砂時計の科学

砂時計の科学

1,100円 (税込)

5pt

4.0

世界は「粒」でできている!
砂時計の不思議をめぐる探究は、やがて雪崩や縞模様、果ては満員電車や交通渋滞のメカニズムの解明へと至り着く。異なるものたちのあいだに共通の法則を見出し、研究の最前線と日常生活を往還する物理学の「本当の面白さ」を伝える、自身第一線で活躍する著者による、絶好の入門書。

【本書の主な内容】
[満員電車]乗り降りをスムースにするには、ドアを大きくする? 数を増やす?
[渋滞]発生の秘密は「1/fノイズ」にあった?
[縞模様]砂漠の風紋はシマウマの縞に通ず?
[山]麓より頂に重い砂粒が集まるのはなぜ?
[砂丘]「三日月」に「星」……砂が風に飛ばされただけでなぜこんな地形が?
[ピラミッド]その威容は、砂にはない「不自然」な角度のおかげ?
[生命]粉粒体の縞々と生命の誕生は同じ原因?

【目次】
はじめに
第一章 流れ落ちる
第二章 吹き飛ばされる
第三章 かき混ぜられる
第四章 吹き上げられる
第五章 ゆすられる
第六章 粉粒体とは何か
おわりに
参考文献ガイド
学術文庫版へのあとがき

(*本書の原本『砂時計の七不思議』は第12回講談社科学出版賞受賞)

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砂時計の科学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    砂時計の中身、砂が集まった粉粒体の力学を紹介した本。流体として考えて説明できる現象、できない現象として熱平衡と散逸現象を指摘されていて、理解しやすい。

    0
    2025年01月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    中身は物理学者のエッセイのようでさくっと読める。
    粉粒体にも「融ける」「対流」など水と同様の現象が起こることを説明するのが興味深い。一方で最後の章ではまだ物理学が理解できていないことが多いことに触れて、そもそも理解できるとはなにかという哲学的な問いにも言及している。
    原本は30年前に書かれたとのこと

    0
    2025年03月01日

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