豊田悠のレビュー一覧
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まだまだ、この作品に対する好感度は上がり続けている
OLのリアルな食生活を描いているのが、『ごほうびごはん』(こもとも子)であるなら、この『パパと親父のウチご飯』はタイトル通り、父と子の心温まるリアルな食生活を表現している
男親だけでも、子供は立派に育てられる、そんな都合のいい甘ったれた応援なんて一欠けらもありはしない
この『パパと親父のウチご飯』では、父親しかいない、母親との触れ合いがない寂しさを子に強いてしまっている負い目があるからこそ、手探りの全力子育てにグッとくるのだ
設定が決して軽いモノではないので、時に、ストーリーにはドロッとしたモノは混じる
ただ、そのドロドロを丹念に取り除くからこそ出る、何とも言えない旨味があるのだ
私個人の感覚に過ぎないが、男親だけだから、子育てをしていて壁にぶつかってしまうわけじゃない
父と母が揃っていたって、壁は現れるもんだ
突破すべき問題は、親子で異なっているが、いずれにしても、誰かの助けを借りなきゃ、どうにもならない事だってある
それぞれに問題を抱えている親同士で手を貸し合い、助け合い、支え合うべきなんだろうな
懲りずに何度も言うが、やはり、この作品もBL感は濃いっちゃ濃い
腐男子も満足できる質の高さだ
今後の、千石と晴海さんのイチャつきに期待(笑)
どの回もハッと胸を衝かれる現実味があり、読みごたえがない、なんて言わさない
私個人の好みでお勧めすると、ストーリーでは、清一郎くんの成長に心が温まる第25話「手作りアイスクリーム」だ
大人だって難しいのだ、子供が自分のモヤモヤをコントロールできないからって怒っちゃいけない
だからこそ、親は苦しんでいる子供と目線をしっかり合わせて、話をちゃんと聞いてあげて欲しい
食事で選ぶのであれば、一も二もなく、第21話「和風ローストビーフ」だ
自分でローストビーフを作れる男は、間違いなくモテる!!
このローストビーフのように、やる気さえ出せば作れるメニューを紹介してくれるトコも、この漫画の魅力だろう
この台詞を引用に選んだのは、千石の男らしさと父性にグッと来たので。危うく、惚れそうになった。言動こそ粗暴ではあるけど、芯のある優しさを兼ね備えている。傷だらけの人生、でも、背中と生き様には一切の逃げ傷なしの彼が言うからこその説得力だ -
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まず、本編の感想を書く前に、スピンオフ「パパと親父のウチ呑み」が連載スタートした事を喜びたい
現時点で、『ワカコ酒』や『のみじょし』など、女性がお酒やお酒に合う料理を楽しむ漫画は多いが、男性版はあまり多くない気がする。また、私が知らないだけにしても、本編の質が高いのだ、スピンオフが面白いのも確実だろう
単行本が出る日を楽しみにしつつ、本編を読み返して、「好き」を深め、お腹を空かせておこう。基本、私はカエルだけど、お酒を楽しむ漫画は嫌いじゃない。自分が呑めなくても、読めば、大切な人にお酒を美味しくするオツマミは作れるもの
しかし、また、豊田先生に、この『パパと親父のウチご飯』をやや腐った目線で読んで楽しんでしまった事を詫びねばならぬ。グルメ系なので、意識は自然と食べ物に向くから、『田中くんはいつも気だるげ』より妄想は広がらないのだが、ついつい、千石と晴海さんが仲良くしてると、「ぐふっ」と口が緩む
いや、未読の方は誤解しないで欲しいのだが、この作品はれっきとした、親子の温かさを描いた正統派である。一片たりとも、BL要素はない。私が勝手に、そんな楽しみ方をしてるだけなので、ドン引かずに読んで欲しい、必ず、誰かの為にご飯を作りたくなるから
人によっちゃ考え方は違うけど、やっぱり、美味しいモノは誰かの為に作って、一緒に食べて、笑顔になってもらえる方がイイ。家で普通に作れるものでも、食べてくれた人が笑顔になってくれるだけで、大切なメニューになってくれる
今回は、親子の成長だけでなく、ヒロイン・茜ちゃんの友情や、晴海さんの仕事の話、また、愛梨ちゃんが初めて抱えた「隠し事」と初めての嫉妬、茜ちゃんの意地っ張りな淡い恋心に焦点が当てられた話が収録されているので、個人的には、今までで最も読み応えを覚えた。20話「筑前煮」のラストは、(5)で怒涛の展開が生じる、と予期させる引きの巧さで、豊田先生、さすが
