谷川多佳子のレビュー一覧

  • 方法序説

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    「我思う、ゆえに我あり」
    デカルトと言えばこのフレーズ。本書がその出典。

    哲学哲学しているかと思ったが、ページ数も少なく意外と読みやすく感じた。
    ただ1回だけでは理解が進まず、特に後半は神との対話のような辺りが苦しんだ。

    相互理解のアプローチでは、同じものを見ても思考が異なるから意見が分かれるのであって、理性の有無には関係ないとしている。

    デカルトが意識していたのは、
    ・極端を嫌い中道を選ぶ
     両極端では修正幅が大きいため
    ・一度決めた意見に一貫して従う
     フラフラ脇道にそれず同じ方向に進む方が結果  
     的に到達が早い
    ・最善を尽くしても手に入らないものは諦める
     いくら良くても自分の

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    2023年04月22日
  • 方法序説

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    デカルトのアプローチはとても勉強になるなと思った。
    他人の築き上げたものに拠るばかりでは完成度の高いものは作れない、というのは納得感がある。自分自身も、当然だと思っていた資本主義とか、必然的に存在してしまうものと捉えていた格差とかについて再度捉え直そうとしているところなので、信念を捨て去るのが向いてない人のタイプや三つの格率の話は心に留めておこうと思った。
    形而上学やスコラ哲学の知識がなく、神の存在とかどうでも良くない?と思ってしまっている自分にとっては、神の存在証明はイマイチ理解しきれなかった。

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    2023年04月02日
  • 方法序説

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    デカルト41歳での著作。デカルトが求めた生き方、考え方の徹底ぶりはすごいと思った。思想の根底に、一人だけで苦労して仕上げた作品ほどの完成度は、たくさんの部品を寄せ集めて作り、いろいろな親方の手を通ってきた作品にまさっているということ。極限まで考えたどりついた「われ思うゆえにわれあり」デカルトの哲学はあまり理解できなかったが、思考をすすめるプロセスの4つの規則 1注意深い。即断、偏見をっさける。2小部分への分割 3順序、単純→複雑 4見直し
    読書についての姿勢も触れられていた。一度決めた以上、一貫して行うことも大切。

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    2023年01月27日
  • 方法序説

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    哲学者といえば堅物で世間と違う自分を正当化しているイメージだったが、デカルトは自分なんかよりも更にずっと上の視点から世間を見ていた事を知った。

    ただし神の存在証明は何度読んでも循環論法になってしまう様に感じてしまった。

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    2023年03月11日
  • 方法序説

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    まちづくりの在り方や、生物学的な事例から自らの思考、考える道筋を解き明かそうとしたもの。今の自分では、あまり頭に入ってこなかった。後日、再チャレンジかな。

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    2022年11月02日
  • 方法序説

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     デカルトが考える学問へのアプローチと生き方を述べた本である。言葉選びが難しく、解釈するのが難しい。主観的な話が多く、万人がより良い人生を生きるために書いた本ではないと感じる。自分語りの一種ではないだろうか。

     ただ、デカルトは「われ思う、故にわれあり」の名言を残した有名な人物であるので、参考にはなると思う。

     自分なりに噛み砕くと、デカルトは以下の意見を述べている。
    ・不要なことで他人に時間を奪われるべきではない
    ・自分が信じる道を行く(芯を持つ)
    ・思想や発言はどんなに有能な人に伝えても相手が自分なりに解釈を曲げてしまう
    ・人から教えてもらうより自分で感じる方がより正確である

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    2022年09月17日
  • 方法序説

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    意外と庶民的な感覚を持っているんだな、という地点から繰り広げられる知的無双に笑いが込み上げてきた。
    すごいことは分かるんだけど、当時の常識を共有できていないからいまいち目を輝かせることができない。この方々が私の価値観を涵養したため、もはや当たり前として昇華してしまっている可能性もある。

    ところどころで歯切れが悪くて、今のSNSに似ているなと思った。

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    2022年08月11日
  • 方法序説

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    「我思う故に我あり」で有名なデカルト著。
    ちなみに「我思う故に我あり」は本書で登場する。

    100頁ちょっとの物理的には薄い一冊。
    ただ内容的には1回読むだけでは吸収しきれないはどの分厚い内容。

    今回読んだ中で一番面白かったのは、
    「真でないいかなるものも真として受け入れることなく、一つのことから他のことを演繹するのに必要な順序をつねに守りさえすれば、どんなに遠く離れたものにも結局は到達できるし、どんなに隠れたものでも発見できる、と。」
    という一文。

    この一文は、4つの規則という形で記載されているけど、1つ目の規則である「わたしが明証的に真であると認めるのでなければ真として受け入れないこと

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    2022年05月09日
  • 方法序説

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    人間は生まれながらにして、永遠不変の本質を知っている。プラトン

    感覚的な経験を積み重ねていくことで、普遍的な知識・判断を導き出す。個々の経験・事実からそれらに共通する一般法則を求める。経験派は蟻の流儀で集めては使用する。合理派は蜘蛛の流儀で自らのうちから出して網を作る▼物事を認識するとき、偏見・先入観を持つな。人のもつ目の錯覚、独りよがりの主観(狭い世界)、うわさ話・聞いた話、伝統・権威の盲信(先生・本が言ってた)に気を付けよ▼経験に基づく知識を使えば、人間は自然(人間を取り囲む環境)を支配できる。F・ベーコン『ノヴム・オルガヌム』1620

