オルダス・ハクスリーのレビュー一覧

  • すばらしい新世界

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    管理されすぎた世界を描いている。その世界をどう感じるか、ディストピアなので負の世界と思うか、それでも幸福と思うか。苦労をする権利を主張できるか。

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    2024年08月16日
  • すばらしい新世界

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    ネタバレ

    昔の小説かつ翻訳本ということで読み辛かった。。。
    15〜16章の哲学弁舌対決の部分以外は正直面白さは感じなかった。
    面白くなかった理由は物語全体を通して分かりやすい"主人公"がいないからかもしれない。

    また"最大多数の最大幸福"を実現した未来世界は、野蛮人ジョンの視点からディストピアのように描かれているが、争いが絶えず格差が広がるばかりの現代社会よりかはマシなように思った。

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    2024年07月28日
  • すばらしい新世界

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    この小説で描かれた世界は気持ち悪い。
    「人類全体の幸福のために」と考えたはずであるが、倫理を無視した手段を採ってしまったと感じる。

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    2024年05月31日
  • すばらしい新世界

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    ディストピア的なものに対して畏怖と憧れが同時に存在していたあの時を懐かしく感じる。
    今はどうだろう。。

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    2024年05月22日
  • すばらしい新世界

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    ネタバレ

    社会の上層部が利益のほぼ全てを享受するユートピアを支えるためには奴隷の労働力が必要である。
    とはいえ、奴隷にも幸せはある。労働後のささやかな報酬という形で。

    そのような光景を描く本書はディストピア小説として今に知られている。労働力を自前で生産している点で、オフショア、グローバル化という言葉で奴隷の労働力のアウトソーシングを正当化した現代の筆頭資本者らよりも自助的であり、責任の所在を明確にしているといえる。非人道的な社会を描きあげた作家であっても、資本主義が要求する過酷なコスト意識を甘く見ていたか、見逃していた観がある。
    つまり、現代はすでにハクスリーのディストピアを実現している。一部ではそれ

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    2024年01月16日
  • すばらしい新世界

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    階級社会を作るために、受精卵から操作され、条件付けされた人間を作る社会。
    ディストピアなんだけど、その階級の人はその階級で幸せになるようにされているためなのか、そんなに不幸せそうには思えなかった。
    居留地から来たジョンが、ほんとに辛いと思ってしまった。自分の気持ちとこの社会が全くあってなさすぎる、ジョンどうなってしまうんだろう。。。

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    2023年02月08日
  • すばらしい新世界

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    昭和初期の発表されたディストピア小説。現代でも全く違和感を感じさせない。
    「一九八四年」(途中で挫折)と対比されるが、こちらは読みやすかった。
    いろいろな風刺やオマージュが詰まっていることが解説を補足することでさらに見えてくる。

    いろいろな翻訳本がでているので、また機会があれば読み比べてみたい。
    そして、「一九八四年」をもう一度挑戦してみる。

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    2022年10月06日
  • すばらしい新世界

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    ネタバレ

    生まれる前からの英才教育によって、それぞれの階級に適した教育を施し、
    幸せな世界を作り出している。
    健康的でかつ幸せな世界だから、ある意味理想的なのだと思う。
    ただ、なんだかもう人ではないかのように見えてしまう。
    ある意味人造人間ばかりの世界。

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    2021年01月24日
  • すばらしい新世界

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    途中すこし難しかった表現はさらっと読み飛ばしてしまったけど今までに読んだ事がないジャンルの小説だなと思った。

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    2020年12月30日
  • すばらしい新世界

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    人間社会の本質を描こうとした作品と、私は読んだ。ありていに言えば、人間なんてこんなものとも読める。育つ環境により常識も変わってしまい、人のありようも当然変わる。

    問題意思を持たないと、とんでもない世の中になってもそのことに気づきもしない。お気楽といえばお気楽で、それもまた是なりか。

    作者の新版へのへの前書きにもあるが、ラストに関しては、違った書き方もあると思う。個人的には違った結末のものを読んでみたい。

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    2022年09月10日