個人的にお勧めの話は、ベタな理由であるかも知れないが、やはり、「命への感謝」と向き合う大切さが描かれている、18話「いわしの蒲焼き」である。生きるとは食べる事、食べるとは他の生き物の命を自分に取り込む事、つまり、口に含んだ瞬間に感謝が生じる。考え方は人それぞれなのを承知で言うと、私は肉を食う事を残酷と考えない派だ
この台詞を引用に選んだのは、先に書いてしまったが、「いただきます」って言葉の大切さを、しっかりと考えてるな、と思ったので。豊田先生に、実際、お子さんがいるのかは定かじゃないが、この漫画を描く事で、人間としても親としても、メキメキと成長してるんだろうな、と感じた。やっぱ、漫画のキャラは描き手の分身だ -
Posted by ブクログ
ホント、豊田先生も、話数、巻数を増やす度に実力が上がっていくタイプだな
今や、『甘々と稲妻』の雨隠ギド先生に負けないパンチ力を持つ漫画家に成長している
この『パパと親父のウチご飯』は、料理の描写とストーリーの上質さ、その二つが混ざった魅力で、読み手を満足させてくれる
食系漫画のメインと言っても良い料理が美味しそうに描かれているだけでも星が四つ、一息で埋まるのに、そこへ個性豊かなキャラクターらが織りなすストーリーが加わったら、埋まる一つの星の中身は三つに匹敵する
この作品のストーリーの主軸は、父と子の絆が食事で深まっていくトコであるが、父と父の縁も強まっていくので、更に読ませる力を持つんだろう
兄弟じゃなく、元は赤の他人が同居しているからこそ、家族に対してはしてしまう無自覚の遠慮をせず、自分をお互いに出せるんだろうな
喧嘩をしないに越したコトはないが、言いたい事を我慢して、ぎくしゃくとした関係を維持するくらいなら、思っている事を相手にぶつけて、相手にも言いたい事を言わせる方が、よほど、同居生活を続けていく上では健全だ。
人は傷つきやすいからこそ、会話を必要とするのだから、「分かって貰えなくても良い」やら「分かろうとするだけ無駄だ」と不貞腐れて、相手を知ろうとする事を諦めちゃならない。他人の知らない面を一つ知れば、自分の中の自分も知る事に繋がる。そんな実りのある会話の糸口に出来るのが、何でもない、食事だ
大切な誰かと一緒に美味しいご飯を食べられる幸せ、それを読み手に真剣さに伝えてくれるのが、この『パパと親父のウチご飯』だ
ぶっちゃけた話、『田中くんはいつもけだるげ』や、『けーさつのおにーさん』のように、BL漫画に見えないコトもない作品だが、そこも、この作品の魅力の一つなっており、むしろ、そこが無ければ、満点には近づかない
是非、一日でも早く、ドラマ化して欲しいものだ。キャストはやっぱ、ここは手堅く、晴海が向井理さんで、千石が小栗旬さんじゃなかろうか
この3巻も、親子愛にほっこりできる話ばかりだが、個人的に推しなのは、愛梨ちゃんと清一郎くんの初めての喧嘩、そして、仲直りを体験し、両父が共に成長する第14話「カスタードプリン」だ。子供だけじゃなく、大人だって夢見ちゃう、大きなプリンに家族全員で挑むってトコが、これまたイイですねえ
この台詞を引用に選んだのは、千石みたいな芯のある男に面と向かって言われたら嬉しいだろうな、と思えたので。カッコいい男に、「カッコイイ」と言われるより、「カッコ悪くねぇ」と言われる方が、何か嬉しくなれるっつーか、自信を芽生えさせられるのは、どうしてですかねw 戦い方、守り方は人それぞれだ。大切なモノを、自分なりにでも、必死に守れているなら、自分に対して引け目を覚える必要は一つとしてない!! -
Posted by ブクログ
あー、もう、これ、早く、連ドラ化してくれねぇかなー、そんな悶々を抱えながら読んじゃった
巻を重ね、父と子の絆がトラブルを乗り越えて強まった事で、作品の質それ自体も上がっている
さすがに巻数が違うので、まだ大きく差こそ開けていないが、そろそろ、私の中で『甘々と稲妻』(雨隠ギド)をぶっちぎりそうだ
父親と子供のみって基本的な設定こそ同じだが、こちらはもう一組の父娘と一緒に暮らしているって設定だからこそ、一組では出ない、親子によってぶつかる問題は違うって当たり前を描く事が出来ているんだろう
ここ最近、男性か女性か、パッと見て判断できないペンネームが増えてきたので、豊田先生が男性である確信は持てないのだが、この作品の話に散りばめられているリアリティから、「もしかして、豊田先生も一人で、お子さんを育てているのかな」と深読みしてしまう
