しおべり由生のレビュー一覧
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生野×知紘の高校生cpメイン、子供世代の話です。親である柾鷹とは対照的に、かわいくて華のある知紘はとても魅力があります。それに、見てくれとは違って柾鷹の血をしっかり受け継ぎ、すごく真の強い子です。
そんな知紘に、全てを捧げて従っていた生野ですが、互いのちょっとした行き違いからの油断で苦境に立たされます。大切な知紘が暴行されて、守りきることができなかった生野のショックは計り知れないし、多分、高校生の身で極道として生きることの最大の試練を浴びせられただろうと思います。
今回、語り口は軽めなけど、すごーくシリアスだったかな。なにせ、守りたい人を守れなかったんだから。知紘が、例え柾鷹の息子じゃなかった -
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俺様な柾鷹から逃れるため、期間限定でアメリカ留学決行した遙です。一応相思相愛なんですが、いかんせん♂×♂、しかも相手はヤクザなので、遙としてもただ甘えて依存して生きていくわけにはいかないと思ったんでしょうね。
男の意地とかプライドの問題です。
しかし、そこで柾鷹が慌てて追いかけてきたりしないのがこの話の破天荒なところ。受けました。
なんとアメリカまで出張してきたのは、狩屋さんです。もう、抱腹絶倒!笑えるし、しかもかなりエロくて柾鷹の深い愛情をめちゃくちゃ感じます。
子供たちもとばっちりで恋路をお父さんに邪魔され、迷惑この上ないですね。
ムチャ振りしまくりな柾鷹ですが、あんな使命を背負わされた -
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ラキアから出ていたのが復刊。未収録SSも入って新作も出るみたいで、うれしい限りです。
前半は893の息子柾鷹×美形強めな遙編。
全寮制学園で同室になった遙が柾鷹の餌食になって、その関係に悩みつつも次第に変化する自分の気持ちに耐えられなくなり、彼から逃げて、10年後再会するまでが描かれています。
甘くてちょっと苦い高校時代の二人の関係は、何度読んでも胸にキュンとくる。
柾鷹は、かなりのオレ様で無茶なこと遙にするし、図太くて大雑把だけど、結構男前で魅力的。遙も女々しくなくて、すごく好感持てます。
しかもこの二人ラブラブになってくると、めちゃくちゃ面白い。思わずニヤつくシーンが目白押しです。
柾鷹 -
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遥がオトコマエだ!
シリーズの中でも、ずっと受である遥の男前っぷりが描かれていましたが
今回の例会もシリアスで、
遥のオトコマエ度が増してます。
気持ちの意味での極道度も。
柾鷹が遥を守るためにするオトコマエ度も勿論高いのですが。
そして、巻末にはそれを少し外側から見てる若頭目線のお話も入っています。
息子たちのお話は、展開としては見えてるけど、
お友達ができたのかな?と思える
ほのぼのした感覚がありました。
ほのぼのばかりではないのですが。
全編通して言えるんですが、
今回もエロが多めで、
このシリーズだからこそのシーンが多かったかな。
(個人的な好みの関係でしょうけど。笑) -
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ネタバレ攻め:元浦梓
受け:芳野大地
デザイナーとして雑誌作りにかかわっている芳野はその編集者に二度の失恋。その後任の元浦は1つ年下にもかかわらず雰囲気のある男で、さりげなく仕事にかかわってくる。ある日失恋した男を思い出しつい泣いてしまったら激しくキスをされてしまい、、、。
鳩村先生らしい、心理描写の丁寧さ。受け視線でその恋に対する心をしっかり描き出していた。自分が初めの恋に何もできなかったこと、元浦に惹かれていく自分、でもそれを安易に口に出せない理由。
切ないという言い方とはちょっと違うのだけれども、神経細かく芳野の気持ちを拾っていました。
書下ろしではその後の2人の恋人になったものの、全て