Number編集部のレビュー一覧
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Number PLUS「完全保存版 中村俊輔 Lefty Fantasista 1997-2022」(Sports Graphic Number PLUS(スポーツ・グラフィック ナンバープラス) )
Posted by ブクログ
中村俊輔引退記念号のNumberPLUS。
クラブでも代表でも活躍し、多くの観客に喜びを与えてくれた選手でした。彼のプレーで記憶に残っているのは、なんといってもCLのFKでしょう。表紙にもなっているマンU戦です。2戦目ね。
1戦目も覚えているのだけど、あれはファンデルサールが舐めてた分があったと思うのですよ。それを踏まえて同シーズンの2戦目でのFKなのでね。見ていましたよ、スカパーで。期待に応えてくれたFKでした。あれは、日本人のFKの記憶として忘れない一撃です。
セルティックのクラブレジェンドとして語り継がれる存在になっているのも、中村俊輔の凄さを語る上で外せないこと。外国籍選手がレジェンドになるというのは、素晴らしいプレーを所属中に、常に見せ続けてきたということなので。もちろん、瞬間の輝きというのも記憶に残り続けるのですが、スタジアム外壁に肖像が描かれるというのは並大抵のことではないですよ。セルティックという歴史あるクラブですしね。
他に海外でレジェンドとなった選手というと、ローマの中田、ドルトムントの香川、レスターの岡崎、フェイエノールトの小野が個人的候補です。そう言えば、中田がローマでユベントス倒した時のGKもファンデルサールだったような。ここだけ切り取ると縁があるように思えるから不思議。稲本とフルハムで一緒にプレイしたしね。
ユベントス倒したじゃなくて、引き分けか。記憶って曖昧です。ドーハの悲劇が引き分けなのに、負けだと思っているのと一緒ですね。
今後は指導者の道を目指すそうです。どんなチームを目指すのか。
自分が見て魅せられてきた選手たちが引退してゆく寂しさを感じることが多くなったのは、歳月の流れなので仕方がないことでなのだけど、指導者としてのセカンドキャリアがどうなるのか、という楽しみが増えてきているのも事実です。
名選手=名監督となりますかどうか。
ピクシーみたいに、すごく現実的な感じになりそうな気がするんだよな。 -
Posted by ブクログ
2022年5月1日に亡くなられたイビチャ・オシム。
日本人による日本人のフットボールを目指した彼と共に歩んだ時間は、多くのファンを惹きつけ、いまだにその夢を追い続けてやまない。
ジェフをナビスコ優勝させ、阿部や羽生をはじめとして多くの選手を育て、独特の言い回しで人々を魅了したオシム。監督会見でなかなか本音を引き出せずにいた記者たちが、協力して立ち向かったというエピソードが好きです。誘導されていることに気づいたオシム、その瞬間に彼の本音が一番見えた、とかだったかな。後藤健生さんがサッカーおやじ会で言ってましたね。
これは、同じ質問を繰り返すしかないマスコミとは一線を引くエピソードとして好きです。引き出したい記者と、引き出させないオシムとの戦いでもある。
一方で、オシムが志した日本化というものの幻想に取り憑かれてはいけない、とも思います。工程半ばで病のために現場を離れてしまったオシム。その最終地点は残念ながら見ることができず、当時の状況と進み続ける現在との共通点を探して、あれこれを想像するしかない今、そこに囚われ続けることは日本の進化に繋がりはしないと思います。
なんというか、プロレス最強という猪木の作り上げた幻想から抜け出せなかった一時期の格闘技界に通じるような気がします。
提示された夢に憧れ、希望を見出し、その実現に邁進するというのはいいのです。ただ、その夢に固執するあまり、過去に留まることがあってはならないと思うのです。
それは、常に最新の情報を得ようとし続けたオシムの流儀とは外れてしまう、と一ファンとして感じます。
幻想としてしまわないためにも、夢を実現させるためにも。
とまあ叙情的に語ってしまう自分が最も夢や幻想に囚われやすい人物ではあるのですが。観客としては、どうしてもストーリーを紡いでしまうものなので、それが個人的な楽しみとしてたまらない嗜好なので、どうしようもないです。
そこのバランスがね、大事です。偏りがちですが。 -
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マラドーナ追悼のNumberPLUS。
