【感想・ネタバレ】伯爵と壁の花のレビュー

あらすじ

日陰の令嬢に求婚した、難攻不落の伯爵の思惑――

フェリシティは良家に生まれながらも、一生結婚せずに世のために身を尽くすつもりでいた。華やかな母や姉と違い“見劣りする娘”と囁かれる彼女は、母たちのように愛に溺れ、愛に裏切られる人生を望んでいなかった。ところが母が再婚し、義父にいじめられる日々が始まると、彼女は家を出たい一心でやむなくお見合いをしたいと願い出る。持ち上がった縁談の相手は、スタントン伯爵リチャード――社交界随一の花婿候補で、フェリシティが心密かに慕っていた男性。跡継ぎをもうけるための便宜結婚を望む伯爵に、彼女の心は揺れた。私はきっと彼を愛してしまう……決して、愛されるわけもないのに。

■切なくも衝撃的な展開で読み手を魅了するジャニス・プレストンの日本デビュー作をお贈りします。良家の令嬢でありながら、誰にも見向きもされない壁の花のフェリシティは、愛されない妻になることに怯え、愛しの伯爵との縁談を断る決意を固めますが……。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ひそかに憧れていたヒーローと便宜結婚をすることになったヒロイン。
愛してしまわないようにヒーローを拒絶するヒロインに言いたいことがないわけではないけど、ヒロインには臆病になってしまう理由もあるし納得もできた。

ヒーローは便宜結婚を提案しておきながらヒロインに惹かれてしまうというあるあるな展開。
葉にはしてないけど、行動からヒロインが好き好きな想いが伝わってきて可愛らしかった。

軽薄なヒロイン母と、冷たいと思っていたヒーロー母の対比がよかったなぁ。
ヒロイン母は本人が悪いと思ってないところが救いようがない。
ヒロインから母親にズバッと言ってほしかったのでもうちょっとページがあればなぁ。

ヒーローの元愛人が良い人って設定だったけどこれは普通に嫌な奴として描写した方がよかったかもしれない。
ヒーローヒロインにも元愛人にもなんだかモヤモヤした。

作品自体は主役から脇役までキャラが立っていたし読みやすくて一気読み。
作者の他作品も読んでいきたい。

1
2022年04月25日

Posted by ブクログ

序盤のフェリシティは自分のことで手一杯、リチャードの気持ちを慮ることができない。
ふたりともなかなか自分の気持ちを認めようとしない理由があるけど、まぁじれったい。
エピソードがテンプレなのが残念だけど、普通に読めます。
フェリシティの母親がなぁ。

0
2016年06月02日

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