しおべり由生のレビュー一覧
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生野×知紘の高校生cpメイン、子供世代の話です。親である柾鷹とは対照的に、かわいくて華のある知紘はとても魅力があります。それに、見てくれとは違って柾鷹の血をしっかり受け継ぎ、すごく真の強い子です。
そんな知紘に、全てを捧げて従っていた生野ですが、互いのちょっとした行き違いからの油断で苦境に立たされます。大切な知紘が暴行されて、守りきることができなかった生野のショックは計り知れないし、多分、高校生の身で極道として生きることの最大の試練を浴びせられただろうと思います。
今回、語り口は軽めなけど、すごーくシリアスだったかな。なにせ、守りたい人を守れなかったんだから。知紘が、例え柾鷹の息子じゃなかったとしても生野にとっては男としても痛手です。
そして、その後生野がどう自分自身に決着をつけようとしたのか、オトシマエはどうしたのか、見どころです。
私はとても感動しました。生野は男として飛躍的に成長しています。
さらに、知紘もただかわいいだけのタマじゃありません。将来がとても楽しみな二人です。
柾鷹×遙での話は、知紘の事件直後の「nail―爪きり―」、遙のアメリカ帰国直後の「loven' you―夢の中でも」、千住の本家に遙が住み始めた頃の「dolphin kick―いるかのしっぽ―」の短編で覗き見できます。柾鷹は相変らずの絶倫ぶり。遙は迷惑そうだけど、そんなにイヤじゃなさそうで、やっぱラブラブじゃん!ってかんじ。「loven' you―夢の中でも」では、同級生の結婚式から帰宅した遙が超酔っ払って、いつになく素直でかわいかった。フォトフレームのエピもちょっとじんときて、お気に入りです。
でも、この二人のハナシは、はっきり言って濃厚エロコメディ。胸きゅんなところもあるけど、どれも笑わずには読めません。最初の出会いから考えると、まさかの展開の二人だなぁと、ある意味感慨深いです。
「one summer night―夏祭り―」柾鷹が子供cpに頼んで遙を夏祭りに連れ出す作戦。浴衣でしっぽりには至らずとも、ある意味夏祭りにぴったりな柾鷹だと思いました。 -
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俺様な柾鷹から逃れるため、期間限定でアメリカ留学決行した遙です。一応相思相愛なんですが、いかんせん♂×♂、しかも相手はヤクザなので、遙としてもただ甘えて依存して生きていくわけにはいかないと思ったんでしょうね。
男の意地とかプライドの問題です。
しかし、そこで柾鷹が慌てて追いかけてきたりしないのがこの話の破天荒なところ。受けました。
なんとアメリカまで出張してきたのは、狩屋さんです。もう、抱腹絶倒!笑えるし、しかもかなりエロくて柾鷹の深い愛情をめちゃくちゃ感じます。
子供たちもとばっちりで恋路をお父さんに邪魔され、迷惑この上ないですね。
ムチャ振りしまくりな柾鷹ですが、あんな使命を背負わされた狩屋はもう諦観してるんでしょうか?だんだん根性がついてきているのか、事務的というか、あれくらいのことでは何のためらいもないとこがいいです。
異国での狩屋のキューピッド役はさらに続き、ベルティーニの息子恋の橋渡しなんかもやってしまってる。このエピソード、ニヒルな狩屋のベッドシーンにとっても萌えました。
そして、遙が柾鷹の元に戻り、マンションを引き払い、同居するに至るまでの話は、笑えて、ジーンとして、エロかった。
二人の仲が一段と深まったことにとても安堵します。柾鷹はやることなすこと横暴だけど、本当に遙が大事なんだなと思えるし、遙も実は全てを捨てられるくらい柾鷹のことを愛していますね。
あらためて二人の愛の深さを納得できる話。
ただのコミカルなエロ話に終わっていないところとか、登場人物ひとりひとりがとても魅力的なところとか、引き込まれました。 -