現役時代を見ることがなく、アーカイブ観戦のみのマラドーナです。
「神の手」と「5人抜き」は何度見ても、わくわくぞくぞくが止まらない。同じ試合で、サッカーの光と闇を鮮やかに描き出した衝撃たるや。もちろん、あの試合だけでなく、数多くの光と闇を交錯させてきた選手生命でした。
表紙は18歳のマラドーナ。原石から、光り輝く至宝となるまでの軌跡を同時代に経験した人々にとっては、神だったのでしょうね。昨今、便利使いされてしまっている「神」という言葉。マラドーナぐらいの衝撃があってこそだと思います。
翻って、自分の中でマラドーナのような経験をしたサッカー選手は誰だろうか。
小野伸二か。
尊敬の意から二つ名を与えられる選手が現れなくなって久しいですが、小野伸二につけるとするなら「神の子」がいいと思います。天真爛漫という言葉で表現できるプレースタイル。遊び心=子供心。
ただ、日本人が名づける場合、キャッチコピーの意が多く含まれてしまって、尊敬の意を込めて、という意味で納得しづらい面もあるますね。大いに。
マラドーナに「王」や「皇帝」のような二つ名がないのは、彼はただただマラドーナであって、マラドーナにしかなれないからだったんでしょうね。
マラドーナは「マラドーナ」。
風間八宏のコメントで「正確にいうと、マラドーナのような選手を育てたい、とは一言も言ってないんですよ。だって、無理だから。メッシはもしかしたら作れるかもしれない。素晴らしい選手だけど、やってることは緻密で規則性がある。マラドーナはね、違うんです。改めて‘79年のビデオを見ても、そこ足届かないでしょ?ってところのボールを平気でコントロールしてる。僕が今教えてるのは、人間の身体の原理原則なんですけど、マラドーナに関してはそれがまったく当てはまらない。人間、こっちに重心かけたらこっちにはいけないよね、だからこうしようっていうのがぼくのサッカーのベースなのに、彼は行けないはずのところに平気で行けてしまう。メッシでも、クライフでも、ジーコでも、そんなことはできませんから」
長いけど引用。
こういうことなんですよ、だからマラどーは「マラドーナ」なのです。 -
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毎年恒例になりつつあるNumberプロレス総選挙。アイドルなんかより、こっちの方が注目ですよ。2018は内藤哲也が1位。レッスルマニアでベルト巻いていれば、中邑だったろうになぁ。
巻末のマサ斎藤応援を読んだ次の日に、訃報が届きました。
単純だけど、頑張ってほしいと思っていただけにショックは大きい。
自分も年齢を重ねてきて、第一線で活躍する選手は当たり前のように年下。テレビで見ていた、活躍していた人々を見送ることが増えてくるんだなぁ、と。
矍鑠なレジェンド。いぶし銀のベテラン。意気揚々なルーキー。どの世代でもやっぱり、一瞬一瞬のきらめきを忘れてはいけないなぁ。
ベイダーの訃報もこたえたなぁ。煙吐いて入場してくる偉容が怖かったものなぁ。初めて、こいつやべー、と思ったプロレスラーだったなぁ。 -
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NumberPLUS「完全保存版 サッカーに愛された男 小野伸二の全て」。
表紙の笑顔と巻頭見開きの笑顔に変わりがないのが素晴らしい。あぁ、小野伸二ってこういう人なんだよなぁ、と思わせます。
日本人のサッカー選手で「天才」とは?と聞かれたら、小野伸二と答えます。理由は?と聞かれたら、アーカイブで動画見てくれればわかる、と言いますね。答えとして適当かどうかは置いといて。「天才」以外に名付けるとするならば「太陽」ですね。「太陽王子」と言われたのはキャプ翼の葵新伍でしたが、小野伸二も相応しいと思います。
重ね重ね思うのは、フィリピン戦での怪我がなければ、彼はどこまで登って行ったのだろう?どこまで日本代表を連れて言ってくれたのだろう?というifの物語。あのケガがなければ、というのは誰もが思うこと。ケガ前のイメージは戻ってこなかった、ということですが、本人の中では一度もベストを出していない中での、数々のパフォーマンスですからね。どこまで登って行ったのでしょうね。当時であればフェイエを足がかりに、イングランドやイタリアに行っていたのかもしれない。フェイエ所属時代はよく見ていたなぁ。UEFA杯優勝も見ることができました。トマソンとすごく息が合っていたんですよね。ミランへステップアップしたトマソンと同じく、ミラン行きとか可能性はあったのかもしれない。