    経験なんて疑わしい。目の錯覚や感覚は人を欺くかも

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    2025年08月11日
  • モナドロジー 他二篇

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    モナドなるものの大前提として、神という概念がある。この時代においては「神」という存在は大前提だったことがみてとれる。
    意外なほど簡潔で、それゆえにモナドロジーとはなんぞやという点は難解に感じる。しかし、併録されている論文や書簡においてやや異なる角度で語られるため、なんとなくの理解を補間してくれる。
    訳はとても読みやすい。

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    2019年05月03日
  • 方法序説

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    1637年に刊行された「我思う、ゆえに我あり」で有名なデカルトの書籍。屈折光学、気象学、幾何学の論文と抱き合わせで出す計画だった?あらゆる学問を一通り履修した結果、いずれも不確実で堅固な基盤を持たないと感じて、自分でその基盤を考えてやると走り出した人。神の存在とかを議論している。若干拗らせている感じ…

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    2025年10月03日
  • 方法序説

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    この手の本にしては薄く(が、タイトル通り、何かの序文らしいので、本当は夥しい文量なのだろう)取っ付きやすいので手に取った。しかし、やっぱり難しい。われ惟う…に辿り着けたのは良かった。
    この「われ惟う」って空海とかで出てくる仏教の唯識論に似ていますよね?と思うと、東洋哲学は1000年以上前に同じ議論をしており、先進度合いが凄いなあと思う。

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    2025年08月09日
  • 方法序説

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    哲学って世の中をそれぞれベクトルは違えど偏屈な捉え方したものだと思ってたけど、デカルトの考え方はすごく庶民的かつ曲解が感じられないからなんとなく分かるなぁと思えた。医学の部分は発展して発見が多いからちょっと違う部分もあるけどそれもまたその当時の医学の見え方が知れて面白かった。文章が入ってきづらくて読むのに時間がかかったけど最後まで読めた達成感あるからいいや笑

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    2024年05月09日
  • 方法序説

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    子供の頃に読んだ時に衝撃を受け、何年もして再読。匿名で出されていることを知った。
    近代学問の基礎を築いたデカルトが、どのようにしてそれらのもっと学問探究を進めていったかが方法論として語られており、「容易なことから探究し、次第に困難な事象を解いていく」やり方や有名なコギトエルゴスムの考えが示される。
    自然学が発展しつつもまだ宗教勢力に押し殺されていた当時の時勢に対し、デカルトが自身の研究内容をどう出していくかというスタンスについても書かれており、哲学書でありながら彼の思いのような部分も垣間見える所が、どこか好ましくも感じる。

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    2024年04月22日
  • 方法序説

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    何か一回分かりやすく噛み砕いたものを読んだり見たりしてから、読んでも良いかも。

    個人的には終盤につれてよく理解ができなかった。
    というより割と一気に読み通さないと理解ができないかも。
    少なくとも部ごとでは読まないとわからない。
    もう一回何かしらの解釈を理解してから読み直そうと思う。

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    2024年03月14日
  • 方法序説

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    「我思う、故に我あり」、神の存在、二元論などなど、読んだことはなくてもデカルトの哲学の概要は有名です。そんな哲学テーマをデカルトの生の言葉で読むと、理解が深まるとともにデカルトの人となりが分かって面白いです。

    彼なりの学問に取り組む際の原則、地動説への弾圧を踏まえた学説公開への慎重さ、人体に対する並々ならぬ興味なとがひしひしと伝わってきます。

    不完全な人間が生得観念を持つことから、完全性イコール神の存在を証明し、それをもとに理性にとって明証的なことを真であるとする流れは、今読むと少々無理があると感じてしまいます。

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    2022年08月22日
  • メランコリーの文化史 古代ギリシアから現代精神医学へ

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    ネタバレ

    学術書寄りで重いが、要点は章末にまとめられており関心の薄かった分野で一定の知見が得られた。
    絵画における文脈については興味深い。

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    2022年08月08日
  • モナドロジー 他二篇

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    宇宙を構成する「モナド」の存在や「予定調和」、そして「悪の問題」など、まるで困難や失敗を避けようとする人々の行動に注意を呼び掛けているように感じた。現代社会に自然災害や犯罪など「悪」の事象が神の「最善の選択」として起こっているのは、人々に困難を乗り越えるための方法を考えてもらうためではないのかと思った。これを踏まえると、最後の節のように、宇宙をすべて知り尽くしてしまったら現在をより良くしようと行動しなくなるなと感じた。宇宙と同様に追及し切れない「悪」があるからこそ、日々考える努力ができるのだと感じた。

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    2021年03月30日
  • モナドロジー 他二篇

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    フッサールの『デカルト的省察』相互主観性(間主観性?)でモナドが出てくるので、理解しようと読んでみた。

    知は人類全体の表象=「精神の共和国」(データベース、百科全書etc.)→シュッツも影響うけている。

    モナドは単なる原子論ではない。モナドの一つ一つは表象へのエネルギーを持っており、形而上学的説明がなされる。モナドの表象への運動は、アリストテレスの言う、可能態から現実態へという欲求の運動に対応している。単一のものから変化が生まれるため、単一のなかに必然的に多を含む。記憶が連続的である事(表象の連結)や意識についての言及は興味深い(20~23、26節)。

    一つ一つが表象であり、人間の場合魂

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    2021年02月19日