また、千石と晴海が、人間としても父親としてもタイプが対極ってトコも、話に浅さを読み手に感じさせない要因だろう。もし、シングルマザー二組の話だったら、少なくとも、男の読み手の気持ちは掴めず、女性の読み手の興味も惹き続けるのが難しかっただろうな
互いに足りないトコを補い合い、ヨチヨチ歩きで父親として成長していく過程が、とっても好い
どちらも魅力的だが、個人的にはオラオラ系だが、性格的に丸みを帯びてきた事で男気が却って増してきた千石の方が好みだ。もちろん、うだうだと過去の傷を引き摺りつつも、結構、強かな面もあり、いざとなったら物怖じしない晴海にもキュンとする事はある
『まりもとくんこまってる』(かしわもか)や、『田中くんはいつもけだるげ』(ウダノゾミ)と同じ愉しみ方を出来る点は高評価だ
まぁ、こんな邪道な愉しみ方をしているのは、すっかり汚れてしまった私だけだろうが
もちろん、我儘だけど素直な子供達も可愛いし、千石らに料理のイロハを叩き込んでくれる壇姉妹の美しい。特に、姉のゆかりさんの猫かぶりっぷりはwww 個人的には、もうちょっと、千石と茜ちゃんとの距離が縮まるような話を読みたいな、と思ってる。苦手だけど毛嫌いしきれない男に助けられて、悔しがりつつも新たな感情の芽生えに戸惑う美少女の顔、私、結構、好きなんですよね
巻末のレシピも丁寧で、なおかつ、ミニ漫画もパンチが効いている
どの話もお腹が空き、心は満たされるのだが、私的に一番に推したいのは、大きな失敗、と言うか、やっちゃいけない事をした千石が父親として成長し、そんな彼を愛梨ちゃんがようやく、父親として認めてくれるようになる、第10話「鶏つみれ鍋」だ
この台詞を引用に選んだのは、そんな千石と愛梨ちゃんの親子としての絆を強く感じられるものなので。子供を転ばせないようにするのも親の役目だが、転んだ時に子供が自分の力で立ち上がれると信じ、自分を押さえこみ、頑張って立ち上がった子供を抱きしめ、褒めてやるのも親の役目でもある。親は子供に成長させてもらえるんだなw -
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この『パパと親父のウチご飯』の感想を書くより先に、まず、豊田先生に心から詫びねばなるまい、私は
つい、このホームドラマ要素の強い料理漫画を、腐った目線で読んでしまいました
ホント、すいませんっっ
BL漫画を読んでいるコト自体、それを私は恥とは思っちゃいないけれど、一般向きの作品を読んでいても、無意識にそんな目で見てしまうとなると末期かな、と自分で呆れる
内容はもちろん、BLじゃあない。健全な料理漫画だ
料理上手もしくは料理初心者の父親が主役じゃないってのは結構、新しい?
異なった事情で自分一人で子供の面倒を見る立場になった二人の父親が共同生活を開始し、子供を喜ばせる為に慣れない料理に励み、子や同居人との絆をゆっくりと縮めていく過程が丁寧に描かれているストーリーは読んでいて和む
父親の作った料理を嫌がり、また、美味しそうに食べる子供の反応がリアルで、自身が幼少時に親を困らせた事を思い出す反面、自分の子にもこんな笑顔を見せて欲しいな、と思わせてくれる事、間違いなし
千石と晴海が、当たり前だが性格がまるで違い、子供の育て方に対する考え方、悩むポイントが違うので、この共同生活は却って巧く行くんだろう。どちらにも好さがあるが、個人的には愛情表現が不器用だけど、自分の真っ直ぐな生き方を他人に言われたくらいで矯正しない強さを持っている千石の方が好みだ。もちろん、優柔不断な一面こそあれど、意外と芯が強く、タイミングよく千石のフォローに入れる晴海もいい
どの話も温かい気持ちになれるが、ストーリーでなく、食の好みで選ぶならば、やはり、3話「焼き餃子」だ
見た目も中身もガラが良いとは言えない千石と、根は良い子なんだけどシスコンすぎる茜ちゃんが今後、どんな料理でその距離を縮めていくのか、楽しみだ
この台詞を引用に選んだのは、数あるイイ台詞の中でも、特に親子の絆を強く感じられたから -
購入済み
途中で
ついに会社にカミングアウトかも?!という所で終わった…続きが気になる…女社長は、本心なのか分からないのが気になります。しかも結局それで相手の立場を悪くして…デキる男には仕方のない妬みなのかなー。そのあたりもスッキリするといいなぁ