悔しいのは、キャリアの終盤をエスパルスで全うできなかったことか。所属時は長谷川健太最終年とゴトビ時代。ゴトビ時代は不遇だった記憶。試合に使われることが少なくなりましたね。あの時天皇杯とっていれば、エスパルスも成長できたと思います。いろいろと悔やまれるゴトビ時代。健太の遺産を食い潰してしまった時代だと思ってます。エスパルスで覚えているのは、リュングベリがいた時の名古屋戦だったかな。もう最終節近く。ホーム最終戦だったか。小野とリュングベリで完璧に試合作り上げてしまったゲームでした。
最後はエスパルスでセレモニーやりたかったですね。
何はともあれ現役生活お疲れ様でした。そういえば、サイン会で握手してもらったことあるんだよな。TVで見た印象と違ったのがガタイの良さでした。デカかった。
今後、サッカーに関わってゆく仕事をするのであれば、やはり監督業はどうですか、と聞きたくなるよね。どんなチームを作るのか。
堅守だったりするのかな。攻撃よりも守備の方に重点置くのかな。
セカンドキャリアが気になります。どの道を歩くのか。
しかし、表紙はいい写真だな。 -
Posted by ブクログ
2020東京五輪総集編のNumber PLUS。
いろいろとハード面でケチのついた大会だったですが、アスリートの活躍には素直に感動でした。この両面があったということを、後世に伝えていくべきでしょうね。
女子サッカーが一番残念だったかなぁ。というよりも、サッカーは男女ともに、最後まで監督の手腕というものが見えなかった気がするなぁ。特にカタールW杯予選が始まっている2021.10現在としては、余計にそう思う。
男子も女子も、監督の手腕ありきでなく、選手の自主性というか現場の判断ありきで戦ってゆこう、という長期目標を立てているのかなぁ、やはり。
それは理想系の一つであるのだけども、実行するにはチームの根底にある戦術がないと難しいのではないのでしょうか。基礎があればこその即興だと思うので、それが確立できていない今では、実力以上のものは出せないと思います。
個々の監督で戦術が変わるのは当然なのだけど、同じ戦術を踏襲できる・同流の監督を引き継ぐことで、結果を残し続けることが、確立してゆく道なのかなと思います。
ハリル解任、急遽西野就任という流れで、構築には逆風だったのかな。コーチからの昇進で監督森保というのはいい流れかな、と思ったのですが。ペトロビッチ・森保の流れで、広島の時代を作ったのは確かだし。西野の時間がほぼなかったのも痛いし、もっというならアギーレが、ああいう形で解任になってしまったのも痛いのか。
ザックも就任には時間かかったなぁ。最初のアルゼンチン戦は、監督代行で原だった記憶。
なんだか、監督人事下手じゃないか。なでしこも、結果的に佐々木から高倉への移行がまずかったという面はあると思います。
戦術家とモチベーターが監督にはあると思うけど、まだ日本にはモチベーターは早いのではないか。もちろん、その両輪が備わってこその監督業だし、あくまでどちらかの面が色濃く出ているという話ですけどね。
五輪の話してないな。ちょっと感想を書く時期を逸したかな。
女子バスケが一番興奮しました。まさか、日本が決勝に進むとは。決勝はねぇ。あんだけインサイドゴリゴリにこられたら、体格で劣る日本はキッツイ。だって、ゴール下にシャックがいるんだもの。あれはしんどい。
ただ、日本が進むべき道というのは見えました。その上で、銀メダルという結果もついてきた。嬉しかったなぁ。男子バスケが、まあ予想通りだったので余計にね。
体操で内村、競泳で瀬戸とメダル候補が予選落ち。長く競技を牽引していた選手が、結果のこせず波乱となりましたが、新たな世代への切り替わりなんでしょう。残酷ではあるけど。陸上リレーも。
個人でも競技全体でも、挫折や栄光を繰り返して、頂点へ挑み続ける物語が感動を呼ぶと思っています。
見続ける楽しみはそこにある。 -
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ロシアWC総集編。
奥田秀朗さんのエッセイがないのが寂しかったです。
ロシアを終えて、次なるカタールへと続く日本代表のかじ取りは、森保一に託されました。世代交代と、日本サッカーの確立化、二つを同時にこなさなければならないであろう困難な旅路。五輪もあるし。
どんなサッカーをくみ上げるんでしょうかねぇ。楽しみですよ。
VARとムバッペという新星の登場で語られるであろうロシアWC。
