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私も七福神全部言えなかった!笑
七福神の7人のうちのマイナーな神さまが有名になりたいとの話で即引き込まれました!冒頭で主人公や神さま達の可愛さ、思惑など色々があり、続きが気になって即購入ですね〜😆
そして、お陰で七福神全部覚えました!笑
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著者がゲーム実況者であることから本作を知り購入。難しい表現はなく、すぐに読めます。終始優しい雰囲気なので、疲れた時の甘いもののようにほっこり癒されます。
私自身、自分のツキとか長所の無さにヘコむことが多いのですが「内角の和」という言葉に元気を貰えました。
また文庫版に新たに追加されている短編で本編に繋がるストーリーが読めてよかったです。
余談ですが本作は以前、クイズゲームアプリとのコラボがあり、福禄寿と寿老人は、著者が在籍する実況グループのメンバーがキャラボイスを担当しており、読んでいる間の脳内再生も楽しめました(笑)
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とても読みやすく七福神が個性的で面白かったです。
情景描写もストレートでイメージし易く、難しい表現が無いのが初心者向けかも。
続編が出ても良いと思った作品でした。
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なかなか面白かったです。読み終わってから表紙を見返すとほっこりしました。七福神の名前をエビス以外知らなかったのですが、こんな愉快な神様たちだったらいいですね~ビールはエビスがおいしいと思います。途中、たまきの切腹しろ!のセリフには笑いました。いやーせっかくだから、神様たちについてもう少し描写を増やしてほしかったなあ。続きがあれば出してほしいです。
Posted by ブクログ
目下失業中の干物女「榛名 都冬(はるな・つふゆ)」元に、偶然お参りした神社の主で七福神のなかでもマイナーな「福禄寿」と「寿老人」のコンビが現れる。
二人の知名度を高めるためにブログやSNSをやる代わりに、願いを叶えてもらうという交換条件を取り付けた都冬だったが、残りの七福神も巻き込んでの大騒動が広がって行く。
軽い筆致でさらりと読める、神道+妖怪コメディ。
Posted by ブクログ
題材もよかったし、途中までは面白かったんだけど、
最後の大戦争は、なんとなくやっつけっぽいといぅか、
ちょっとご都合主義的な展開だったかな~。辛口だけど。
例えば、
神様だけど麻雀対決とか、主人公と七福神で大富豪とか、
そんな感じの地味線対決みたぃな方が面白かったかも…?
あと…、あとがきにもあった、
七福神とアイドルグループのメンバー入れ替えなんかは、
面白そぅな着想であり、読んでみたぃな~と思いました。
本作品は、処女作ゆえの息切れ感も感じられましたが、
作者さんの着想には、センスの良さも感じられるので、
次回作に、期待したぃですね…。
(評価は、ちょっぴり甘めです…)
Posted by ブクログ
住所を伝えておまいりに行ったら
二人の神様がついてきてしまった…!!
そんな不思議系な作品です。
つふゆは不況の犠牲となり
職を解雇されてしまい、
なかなか職を得ることができないのです。
そんなときにおまいりに行ったらついてきたのですよ!!
始めはこのマイナーな二人の七福神を
有名なするための宣伝活動をするのですが
やがてそこから七福神の権威争奪戦という
神様は勝手だ!!的な戦いへと都冬は
巻き込まれてしまいます。
そんな戦いの中で
悲しい思いをしたときのリベンジの機会が
やってきます。
ちなみに、衝撃の事実が出てくるのです。
まあ、少しまとまりにかけますが
ハートフルな作品でした。
Posted by ブクログ
献本企画いただきました。
マイナーな七福神福禄寿と寿老人がネットで自身を有名にしようと策を練り、協力者として都冬を頼る、、、という始まり。
確かに、名前は知っていても実態はよく知らない、さらには他の七福神についてもそんなに知っているわけでもないことを、読み進めながら感じました。
主人公をはじめとする登場人物の心の動きをみて、自分自身を投影してなにか動き出さなきゃなと感じました。
内容はテンポもよく、読み始めてからは一気読みでした。
Posted by ブクログ
ツイてない飽きない女と七福神の中で地味な二柱の神様の、其々の望みを叶えるために奮闘する話。
読むとこうなります。
*ほっこりあったかくなる
*七福神を崇めたくなる
*ありがたい気持ちになる
*御朱印スタンプラリーに出掛けたくなる
軽くサクッと読めてしまうので、勿体なくてゆっくり時間をかけて読みました。
少し懐かしいような心地のする神様がチャーミングで、人間の知らぬところでの神様事情がまた面白く、主人公つふゆも好感の持てる人間で、話はどたばたとしていたりするのですが、優しい空気に満ちていてあたたかな気持ちで読み進められました。まさに『はるなつふゆ』でした。
落ち込んだ気持ちの時や癒されたい時に包んでくれるような良い本です。
Posted by ブクログ
七福神って私の中ではお菓子だったんです。私の大好きなお菓子には、七福神があしらわれています。わかるのは確かに有名な神様だけで、正直お爺さんの神様というイメージしかありませんでした・・・。でもこのお話を読んだらきっとこのふたばしらのイメージが変わるはず!!なんか可愛い福禄寿様と寿老人様。こんな神様だったら会ってみたいなぁ。読んだあとほっこりしました。本のサナギ大賞の優秀賞の作品らしいのですが、本当にまだ出てきてない作家さんなんでしょうか?ビックリです。続きがあったら読みたいなぁって思っています。それくらいおもしろかった。なんか微笑ましかった。みんなに薦めたい。ほっこりしたいときにぜひ。そしてこのふたばしらの知名度があがることを密かに祈っております(密かじゃなくていい!?)。
Posted by ブクログ
表紙からほっこり系かなぁと思いましたが
主人公が結構壮大な事に巻き込まれちゃいます。
あちこちでいろいろとわちゃわちゃしますので
最後何がどう落ち着くのだろう?という
期待と不安が読んでる最中にはありました。
わちゃわちゃしてるのですが、
考えさせられることもあり…
神様も全ての事柄を叶えられるわけじゃない、
でも人間が何も達成できない陳腐な存在でもない。
神頼みもするけど、自分の力を信じることも
忘れてはいけないなぁと思いました。
Posted by ブクログ
榛名都冬は仕事をクビになり、神頼みをした。
すると本当に七福神の二柱が来てくれた?!