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ネタバレ北欧フェアーを任された安達は、取引先の橘にお持ち帰りされそうになり寸でのところで黒沢に助けてもらった。
そこで黒沢に「恋の駆け引き」をおしえてくれという。
自分は黒沢としか恋愛をしたことがないので、恋愛については全く分からない。
だが「安達はそのままでいいんだよ」と黒沢がいう。
そのかわり、取引先には黒沢も一緒に行き、「一緒に生活していきたいのも彼ひとりです」と宣言。橘も分かってくれた。
そしてふとしたことで、橘の交友関係に松浦社長がいることが分かる。
(黒沢が昔迫られた取引先の女社長。お酒を強要されて酔いつぶれたが、黒沢はお持ち帰りされることなく、安達が介抱したことで、黒沢が安達を好きになるきっかけになった。松浦社長はそのことで、黒沢をまだあきらめてない?怒ってる?とにかく、負のイメージがある)
一方、柘植と湊は、二人が歩いているのをSNSでバズった。
男同志なのでむしろスキャンダルとはならず、ダンサーの湊と、有名作家の柘植が仲良く歩いていた・・・というだけの投稿だったが、柘植は危機感を覚える。
デビューしてこれからの湊に、自分が足かせになってはいけない。それと・・
そのことで二人は喧嘩になる
「俺の心を読むなよっ」
柘植は自分と湊がつきあっていることが分かると、男が湊にたいしてそういう目で見るのが嫌だと吐露する。
そして湊は「どうやったら心が読めないようになるの?」と問い、正直にいうと
二人は魔法を解くために・・
っていうお話。
そうか、まだ柘植は魔法使いだったんだ!!って思い出したわ。
なかなか次の巻がでないけど話がそんなに進まないんだよな~。
もうちょい早めにでてくれないかなぁ?
とはいえ、気が付いたらもう15巻になってるや~ん -
Posted by ブクログ
ネタバレネットでおすすめをみて購入してみた。
1巻読み終えて「ん?これは・・・LOVE展開あるのか?」って感じ。
時代は大正。
物書きとしてもう絶望的なすばるが、自死のため隣家に火鉢を借りに行ったら、
そこは物書きたちがあつまる同人誌をつくってる部屋だった。
火鉢を貸す代わりに、原稿をまとめてくれと頼まれる。
そして、そこに今話題の柳楽幻歩という作家が現われた。彼もここの同人誌のメンバーだった。
(この同人誌は、著名な作家でも編集さんにダメ出しを食らったがどうしても書きたい作品などを持ち寄って出しているもの)
そして柳楽がすばるの借金を肩代わりするかわりに、
欠員した分の原稿をかいてくれという。
だが、すばるはもう書けなくなってきた。
もともとすばるは物書きを目指していたわけでなく、あるとき芝居小屋の女優をみて一目ぼれしてしまった。が、その芝居はその女優を生かし切れていない!と感じた。
自分なら彼女にこんな役をさせるのに。
そう思って彼女を主人公にしたら、するすると物語が思い浮かんで文章に書きつられていた。誰に見せるつもりもなく。
それがある先生の目にとまり、出品したら賞をとって、そのまま彼は作家の道へ。
だがあるとき、芝居小屋はなくなって映画館になってしまった。
彼女は行方知れず。
彼女がいなくなってもう書けなくなってしまった。
柳楽への借金をかえすため、コンクリート工場で働き始めたが、柳楽がやってきて、とある場所に連れていく。
そこにいたのは・・・
っていう話。
1巻のラストをかんがえると、1巻は土台的な部分になりそう。
2巻からまたがらっとすばるの環境がかわっていそうです。
帯には「文豪ブロマンス」とかいてあるので、どこかで恋愛要素がはいるんだろうけど、・・・どうなんでしょう?
これからに期待です -
購入済み
えー
柘植君もついに魔法使い卒業か?!そして、女社長の動向も気になる!悪い企みなのか…やっぱり、カミングアウトの問題は、どうしてもつきまとうもんだなーと思い知らされますね
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購入済み
新たな当て馬と古い敵キャラ
安達くんへアピールするキャラの登場に、チョコットハラハラ展開。どうしても出てくる別れへの不安。モヤモヤするよねー…乗り越えてほしいけど。そしてもう一人、安達敵な女。金と立場がある女はタチが悪いよねー