なんだか32か国で争われるのも最後っぽい。参加国は32でいいと思うんだけどなぁ。各グループ3か国分けの案があるけど、そうじゃなくてグループ3位の上位順の勝ち抜けができるように4か国でやるべきでしょうよ。奇数だと日程の不公平さも出てくるし。
カタールでなくても、次のカナダ・アメリカ・メキシコの共催は参加国増えるだろうし。うまいこと考えてほしいものです。北中米共催でやるなら、時差考えてほしいしね。北米の東海岸側はあえて外すとか、さ。
無理だろうけど。 -
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2017Numberプロレス総選挙結果発表です。「日本のリングで戦ったことのある全ての現役レスラー」が対象の総選挙。ランキング上位レスラーのインタビューもいいのですが…。プロレスだけでなくスポーツ好きにとって一番の贅沢は、ああでもないこうでもないと井戸端会議をすること、です。
なので、総括座談会が一番楽しかったりします。あそこもッと紙面とってもいいんじゃないかな。それは、ほかの雑誌の出番かな。
飯伏について、「一部ではタイガーマスクWと票を合算したらというわけのわからない発言」といてますが、みんながみんな、ワケわかってると思いますよ。でも、それを笑いながらワケわかんないよね、っていうもよし。本気でワケわかんねぇよ、と怒るもよしでしょう。
清も濁も嘘も真もすべて受け入れて、その上で観客の想像の斜め上をいくのが、プロレス。
ったく、おもしれぇなぁ。 -
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NumberPLUS「長嶋茂雄 不滅の勇姿。」追悼のNumberPLUS。
昭和の大スター、巨人の永遠の四番バッター、という現役の印象よりも、90年代の野村ヤクルトのライバルとしての監督としての方が記憶に残っています。
ID野球とカンピューターみたいに、何かと対比されていましたね。対立の構図を作れば盛り上げやすいというマスコミの目論見と、外野も巻き込んで戦略にするというノムさんの目論見。どちらも重々承知の上で受けて立つという横綱相撲をやっておけていたのかなぁ、と思います。
どこまでも、ミスター長嶋茂雄を貫き通した人生であったのは、ちょっと理解が追いつかない。ある意味では客寄せパンダであった虚像への愚痴をこぼすこともあったとは思いますが、えっへっへというあの笑い方で締めることで、こともなしにしてしまうのは天性のものだろうと思います。
いつでもどこでも、中心にいる人で、陽の極地。2度と現れないだろうなぁ。
時代を象徴する人物で、多くの人間を惹きつけた魅力の持ち主で、カリスマ性や無謬性があるわけでなくて、愛おしさなのかな、人間味が語られる人。
ヤクルトのライバルとして戦った90年代の記憶があるのは、得難い経験だったと再確認。自分の記憶の中にも、敵役として輝いているのは素敵な思い出です。 -
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NumberPLUS「井上尚弥vs中谷潤人 運命の超決戦。」
開戦前に特集のNumberPLUS発売されるということが、この試合の注目度の高さを示しています。ボクシング専門誌ではないですからね。試合後に出るのかな、と思っていました。
セミファイナルは井上拓真と井岡一翔のバンタム級王座。こちらも注目、というかメインをはれるカードですが、井上vs中谷には席を譲るしかないか。
モンスターの名に恥じないどころか、異名の方が名前負けするんじゃないか、と感じてしまうほどの戦歴の井上尚弥。その彼に劣らない実力を披露してきた中谷潤人との対戦。
日本人対決というと、辰吉vs薬師寺の興奮を思い出しますが、それ以上の期待を抱かせてくれるマッチメイク。撃ち合いでもいいし、技術戦でもいいし、なんでも見せてくれそうな期待が持てる戦い。これを見れることは幸福でしかない。
どっちが勝つか?はどっちが勝つんでしょうね。
アフマダリエフ戦のようなことをやってのける井上の引き出しというか、ボクサーとしての底知れなさがあるので、井上尚弥かなぁ。多分、あの戦い方が本来ベースとなる戦い方で、機を見て畳み掛けてKO、というスタイルなんでしょうね。鬼が笑いますが、フェザーに転向したら、ああいう戦い方が増えるのではないかな、と思います。階級の壁は本人も言及していますしね。同じ戦い方では限界が来る、ということも。
何はさておき、5月2日です。まずは、この世紀の一戦を見てから。
ナンバーノンフィクションの「怪物前夜」がいいです。
