谷川多佳子のレビュー一覧
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「我思う、ゆえに我あり」
デカルトと言えばこのフレーズ。本書がその出典。
哲学哲学しているかと思ったが、ページ数も少なく意外と読みやすく感じた。
ただ1回だけでは理解が進まず、特に後半は神との対話のような辺りが苦しんだ。
相互理解のアプローチでは、同じものを見ても思考が異なるから意見が分かれるのであって、理性の有無には関係ないとしている。
デカルトが意識していたのは、
・極端を嫌い中道を選ぶ
両極端では修正幅が大きいため
・一度決めた意見に一貫して従う
フラフラ脇道にそれず同じ方向に進む方が結果
的に到達が早い
・最善を尽くしても手に入らないものは諦める
いくら良くても自分の -
Posted by ブクログ
デカルトが考える学問へのアプローチと生き方を述べた本である。言葉選びが難しく、解釈するのが難しい。主観的な話が多く、万人がより良い人生を生きるために書いた本ではないと感じる。自分語りの一種ではないだろうか。
ただ、デカルトは「われ思う、故にわれあり」の名言を残した有名な人物であるので、参考にはなると思う。
自分なりに噛み砕くと、デカルトは以下の意見を述べている。
・不要なことで他人に時間を奪われるべきではない
・自分が信じる道を行く(芯を持つ)
・思想や発言はどんなに有能な人に伝えても相手が自分なりに解釈を曲げてしまう
・人から教えてもらうより自分で感じる方がより正確である -
Posted by ブクログ
「我思う故に我あり」で有名なデカルト著。
ちなみに「我思う故に我あり」は本書で登場する。
100頁ちょっとの物理的には薄い一冊。
ただ内容的には1回読むだけでは吸収しきれないはどの分厚い内容。
今回読んだ中で一番面白かったのは、
「真でないいかなるものも真として受け入れることなく、一つのことから他のことを演繹するのに必要な順序をつねに守りさえすれば、どんなに遠く離れたものにも結局は到達できるし、どんなに隠れたものでも発見できる、と。」
という一文。
この一文は、4つの規則という形で記載されているけど、1つ目の規則である「わたしが明証的に真であると認めるのでなければ真として受け入れないこと -
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人間は生まれながらにして、永遠不変の本質を知っている。プラトン
感覚的な経験を積み重ねていくことで、普遍的な知識・判断を導き出す。個々の経験・事実からそれらに共通する一般法則を求める。経験派は蟻の流儀で集めては使用する。合理派は蜘蛛の流儀で自らのうちから出して網を作る▼物事を認識するとき、偏見・先入観を持つな。人のもつ目の錯覚、独りよがりの主観(狭い世界)、うわさ話・聞いた話、伝統・権威の盲信(先生・本が言ってた)に気を付けよ▼経験に基づく知識を使えば、人間は自然(人間を取り囲む環境)を支配できる。F・ベーコン『ノヴム・オルガヌム』1620
経験なんて疑わしい。目の錯覚や感覚は人を欺くかも -
Posted by ブクログ
フッサールの『デカルト的省察』相互主観性(間主観性?)でモナドが出てくるので、理解しようと読んでみた。
知は人類全体の表象=「精神の共和国」(データベース、百科全書etc.)→シュッツも影響うけている。
モナドは単なる原子論ではない。モナドの一つ一つは表象へのエネルギーを持っており、形而上学的説明がなされる。モナドの表象への運動は、アリストテレスの言う、可能態から現実態へという欲求の運動に対応している。単一のものから変化が生まれるため、単一のなかに必然的に多を含む。記憶が連続的である事(表象の連結)や意識についての言及は興味深い(20~23、26節)。
一つ一つが表象であり、人間の場合魂