他の神さまや妖怪、そして妖怪退治の謎の人も現れて、都冬の生活はてんやわんや。
果には神さま同士の諍いまで起こって、どーなっちゃうの?!
賽助氏の本を初めて読む。
なんというか、じわじわくる世界観だった。
榛名都冬ってすごい名前…秋はどうした?と思ってたら「飽きないように」って(笑)
そりゃ思わず笑ってしまいます。
「内角の和」わたしにもどこかにすごい角があるのでしょうかね。
最後、都冬ちゃんと恵比寿さまの勝負が良かったなぁ。
それまで冴えない感じで、神さまや妖怪の頼み事に振り回されてきた都冬ちゃんが、覚醒した!とばかりに輝いたなぁ。
全体的にほのぼのしてるのに、黒闇天さまの存在感がびっくりするくらい嫌な感じ。
ああ、こんな事されたら本当に嫌だなって思えた。
それを喜んでやられたら、本当に怖いなって。
わたしの好きな、本を読み終わって「ああ、面白かった!」で本を閉じられる安心感。
良かった。
細かい所だけど、ページのナンバーが漢数字で縦になってる所が良かったなぁ。
可愛かった。初めて見た。
裏表紙の赤いリボンの和風さも良かった。
ただひとつ、気になるのが・・・
都冬の友人の環ちゃんの名前が、「武藤」なのか「後藤」なのか。
人物紹介のページでは「武藤」なので、武藤だと思っていたら、作中では「後藤」で出てきたので、なんだ人物紹介のページが間違ってるのか、と思っていたら最後のほうでまた武藤になってるし・・・。
どっちやねん。
細かい所が気になる。
☆は限りなく4に近い。
Posted by ブクログ
献本企画でいただいたのですが、積読の山に埋もれたまま1年も経ってましたすいません…
七福神を題材にしたほのぼのファンタジー。
不況で会社をクビになり就活もうまくいかず、近所の神社に神頼みした主人公・都冬の前に現れたのは小さなおじいさんの2人組。なんと七福神の福禄寿と寿老人だという。
七福神の中でも知名度が低く信仰が薄れていることに危機感を覚えた2人(?)は都冬にインターネットを使って知名度を上げてほしいと依頼する。ニートと神様の奇妙な同居が始まった。
この作品の一番の魅力はキャラクターの可愛さ。福禄寿と寿老人は見た目が小人サイズという見た目ももちろん、スナック菓子に大はしゃぎしたりツイストゲームのごとく全身でキーボードを打ってブログ記事を書いたりと微笑ましい。見た目は怖いのに人間の女性と文通がしたいから力を貸してほしいと都冬を訪ねてくる妖怪・猩々や商売上手の恵比寿に負けず嫌いの大黒天、謎の妖怪退治師などなどこれだけ個性的なキャラクターたちが集まれば騒動が起きないわけがない。
マイペースな神様たちに巻き込まれるうちに仕事も恋も駄目駄目だった都冬はちょっと成長して一歩前に踏み出せるようになります。
表紙のイラストがほんわかして可愛いですが、中身の雰囲気もそのまま。
気楽に楽しんでほしいエンタメ小説です。
Posted by ブクログ
夏に献本いただき、すぐに読んでレビューを書くべきところ、遅れてしまいました。お正月になって七福神の縁起がよさそうな本だなと読みました。小説というよりラノベという感じ。主人公の名前が「はるなつふゆ」というあたりからも感じられが、七福神というキャラクタを登場させるとことあたりもラノベを感じさせる。「本のサナギ賞」ということでもあり、まだ、校正段階の本なので、粗削りの部分もあるが、おもしろく読めた。登場人物が多く(七福神+福助など伝統的キャラも登場)、動作描写が分かりにくいところもあるが、これがアニメや映画になったら面白いだろうと思った。若い人には途中でイラストでも入れないとキャラクタが分かりずらいのだと思う。
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献本です。
全体的に心地よいのが良かった。
読みやすく、展開も良い。
子供向けのアニメにしても良いかもですね。
七福神巡りと住所氏名は、これから行いたいと思う!