モンスターが生まれ育ってゆく軌跡の物語。その場に立ち会った男たちの感情。
自負、焦燥、恐怖、賞賛。急成長を見せる高校生への様々な感情が、先達であり強者であった大学生の視点から語られます。
きっと、早熟の天才の誕生と成長に触れてしまった人間は、こういう風に思うんだろうなぁ、という納得をしてしまう。
作中に登場する華井、柏崎、林田のボクサー3人も、それぞれが日本選手権や国体を制覇しているという強者であることは疑いないのですが、怪物という人間以上の存在が存在してしまったのだから、運命の悪戯というものなのでしょう。
やはり怪物、モンスターという異名は、強さをシンプルに言い得たものだと思います。言葉を重ねなくてもわかる、というのはベストです。 -
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Number PLUS「アントニオ猪木 最強の美学」。
2020年10月1日に亡くなられた猪木の追悼企画。
夢を見て、夢を魅せるのがプロレスラー。そう常々感じているのですが、彼が一番日本のプロレスファンに見せてきたレスラーだったのではないでしょうか。
自分は猪木世代ではないし、プロレスよりも格闘技、Kー1やPRIDE全盛期から入った人間なので、現役時代の夢を見せていた時代は知りません。それでも、猪木の影響が強かったのだなぁ、ということは当時から感じていました。なんにせよ、日本の格闘技界には欠かせない人物であったと思います。
ただ、彼が見せてきた夢の影響が強すぎて、そこから抜け出すのに時間がかかったのも事実ではないか。新日で言うなら、棚橋・中邑・柴田の新闘魂三銃士がとにかく耐え忍んで作り上げた土壌に、オカダという素材が花開くことで、猪木から離れることができたのではないか、と思います。
守破離の「離」です。なにしろ、猪木自身が「破」を繰り返してしまう存在なので、後継は「守」がどこにあるのか難しかったのではないでしょうか。その「守」をするために、第一次UWF、第二次UWFがあったのか。「破」となったのは、守破離の意味合いとは違いますが、UFCひいてはグレイシーの存在であったのが、日本格闘技界の隆盛につながり、プロレス不遇の時期になったのではないかな、と思います。
とまあ、現役を知らずにいても、Numberなどの書籍やYouTubeなどのアーカイブで知った知識で、自分なりの猪木評をしてしまうほどの魅力を持っているアントニオ猪木です。全盛期をリアルタイムで見ていた人々が、どれほどの熱狂を抱えてしまったのか。心の、精神のどこに植え付けられてしまったのかは、想像以上の感動なのだと思います。
猪木さんお疲れ様でした。心からの追悼と尊敬、そして今更ですが憧れを込めて。 -
Posted by ブクログ
東京五輪2020開幕直前ということで、観戦ガイドのNumberPLUS。
そう、気づけば開会式は7月の23日。本当に直前。従来ならば、テレビでは特番だらけなはずなのですが、新型コロナの影響で静かですね。
とはいえ、開幕すれば毎日五輪のニュースばかりになるのかな。どうするんでしょ。同じ番組内で、五輪の競技の結果と、五輪対応への不備を語るのかな。それとも、開幕したら、否定的なことは報道しなくなるのかな。
開催中も不備があれば、そこは指摘していただきたい。政府への不満の矛先を逸らすための五輪になってはいかんと思います。
巻頭の糸井重里さんと、シドニー五輪女子マラソン代表選手の3人による座談会がいい。オーディオコメンタリーですね。こういう企画楽しいです。編集でカットされてる部分も多々あるはず。ノーカットで見たいなぁ、と思います。自分も記憶に残っているから、より面白いのです。
なぜに糸井重里さんが座談会メンバーにいるかというと、今回のPLUSが「ほぼ日」とのコラボだからです。
「ほぼ日」の名物企画で『観たぞ、オリンピック』というものがあるそうで。その主宰はフリーライターの永田泰大さん。
おお、ファミ通の『魂の叫び』の人じゃないか。何かに夢中になっている時にこぼれ落ちる一言って、なんとも言い難い魅力が詰まっていたりするものです。いいよね。
さて、どんな東京五輪になることやら。選手の活躍が政府への不満でかき消されてしまうような形にはなってほしくないですね。もちろん、その逆も。
政府への不満が選手の活躍によって、無かったことにされるようなことがあってはいかんとも思います。
別々で考えないといかんですよ。五輪開催することで、日本すげぇ!となってもいいけど、その対象は選手であるべき。政府じゃない。運営者は縁の下です。