田口善弘のレビュー一覧

  • 学び直し高校物理 挫折者のための超入門

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    ネタバレ

    高校2年生のテストで17点を叩き出し、それ以来物理アレルギーとなった私のための本だと思って読み始めた一冊。

    力学、電磁気学、熱力学、波動、原子・分子について、たとえや歴史的なエピソードも交えて、ずいぶんと噛み砕いて解説してくれているらしい…
    ※私にはそれでも難しかった笑

    ただ、日常の現象を用いて解説してくれて、別のことだと思っていたことが実は同じ原理だということを理解できた。
    例えば、ドップラー効果とスピードガンは同じ原理だったり、大小2つのボールの衝突が自動車事故や隕石の衝突と同じ原理だったりという感じに。
    それでも、物理ではまだ解明されていないこともあるようだ…

    もう少し違う本を読ん

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    2024年09月05日
  • 学び直し高校物理 挫折者のための超入門

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    割に最新の話題を例示に用いて解説しているので、一般向けとして読みやすいと思う。無線伝送で「エネルギー」を長距離に亘って送ることの本質的な困難さを、きちんと説明してくれているのは嬉しい。宇宙太陽光発電をマイクロ波等で地上に送るという夢を語る人がいる。しかし、個々の要素技術を進歩させることはもちろん必要だとしても、全体としては筋悪のビジョンであることは自明だ。

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    2024年07月13日
  • はじめての機械学習 中学数学でわかるAIのエッセンス

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    AIの非専門家向けに数学を使わない入門書を探していて本書を見つけた.たまたまX(Twitter)で知り合いの先生の著書.後ろに行くほど新しい内容で,私個人としては面白く感じた.全般的に広く網羅しているので,非専門家が雰囲気を知るのに適切な本である.

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    2024年01月20日
  • はじめての機械学習 中学数学でわかるAIのエッセンス

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    なるべく数式を使わずに機械学習について解説してくださる本。映画の話が例えになっているのは内容に入りやすい。とはいえ基礎知識及び読解力、理解力が中学生を遥かに下回る有様な自分には難しい内容であった。
    K近傍法、主成分分析、他次元尺度構成法、線形回帰、比重和、最小二乗法、線形判別、交差検定、過学習、ロジスティック回帰、マルコフ過程、決定木、ベイジアンネットワーク、カーネルトリック、深層学習、ニュートラルネットワーク、パーセプトロン、CNN、BERT、モンテカルロツリーサーチ、GAN、量子暗号…
    自分の低脳さと勉学の必要性を気づかせてくれたことに感謝したい。
    巻末にお勧めの本の記載があるのも嬉しい。

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    2021年12月14日
  • はじめての機械学習 中学数学でわかるAIのエッセンス

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    数学の数式を使わずに機械学習について書かれた一冊。
    途中の過程が分からずに、もやもやする部分もありますが、そういう前提でもあるので、概要を捉えるにはわかりやすい一冊だと思いました。

    確率の話から始まり、二次元、三次元などの空間の話から始まり、画像認識や、穴埋め問題、翻訳の話などがあります。特に画像認識の、隣接するセルの重み付けをして計算する話などは、情報処理のアルゴリズムの問題にも出ましたので、馴染みがあったり。

    機械学習が、元は物理学の世界から始まったと言うのが初めて知る内容でした。

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    2021年11月08日
  • 生命はデジタルでできている 情報から見た新しい生命像

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    いまの生命科学の到達点がわかる内容。昔、教科書で学んだ内容から著しく進歩していると感じた。
    DNA→RNA→タンパク、そして代謝をそれぞれ解説した後、これらを統合的に分析するマルチオミックス解析を紹介。この内容が5年後、10年後にどのように書き換わっていくのか今後の研究成果に期待。

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    2020年11月28日
  • 生命はデジタルでできている 情報から見た新しい生命像

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    面白かった。切り取られた断片から映画の全編を復元するようなもの、といった喩えはこの分野の難しさをよく表現しているように感じた。因果推論、原因を徐々に掘っていくことがこれからますます大事になっていきそうです。

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    2020年11月23日
  • 生命はデジタルでできている 情報から見た新しい生命像

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    生物の設計図はDNAなのだからデジタルなのは当たり前だと思っていたが、その仕組みはまだ解明されはじめたばかり。わからないことだらけだということがわかった。

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    2020年08月31日
  • 生命はデジタルでできている 情報から見た新しい生命像

