神西清のレビュー一覧

  • はつ恋

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    160年以上も前に書かれたものとは思えないほど、現代に通ずる内容だった。こんなはつ恋は辛い。最後の方は身を切られる思いだった。

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    2022年07月29日
  • はつ恋

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    ネタバレ

    ジナイーダは自分が魅力的なのを理解していながらも 決定付ける物は無くて、故に周りの男たちを言いなりにする事でどうにかして自尊心を保っていたのではないかと思うシーンが幾つかあった。
    父親の描写が無いのも異性に執着する理由なのでは無いかと思ったのと父親と同じくらいの年齢の異性を肉感的に見てしまう点にやはり寂しさを感じた。

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    2021年12月08日
  • はつ恋

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    ネタバレ

    160年以上前に書かれた物語なのに昼ドラのような面白さ。笑
    人の恋愛感情は何百年経とうと結局一緒なんだなと考えてしまった。

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    2021年11月23日
  • はつ恋

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    19世紀ロシアの小説です。

    16歳の少年ヴラジミールが
    近所に越してきた5歳年上の公爵令嬢ジナイーダに恋をするお話。
    ジナイーダはたいそう美しく、慕う男たちも多い。
    そんななか、どんどん胸を熱くしていくヴラジミールなのだが・・・。

    ちょっと笑ってしまう箇所もありましたが、
    全体としてロマンティックだし、一気読みで味わってしまうこと推奨です。

    恋の感情を、読者の心中にたちのぼらせるような、
    ささやかに再体験させるような
    (もっと夢中に読書するなら、ささやかどころじゃないのですが)、
    そんな恋愛小説になっている、半分くらい読んでの感想。

    残りの半分を読むと、ぐっと甘く苦くなりました。
    文学

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    2025年07月03日
  • はつ恋

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    ネタバレ

    とても普遍的な話で、表現も詩的で、今に至るまで読み継がれている理由がよくわかる一作。
    はつ恋の興奮や一喜一憂、青春の一回性や美しさ、恋の奥深さや残酷さ、人生というものの哀愁を書いている。
    恋愛について改めて向き合おうと思い手に取ったが、やはり恋愛は苦しく哀しいものであるという感想を得たため、僕の恋愛に対する臆病さはまだ当分残存しそうである。
    ジナイーダはそりゃかわいいが、罪な女である。

    76 自分は、この人の目から見ればほんの赤ん坊なのだーと、わたしはしみじみ思い知って、ひどく辛い気持がしてきたのだ!

    109 僕は、すっかり知っています。なぜあなたは、僕をおもちゃにしたんです?、、なんのた

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    2025年10月28日
  • はつ恋

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    16歳の少年が年上の女性に初恋をする物語。その女性にはたくさんの好意を持つ男性がいてとても自由な人だった。男が好きになる人はこんな人なんだと思った。恋や愛という感情は何よりも強く人を苦しめまた幸福な気持ちにさせるものなんだなと思った。

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    2024年05月26日
  • はつ恋

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    ネタバレ

    この主人公が恋した女性は、一般女性とはかけ離れすぎているから、これは初恋なのか?と不思議に思う。だって、普通髪の毛むしることなくない?カツラにでもするんか?これは恋ではなく、憧れだと思うなぁ。。
    私はもと軍人の、猛獣さんを推したい。情熱があるって他者から見てわかるくらいなら、相当だ。

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    2024年03月16日
  • はつ恋

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    ツルゲーネフの作品を読むのはこれが初めて。
    「はつ恋」というタイトルから、もっと心躍るような物語を想像していたが、その実は全く薄暗いものだった。
    恋をした時の何もかも手がつけられなくなる様は共感できるものがあった。

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    2023年08月17日
  • はつ恋

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    ロシア文学ということもあり、読んでいて脳内で繰り広げられる情景がとても寒々しかった。
    はつ恋という言葉から想像される青春のイメージからはかけ離れた、ドロッとした内容。
    ミステリアスな年上の女性が魅力的に見えてしまうのは分かる部分があるが、それにしてもジナイーダは猟奇的だった。

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    2023年07月20日
  • はつ恋

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    短い作品ではあるものの、複雑な心情と哀愁が凝縮されている。ツルゲーネフ本人の経験をベースに描かれたものらしいということでちょっといろいろ考えた…

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    2023年06月13日
  • はつ恋

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    この本を読んだ頃は、当時のロシアの文化•社会環境等を十分には理解していなかった。…と言うより、この本などを読むことで興味が広がっていったのだった。暗く陰鬱なロシア貴族の階層社会の中で、一瞬の閃光の様に主人公の初恋の経験が描かれていく。初めてこの本を手にしてから幾星霜。もう一度読み直してみよう。

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    2023年02月19日
  • はつ恋

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    面白い。
    気持ちの揺れや葛藤、もやもや、登場人物たちの言外のやり取りが伝わってきて、昂揚も嘆きも感じ取れた。

    作品全体に通底して漂う憂愁感もいい。

    ツルゲーネフさん、他も読んでみたい

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    2022年10月29日