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ラキアから出ていたのが復刊。未収録SSも入って新作も出るみたいで、うれしい限りです。
前半は893の息子柾鷹×美形強めな遙編。
全寮制学園で同室になった遙が柾鷹の餌食になって、その関係に悩みつつも次第に変化する自分の気持ちに耐えられなくなり、彼から逃げて、10年後再会するまでが描かれています。
甘くてちょっと苦い高校時代の二人の関係は、何度読んでも胸にキュンとくる。
柾鷹は、かなりのオレ様で無茶なこと遙にするし、図太くて大雑把だけど、結構男前で魅力的。遙も女々しくなくて、すごく好感持てます。
しかもこの二人ラブラブになってくると、めちゃくちゃ面白い。思わずニヤつくシーンが目白押しです。
柾鷹はそんなに鬼畜じゃないし。むしろがむしゃら系?一途に遙を愛しています。遙も結局はツンデレ。
10年後に再会して、自分が逃げたのに「探しもしなかったくせに」と柾鷹を責める遙にツボりました。
エロ的には、後半の生野×柾鷹の息子知紘編。知紘は小悪魔ですね。そんな知紘に迫られて困惑する生野に、何故か知紘攻略をレクチャーする柾鷹!しかも図々しくも自分と遙と生野交えての実践ですよ。相当遙も生野も迷惑だったと思うけど、結局はこっちと同じくらい激しく萌えたであろうという、みつどもえHでした。もう最高にエロかった。
書き下ろしは、組長となった柾鷹と瑞杜学園の教師となった遙が、再会後の体育祭エピソードです。柾鷹のオヤジ発言に笑ったり、切ない思い出に胸キュンしたり、隅々まで満足。同級生から年月を経て、立場が変化しても愛し合っているのがいい。
おまけのSSペーパーは本編と見比べてみて大笑い。柾鷹へタレてます。 -
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遥がオトコマエだ!
シリーズの中でも、ずっと受である遥の男前っぷりが描かれていましたが
今回の例会もシリアスで、
遥のオトコマエ度が増してます。
気持ちの意味での極道度も。
柾鷹が遥を守るためにするオトコマエ度も勿論高いのですが。
そして、巻末にはそれを少し外側から見てる若頭目線のお話も入っています。
息子たちのお話は、展開としては見えてるけど、
お友達ができたのかな?と思える
ほのぼのした感覚がありました。
ほのぼのばかりではないのですが。
全編通して言えるんですが、
今回もエロが多めで、
このシリーズだからこそのシーンが多かったかな。
(個人的な好みの関係でしょうけど。笑) -
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ネタバレ攻め:元浦梓
受け:芳野大地
デザイナーとして雑誌作りにかかわっている芳野はその編集者に二度の失恋。その後任の元浦は1つ年下にもかかわらず雰囲気のある男で、さりげなく仕事にかかわってくる。ある日失恋した男を思い出しつい泣いてしまったら激しくキスをされてしまい、、、。
鳩村先生らしい、心理描写の丁寧さ。受け視線でその恋に対する心をしっかり描き出していた。自分が初めの恋に何もできなかったこと、元浦に惹かれていく自分、でもそれを安易に口に出せない理由。
切ないという言い方とはちょっと違うのだけれども、神経細かく芳野の気持ちを拾っていました。
書下ろしではその後の2人の恋人になったものの、全てを預けるには溺れすぎてしまいそうで怖がっている芳野の心中がまた丁寧に書かれていました。
そして、もう一つの書下ろしでは本編の芳野の先輩デザイナー桂が今の恋人とどう出会って、どのようにして同性にまで至ったか、そして今後どうしていきたいか、こちらもまた受け視線で丁寧に書かれていました。
4人ともこの後幸せにしているところもまた読みたいなと思いました。
好みでない絵柄だったために積んでいたのが悔やまれる。もっと早く読めばよかった。
絵柄は、下手くそな少女マンガ風で、少しも挿絵萌えできなかったのが残念でした。