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    DNAから連なるRNA、タンパクの生成をデジタル情報というアプローチから扱った書籍。
    デジタルとDANの類似性というのは言われてみればその通りなのだが、この書籍のタイトルを見かけるまでは発想がなかった。
    DNAの構造は二重らせんと言われるが、言ってみれば長い紐であり、そこから生成されるタンパクも紐から形成される。この紐からタンパクの立体構造が生成されるわけだが、これを3Dプリンタに例えているのが分かりやすかった。少し前に、NHKのサイエンスゼロでDNA折り紙の話が取り上げられていた、この話も関連するだろう。
    デジタル情報としDNAを見た時のロバスト性という視点も面白かった。ロバストに対比される

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    2020年08月15日
  • 生命はデジタルでできている 情報から見た新しい生命像

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    「生命はデジタルでできている」、なんとセンセーショナルなタイトルだろうか。
    知覚に閾値が存在すること、DNAが記号の羅列からなること。そしてなによりアナログにものを扱うことの難しさから、処理系がデジタル(離散的、という表現のほうがよいのではと個人的には思っている)だというのはなんとなく合点がいった。

    それにしても、まだまだ未知の領域があり現在進行形でアップデートされている学問のなんとエキサイティングなことか。
    生物学に関しては門外漢であるため理解が及ばない点も多々あったが、ざっくりとした理解と発展し続ける研究への期待感をもつことができた。

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    2020年07月16日
  • 生命はデジタルでできている 情報から見た新しい生命像

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    ネタバレ

    分子生物学 セントラルドグマ
     遺伝情報
     DNA→(転写)→mRNA→(翻訳)→タンパク質の順

    DNA
     すべての生物に共通
      ヒト 30億塩基の長さの設計図
      デジタルデータ ;音楽データすべて
     冗長性のためネガポジの関係の二本鎖
     アナログで不確実な化学反応をデジタル化

    RNA
     DNAの部分コピー ;プレイリスト
     タンパク 立体分子;音楽:アナログな耳に届ける
     ロバストなAI 多少のミスには耐えるシステム

    ゲノムを読み説く≒リバースエンジニアリング
     計測技術と解析方法

    エンリッチメント解析
     どの程度偶然なのかを定量的に観測する
     精度は100%ではないが、マイクロ

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    2020年07月13日
  • 生命はデジタルでできている 情報から見た新しい生命像

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    生命はデジタルでできている、って最初見たときタンパク質のアミノ酸配列は、4種類の塩基の3つの並びでコードされている→デジタルなの言うまでもないじゃんと思っていた。あと転写や複製を行うための特殊な塩基の並びもコードだよねと。

    しかしほとんどのDNAのデジタルデータはランダム或いは再初期化されていないノンコーディングなジャンクだとされていたのが、実はDNAからノンコーディングなRNAへの転写が次々に行われ、様々な制御を行っているなど、脇役どころかRNAたちの世界、トランススクリトームは細胞システムの主役のひとりであった、というのは大きな驚きだった。
    RNA ワールドは、現在の生物の中にしっかりあ

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    2020年06月13日
  • 知能とはなにか ヒトとAIのあいだ

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    AI研究の発展と知能研究の交差や関係について物理学者の目線で語るという内容。昨今の生成AIの隆盛の中で開発に関わる技術者からの解説や、あるいはAIと人類あるいは社会との関係を哲学的な視点から考察するものなど、関連する書籍は多数あるが、本書の特徴はAI研究という意味で関連はしているけれど生成AI的なものを生み出すには至らなかった分野の物理学者として、これまでのAI研究の技術的な変遷などが俯瞰的に構成されていて全体像がわかりやすいという意味で新書として良い内容だと感じる。

    知能とは世界をシミュレートするものであり、生成AIもまた世界シミュレーターだが人間の知能とは異なるやり方でそれを実現している

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    2025年11月28日
  • 学び直し高校物理 挫折者のための超入門

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    第一部:力学編、第二部:電磁気学編、第三部:熱力学編、第四部:波動編、第五部:原子・分子編。絵や図解でなるべく分かりやすくと解説がされている。「なーんだ、そうだったのか!」とはなかなか思えないけどね(汗)筑摩新書の「やり直し高校物理」も前に読んだんだったな…。

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    2024年04月13日
  • はじめての機械学習 中学数学でわかるAIのエッセンス

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    数学的概念はイメージが重要なんだけど、そこはすごく良い本だと思う。イメージは、人によって、誰に教わったかによって、結構違うので、個人的にも、なるほどそーゆーイメージか、という気づきがあって良かった。ただ、深層学習の冒頭部分の歴史認識とか用語は、自分の認識と違ってた。

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    2023年02月06日
  • 生命はデジタルでできている 情報から見た新しい生命像

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    物理学者であるシュレディンガーは、生命とは何かという著作を残し後進に多大な影響を与えた。物理学科の先生が生命とデジタルとの親和性の高さをあらゆる事例を紐解きながら解説する。のびのびとした内容に著者の情熱が感じられた。これからこの分野を目指す方に良いかも。

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    2020年08月11日