賽助のレビュー一覧
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購入済み
元気をいただきました。
「ぼっち」このマイナスのイメージがある言葉を、分析し症状として捉え肯定する。「ぼっち」のなんたるかは本を読んで貰って、仲間が居ることの安心感を貰いました。ありがとう😊
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Posted by ブクログ
2018004
季節柄、七福神関係のお話。都冬は七福神の福禄寿と寿老人とお友達になり、七福神同士の争いに巻き込まれたり。七福神がネットをやったりする姿が微笑ましい。
呆気ない終わり方でしたけど、それまでの展開が絶妙で良かったです。登場人物たちがそこで繋がるのかと。仁谷君の登場や環と妖怪の関係が心地好いです。
以下のフレーズが落ち込んだ時、元気が出ます。
三角形の内角の和は180度。四角形も同じで。とてつもなく大きい、富士山みたいな四角形でも内角の和はすべて360度。
人間という形。日本人とか、白人とか、尖っている人、鈍い人、内角の和は、誰もが皆同じなんじゃないかって。自分が駄目だと思 -
Posted by ブクログ
ネタバレ処女作も読みました。
今作、更によくなってるなぁという印象。
鉄塔さんとして知っている人柄が、主人公の伊達くんから感じられた。
女の子にドギマギしちゃう感じ。
クラスと男子と自転車で相乗りしてプールに行って、着替えるときは無言になっちゃう感じ。
なんかリアルな男の子に、ほのぼのというかニヤニヤというのか、「ああ、わかるわかる」という感じ。
そして、謎の部分をいくらか残すのも良かった。
すべてが明らかにされないところ。
人生って、そうだもんね。
すべての答えが明らかにされるとは限らない。
ただ、読みはじめてからずっと、うっすらと不安がつきまとった。
この話はどこへ向かっているんだろうって。 -
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Posted by ブクログ
題材もよかったし、途中までは面白かったんだけど、
最後の大戦争は、なんとなくやっつけっぽいといぅか、
ちょっとご都合主義的な展開だったかな~。辛口だけど。
例えば、
神様だけど麻雀対決とか、主人公と七福神で大富豪とか、
そんな感じの地味線対決みたぃな方が面白かったかも…?
あと…、あとがきにもあった、
七福神とアイドルグループのメンバー入れ替えなんかは、
面白そぅな着想であり、読んでみたぃな~と思いました。
本作品は、処女作ゆえの息切れ感も感じられましたが、
作者さんの着想には、センスの良さも感じられるので、
次回作に、期待したぃですね…。
(評価は、ちょっぴり甘めです…) -
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Posted by ブクログ
ネタバレ住所を伝えておまいりに行ったら
二人の神様がついてきてしまった…!!
そんな不思議系な作品です。
つふゆは不況の犠牲となり
職を解雇されてしまい、
なかなか職を得ることができないのです。
そんなときにおまいりに行ったらついてきたのですよ!!
始めはこのマイナーな二人の七福神を
有名なするための宣伝活動をするのですが
やがてそこから七福神の権威争奪戦という
神様は勝手だ!!的な戦いへと都冬は
巻き込まれてしまいます。
そんな戦いの中で
悲しい思いをしたときのリベンジの機会が
やってきます。
ちなみに、衝撃の事実が出てくるのです。
まあ、少しまとまりにかけますが
ハートフルな作品でした。 -
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Posted by ブクログ
ツイてない飽きない女と七福神の中で地味な二柱の神様の、其々の望みを叶えるために奮闘する話。
読むとこうなります。
*ほっこりあったかくなる
*七福神を崇めたくなる
*ありがたい気持ちになる
*御朱印スタンプラリーに出掛けたくなる
軽くサクッと読めてしまうので、勿体なくてゆっくり時間をかけて読みました。
少し懐かしいような心地のする神様がチャーミングで、人間の知らぬところでの神様事情がまた面白く、主人公つふゆも好感の持てる人間で、話はどたばたとしていたりするのですが、優しい空気に満ちていてあたたかな気持ちで読み進められました。まさに『はるなつふゆ』でした。
落ち込んだ気持ちの時や癒されたい時 -
Posted by ブクログ
七福神って私の中ではお菓子だったんです。私の大好きなお菓子には、七福神があしらわれています。わかるのは確かに有名な神様だけで、正直お爺さんの神様というイメージしかありませんでした・・・。でもこのお話を読んだらきっとこのふたばしらのイメージが変わるはず!!なんか可愛い福禄寿様と寿老人様。こんな神様だったら会ってみたいなぁ。読んだあとほっこりしました。本のサナギ大賞の優秀賞の作品らしいのですが、本当にまだ出てきてない作家さんなんでしょうか?ビックリです。続きがあったら読みたいなぁって思っています。それくらいおもしろかった。なんか微笑ましかった。みんなに薦めたい。ほっこりしたいときにぜひ。そしてこの
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Posted by ブクログ
以前読んだ、スキマワラシと似た雰囲気を感じた。日本の時代の流れによって忘れ去られていくものの潔さ、美しさ。どちらにも共通している気がした。
ただ、短編において、ある事件の謎が解決しきれていないのにモヤモヤ。ぼんやりとした推測で終わってしまった。椚彦の正体も分からなかった。
想像に任せているのかもしれないが、読後スッキリとはいかず。
あと、これだけは言いたい。
明比古はなんなんだ!!
白い肌に見覚えがあるんじゃなかったのか!
誤字脱字も少々気になるところ。
細かい部分でもないのだし、そういうところまで配慮が行き届いて欲しい。
淡い恋模様が初々しくて可愛い。
ただ、そこを敢えて深掘りしないのが -
Posted by ブクログ
ファンタジックな青春小説。
中高生のひたむきな姿はいつの時代も眩しい。その時代を数十年も過ぎた今となっては益々煌めいて見える。例えそれが鉄塔オタクであっても、屋上から自転車で飛ぼうとする変わった女子高生であってもだ。
ところで最近の青春小説の流行なのか、それとも世の中を反映しているのか、この手の作品では主人公の女子が活発で行動力があるが少し言動が突飛なところがある(おまけに美人)、というキャラクターが定番化しているように感じる(例えば「成瀬は天下を取りにいく」のような)。男子が草食系になっている反動というか憧れなのだろうか。
本作は鉄塔オタクの男子とトンデモ女子のほんわかした前半部分と、ジブリ -
Posted by ブクログ
小学生の夏休みを思い出すような青春小説。
木島とプールに行く場面やただベンチでぼーっとしている時間などは特にあの頃の夏を感じられる。
特にすることもないが公園に集まっていたことを思い出した。
伊達の帆月に対する恋心は、思いきれない部分も含めて応援したくなってしまう。
情景を思い浮かべるのは楽しかったが物語は呆気なく終わってしまう感じがあった。
明比古が鉄塔の子供だったりするのかと思ったがそんなことはなかった。
帆月の「やってみて初めて"ああ、これは意味なかっな"って分かるんだから」という文章が心に残り、何事もまずはやってみようと思うようになった。