杉田敏のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
コミュニケーションが成り立っているように見せかけることは意外と簡単ですが、どの程度成り立ったかはほとんどの場合、よくわかりません。
コミュニケーションにおける最大の問題は、それが達成されたという幻想です
問題解決に、絶対的に必要不可欠なのが、コミュニケーション能力です。コミュニケーションをせずに問題を解決することは不可能です。
欧米にしろ、中国にしろ、なぜそれほど、コミュニケーションに熱心なのか。それは、きちんと話さなければ損をするからです。コミュニケーションが取れないということは、メッセージが相手に伝わらないということです。
自己表現力は、「あればいい」といった程度のものでははく、「なければ -
Posted by ブクログ
杉田敏先生の著書ということで購入しました。まず、聖句については、若い頃、旧約聖書、新約聖書を2回通読したことがありましたが、知らないことがまだまだたくさんあることに驚きました。例えば、13は西洋では不吉な数字と信じられています。それは、イエス・キリストを裏切ったユダが、最後の晩餐で13番目の席に座った使徒だったことからだということです。また、金曜日も不吉なイメージがあり、それは、金曜日はイブがアダムにりんごを与えた日で、楽園から追放されたのも金曜日、イエス・キリストが十字架刑に処せられたのも金曜日とされているとのことです。次に、ギリシャ神話やイソップ物語、シェイクスピアなどを学ぶことで、英語と
-
Posted by ブクログ
ネタバレ英語の新常識感想1128
「英語の極意」に次いで、2冊目の杉浦先生の本。知識が羅列してるからどのページから読んでも大丈夫なのが有難いし、英語圏文化についてざっくばらんな知識をつけるのに最適な本だと思う。「英語の極意」と比べて、英語を学ぶ上での注意点だったり、コミュニケーション取る上で気を付けなければならないことについて書かれている。
自分は英単語の変遷に興味があるから、unfriendの話とかOEDで調べてみようと思った。
go viral急速に広まるって覚えずらいって今まで思ってたけど、virusの形容詞系だと思えばすんなりと頭に入ってきた。
majority-minority are -
Posted by ブクログ
この本は、英語をある程度勉強した上級者にとって、若者が使う言葉やLGBTなどの多様性を踏まえた英語の最新のトレンドを知るための最適な書籍でした。ジャンダーやスラングからコロナ・IT化による言語の変化などトピックは多岐に渡り、情報量も豊富なので、何度も読み返して気になるポイントを探っていくこともおすすめ。
個人的には日本にいるとまだまだアメリカの潮流を感じることは少ないと感じていますが、日本でも例えば、報道機関が「女優」という単語を使わずに「俳優」に統一したことも、ジャンダーの多様性に配慮したのかなと。
ただ、行きすぎた配慮のため、不要な枝葉まで気を使っている感も否めません。人権の固有性 -
Posted by ブクログ
数年前から、杉田先生のビジネス英語を聴いていたので、書店で見つけた瞬間に購入しました。印象に残ったのは、「語尾変化のルールに変化をもたらしたvax」です。ワクチンを意味する口語とのことですが、そこから、anti vaxxer,vax skeptics など、いろいろな単語に派生しているようです。コロナ禍を象徴する現象です。数年前に、タイム誌で、Instagramable という語が使用されていたことが、かなり昔のことに感じ、年々言葉は変化していくのだと実感しました。また、ain'tという単語が、ずっとわかったようでわからない印象でしたが、一般動詞、be動詞、現在完了の否定文に使われ、