長リード・ダンフォースと出会う。すぐにティナに惹かれたリード、プレイボーイの名を欲しいままにしてきたが、今までの女性とは違うものを彼女に感じ、やっとのことで結ばれるが、ティナの両親には秘密があり、そのため著名なリードと一緒になればマスコミにかぎつけられるからと、別れを告げられる。　　両親の秘密が障害なんだけど解決策があっけなかったので辛口評価。