神西清のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ青年が年上女性に恋する話。ツンデレな女王様って感じだった。多くの男子を侍らせてたけど、恋した相手は既婚者っていう思ったより泥沼な話だった。でも文章が綺麗なおかげですらすら読めた。
父親が鞭でその子を打って、主人公の元に鞭を無くして帰ってきた時に、鞭を「捨てた」っていうのは、なんか、深い…!!と思った。
ー良いと思った部分ー
いったい何をあてにしていたのだろう?みすみす自分の前途を台なしにするのが、どうして怖ろしくなかったのだろう?そうだ、とわたしは思った、ーこれが恋なのだ、これが情熱というものなのだ、これが身も心も捧げ尽すということなのだ。.....そこでふと思い出されたのは、いつかルーシン -
Posted by ブクログ
ネタバレ終始不穏な雰囲気でそれがすごく刺激的で読む手が止まらなかったです。
読んでいる最中に、主人公の父親に対する宗教的な尊敬が、主人公の純粋さを表していると思いました。また、若さゆえの身内を疑わない姿勢もよかったです。
ジナイーダは、周りから好意を寄せられているにも関わらず、既婚者である主人公の父親と関係を持ち続けているのも、若さゆえの自己犠牲の表れ、それすらも楽しんでいると感じました。
ジナイーダと関係を持つ男性が存在している手がかりが色んなところに散りばめられており、先の展開を想像しながら読むのが楽しかったです。中盤、父親の死んだ年齢だったり、愛する人にすでに恋人がいた時は相手を殺す、みたいな会 -
Posted by ブクログ
ネタバレ思ってたより読みやすかった。
当時のロシアの歴史的背景は分からなかったけれど興味深く読めた。
魔性の女ジナイーダ、いくら叡智で美人でもこんなモテるのはむしろ恐ろしい、
ウラジミールと今同い年だけど、彼の序盤のジナイーダへの想いは未熟で幼いものに感じられた。
彼にとってはジナイーダが恋した相手が実の父だということより、自分が崇拝してやまず、絶対に敵わない、神聖視していたジナイーダも恋をすると弱くて脆いただの女になってしまうことの方がショックが大きかったのではないかと思う。
終盤は死について多く触れているように、ジナイーダがウラジミールの父に恋をした時に見せた弱さの延長線上に死があったからかなと -
購入済み
泣けます
けっこう何回も読んでいるのですが、毎回泣いてしまいます。
ドストエフスキーは「カラマーゾフの兄弟」がすごいけれど、短編もすごかった。
こんなすごい文章が書けるって、ほんとすばらしいと思います。
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Posted by ブクログ
19世紀ロシア、さる貴族の青年の初恋の物語。
モスクワからとある地方の別荘へ越してきて、日々ぶらぶらとしていた主人公の家の隣家に公爵夫人一家が越してきたという。
ある日、その家の庭の前を歩いていると、取り巻きに囲まれた美しい女性を目にし、一目で雷に打たれたかのごとく、熱烈な恋に落ちてしまう…
年上の、しかも自分がモテるということをしっかり自覚して、優越的な立場からわがまま放題振る舞う女性への信奉にも近い熱愛。それ故に日々一喜一憂させられ、ある時は熱く燃え上がり、ある時は絶望する若者の心情が、情感豊かに描かれる。
彼女は主人公のことも悪しからず思っていたが、ある時から徐々に、その態度に異変が -
Posted by ブクログ
原題 Первая Любовь
Все было кончено.
終わるのは決められてたんじゃないか、
それならほんのちょっとだけ救われる。
Все цветы мои были вырваны разом и лежали вокруг меня, разбросанные и истоптанные.
これって散った恋を完璧に表しますね。
綺麗だけど、喪失だけの、心象の風景。
少しでも、関心をひこうと無理をして、
好きすぎて、怖くて、何もできなくて。
ずいぶん子供だったと今ならわかる笑
でもいつか、それを伝えられるときが、
くるといいかな。いや、やっぱいいや。