あらすじ
私を奈落の底に沈めるのは、いつもあの男。■エイドリアンの子供時代は美しい邸宅グレーンジに強く結びついている。すべてが幸せに輝いていた……。物静かな少年チェイと敷地内の樫の木に登り鳥を見て過ごしたひととき。チェイは屋敷の家政婦の息子で、エイドリアンの憧れの人だった。ところがグレーンジの当主の甥ピアズの出現で、チェイは豹変する。嵐の日に木の上に置き去りにされ、エイドリアンは肺炎になりかけた。チェイは、ついには盗みを働いて屋敷を追放され、エイドリアンの前から姿を消した。彼女の心に深い傷を残して。それから七年の歳月が流れ、二十五歳になったエイドリアンは、屋敷を相続したピアズと婚約した。新進のインテリア・デザイナーでもある彼女は屋敷の改装を手がけ、グレーンジの女主人としての暮らしを夢見ていた。チェイによってその幸せが根底からくつがえされるとは思いもせずに。
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Posted by ブクログ
ヒロイン:エイドリアン
ヒーロー:チェイ
エイドリアンは美しい屋敷の当主ピアズと婚約中。インテリアコーディネータのエイドリアンは、ピアズが相続した屋敷の内装などを改装する仕事を手がけています。ところが、ピアズからの現金の振込みが停止され、彼女に借金を押しつけて失踪します。そんな時に、彼女の窮地を救うのか足元をみたのか、幼なじみで屋敷の家政婦の息子だったチェイが現れ、屋敷を買い取り、自分が新当主になったと告げます。耳を疑う彼女に、莫大な財産を築き、大富豪となったチェイがとんでもない提案をもちかけてきます。
感想
設定としては中々面白かっただけに、ヒーロー、ヒロインの感情があまり詳しく述べられていないのが残念。チェイの復讐かとずっと勘違いしていた、ちょっと単純なヒロインのお話でした。