オルダス・ハクスリーのレビュー一覧

  • すばらしい新世界

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    面白かったかどうかと言われれば微妙な気がしますが、興味深く、羨ましい社会だなと思いながら読んでいました。無駄なしがらみに縛られない、要らぬ煩いを忘れられるなんて、なんと羨ましい。これのどこがディストピアなんでしょう、ユートピアの間違いでは?

    未来記が読者の興味を引くのは予言が成就する可能性を感じる時のみ、との記述が1931年時点及び15年後の作者の前書きにあります。2026年現在、すばらしい新世界の技術は(こういったディストピア物語に珍しく)あまり現実にはなっていません。せいぜい文化大革命とカンボジア政権くらいでしょうか。残念なことに未だに子供は母親の胎内から生まれてくるし、家族愛は据え置き

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    2026年07月26日
  • すばらしい新世界

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    前半では社会のあり方やそこに生きる人の価値観を描き、後半ではその社会を外部から観察した際の違和感を野蛮人ジョンの視点から分かりやすく描いている。
    苦悩や障害を超えることで得られる達成感が重要である、というジョンの主張のもとにディストピア社会を批判しているが、自分は社会に馴染めるタイプだろうなあと思いながら読んだ。苦労せず短絡的な快楽を得たいという思想と、何かを乗り越える過程にこそ意味があるという思想は優劣のつくものではなく、この作品でいうところの条件づけ次第で好むものが変わるという話なんだろう。
    1984年は寡頭政治のトップが権力を握り続けること(権力は権力のために存在し続ける)を目的に社会を

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    2025年12月27日
  • すばらしい新世界

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    環境が人を作ると思ってるから、この本の洗脳教育を実際にやっても功を奏しそうで怖い。
    多分階級社会を受け入れさせて、階級を明確にすることが1番効率的なのかもしれない。差別はきっと無くならないし、それをモチベーションに仕事をする、っていうのもリアルだなと思った。きっとこの物語は人がめちゃくちゃ単純になったら一番効率的(経済面)で、みんな幸せ(不幸だと思えない)なモデルな気がする。
    この本の洗脳教育をされている登場人物は盲信的に自分たちの価値観が正しく、優れていると思っているけど、実際の人間には少しは疑う心があって欲しい。
    けど、その考えもいろんなことを考えましょう、という教育の影響かもしれないから

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    2025年05月24日
  • すばらしい新世界

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    ネタバレ

    1984と並んでディストピア文学の祖と評される。1984とは異なり全体的な雰囲気は明るい。ムスタファ統制官と野人の会話が、この小説で描かれている世界になぜ至ったのか、どう維持しているのかを分かりやすく示しており面白かった。

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    2025年04月22日
  • すばらしい新世界

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    管理されすぎた世界を描いている。その世界をどう感じるか、ディストピアなので負の世界と思うか、それでも幸福と思うか。苦労をする権利を主張できるか。

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    2024年08月16日
  • すばらしい新世界

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    ネタバレ

    昔の小説かつ翻訳本ということで読み辛かった。。。
    15〜16章の哲学弁舌対決の部分以外は正直面白さは感じなかった。
    面白くなかった理由は物語全体を通して分かりやすい"主人公"がいないからかもしれない。

    また"最大多数の最大幸福"を実現した未来世界は、野蛮人ジョンの視点からディストピアのように描かれているが、争いが絶えず格差が広がるばかりの現代社会よりかはマシなように思った。

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    2024年07月28日
  • すばらしい新世界

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    この小説で描かれた世界は気持ち悪い。
    「人類全体の幸福のために」と考えたはずであるが、倫理を無視した手段を採ってしまったと感じる。

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    2024年05月31日
  • すばらしい新世界

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    ディストピア的なものに対して畏怖と憧れが同時に存在していたあの時を懐かしく感じる。
    今はどうだろう。。

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    2024年05月22日
  • すばらしい新世界

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    ネタバレ

    社会の上層部が利益のほぼ全てを享受するユートピアを支えるためには奴隷の労働力が必要である。
    とはいえ、奴隷にも幸せはある。労働後のささやかな報酬という形で。

    そのような光景を描く本書はディストピア小説として今に知られている。労働力を自前で生産している点で、オフショア、グローバル化という言葉で奴隷の労働力のアウトソーシングを正当化した現代の筆頭資本者らよりも自助的であり、責任の所在を明確にしているといえる。非人道的な社会を描きあげた作家であっても、資本主義が要求する過酷なコスト意識を甘く見ていたか、見逃していた観がある。
    つまり、現代はすでにハクスリーのディストピアを実現している。一部ではそれ

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    2024年01月16日
  • すばらしい新世界

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    階級社会を作るために、受精卵から操作され、条件付けされた人間を作る社会。
    ディストピアなんだけど、その階級の人はその階級で幸せになるようにされているためなのか、そんなに不幸せそうには思えなかった。
    居留地から来たジョンが、ほんとに辛いと思ってしまった。自分の気持ちとこの社会が全くあってなさすぎる、ジョンどうなってしまうんだろう。。。

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    2023年02月08日