【感想・ネタバレ】英語の極意(インターナショナル新書)のレビュー

あらすじ

語彙や文法ではない。翻訳AIの進歩により、英語学習で最も重要なことが変わった。それは、英米語圏の人たちが共有する「文化」を学ぶこと。ギリシャ神話や聖書由来の単語・決まり文句から、ことわざ、迷信、そしていま世界の企業が使っているスローガンやキャッチフレーズまで。ネイティブスピーカーなら自然に身につけている英語の基礎知識を、豊富な例文と共に解説する。英語学習者必携の新書。

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Posted by ブクログ

杉田敏先生の著書ということで購入しました。まず、聖句については、若い頃、旧約聖書、新約聖書を2回通読したことがありましたが、知らないことがまだまだたくさんあることに驚きました。例えば、13は西洋では不吉な数字と信じられています。それは、イエス・キリストを裏切ったユダが、最後の晩餐で13番目の席に座った使徒だったことからだということです。また、金曜日も不吉なイメージがあり、それは、金曜日はイブがアダムにりんごを与えた日で、楽園から追放されたのも金曜日、イエス・キリストが十字架刑に処せられたのも金曜日とされているとのことです。次に、ギリシャ神話やイソップ物語、シェイクスピアなどを学ぶことで、英語という言語の背景に、西洋の文化圏にいる人が共通にもっている文化があることを改めて知りました。特に、シェイクスピアは、大学で卒論のテーマに「リア王」を選んでいたので、どんなものがあるか、興味深く読みました。その中で、It's all Greek to me.は、高校生のときに習いましたが、『ジュリアス・シーザー』に出てくることは初めて知りました。欲をいえば、『ビートルズ』など、有名なグループの歌詞も取り上げて欲しかったです。以前『タイム誌』で、『Lady Madonna』、『Here comes the Sun』などの歌詞が記事のタイトルに使われていたからです。後者は、数年前の記事で、プレミアリーグで活躍していたソン・フンミンを取り上げていたものです。SunをSonに変えてありましたが、上手いな、と笑ってしまいました。ビートルズもまた、『文化』になっている証だと思います。著者は昨年、『英語の新常識』を書いています。定期的に知識をアップデートすることは大切だと感じました。すべての英語学習者の人におすすめです。

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2023年05月12日

Posted by ブクログ

英語によるキャッチフレーズやギリシャ神話、聖書の表現、シェイクスピアの作品の表現、ことわざなどが背景も含めて紹介され、まとめられていました。これまでのNHKラジオなどでの杉田先生の講座などで取り上げられている内容も多く、それらを振り返ることができて良かったと思っています。
この書籍の中で取り上げられた表現がふとしたときに出てくることが多いと思うのですが、そのようなときでもすぐに反応できるように身につけておくことが英語を使うときには求められているのだなと考えます。勉強になりましたし、勉強を続けていかないといけません。

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2023年04月09日

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