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会社をクビになってしまった榛名都冬。
正月の神頼みから戻り、うたた寝からさめると、
何だか小さいじいさん二人と鹿と鶴がいた。
じいさん達は福禄寿と寿老人。
鹿と鶴は二人のお供で、ひよどりと、おつう。
都冬のパソコンの腕を見込んで、自分たちの知名度を上げて欲しいと言うのだ。
自分が神頼みをしたつもりが、神様からまさかの人間頼み!?
ここから読んだ内容を多く含みます。
皆が皆、自分の都合が良くなるように動く。特に神様。
ファンタジーらしく神様たちのキャラクター設定が面白い。
神様だけじゃなく、妖怪も登場。
神様の事情、人間の事情、妖怪の事情。
それぞれが、くんずほぐれつ、整体のように
収まるべきところに収まってゆく。
鹿のひよどりと、鶴のおつうが可愛い。
Posted by ブクログ
身内なので採点は辛かったり甘かったり。
出だしは上々、良い感じで、後半が若干荒れてる気もするが、押し切って纏めて無難な着地と言った所だろうか。
正直、これだけの文才がある事に驚いたし、複雑な気持ちではあるが、引き込まれたことは確かであり、面白かった部類に入ると言っても良かろう(上から
ハッピーエンドにしては、読後爽快と言う訳ではないのも複雑な感じかなあとは思う。
まあ、しかし、これが処女作と言う事は、これからきっといい感じの話を紡いでいってくれますよね。賽助先生!!
と言う、アレな感じの感想でお茶を濁そう。
Posted by ブクログ
なんだかすべてがうまくいかない主人公・つふゆはヤケ酒をして目がさめるとなにか小さなものが部屋にいることに気づく。
最初は虫か、酔っ払っているから見えている幻想かと思っていたが、それはなんと何気なくお参りした神社の神様だった。
願いを叶える代わりに神様のお願いをきくことになってしまったつふゆは騒動に巻き込まれていく。
献本企画に当選して読んだけど、かるく読めておもしろかった!
文章も軽快で、読みやすく、展開も楽しい。
これからお参りするときは住所氏名を伝えようと思った。笑
Posted by ブクログ
ビミョウに冴えない主人公が、七福神の中でもマイナーな福禄寿と寿老人と知り知り合って彼らと過ごすうちにとある事件に巻き込まれるというファンタジーです。文章が読みやすいのでさくっと読めます。主人公の性格が後ろ向きでちょっと共感出来なかったのですが、お話が軽いのでそれほど気にはならなかったです。黒闇天や福助や猩猩ついての説明がなかったのが惜しい。(← 知らなかった)昨今はやりの薄く軽く読める本としてはありだと思います。(私のは献本なので薄くも軽くもなかったですが)
Posted by ブクログ
献本でいただきました。ありがとうございます。
失業中の女性つふゆと寿老人、福禄寿との物語。
仕事が欲しいつふゆと、知名度を上げたい2人の神様とがお互いの願いを叶えるため協力しあう。他の神様や妖怪の身勝手な行動の中で、中々願いは叶わない。
七福神や妖怪に関して、よく調べて書かれていると思う。七福神の知識も深まって良かった。
Posted by ブクログ
献本されました!
神様と平凡な少女の何気ないかかわりと日常
ライトノベル・B級アニメの典型的な始まりかたです
でも、七福神に何気なくあるエピソードはてんこ盛りであって、そこは「うんうん、知ってる」的な面白さもありました
もっと、ネット上作戦が今くいく・・・勘違いからの大評判とかエピソードを練り上げてほしかった
ひっかけ見たいな言葉のやりとりで勝利っていうのも勉強すべき点です
Posted by ブクログ
「本のサナギ賞」優秀賞とは、なるほど初々しい。武藤環さんのキャラはもっと活かさないともったいないな。仁谷太一くんは最後に大逆転の活躍の場を与えられたけど、やっぱ環さんでしょ。ひととき猩々を操るのに使うだけじゃもったいないキャラだよ。ちなみに、わたくしは福禄寿と寿老人が同一かどうかよりも、未だに大黒天と大国主の関係がはっきりせんのです。出雲大社のお膝元に暮らしていると、よけいに混同して伝えられているように思うわけ。
Posted by ブクログ
ほわっとした!とてもほわっとしましたよ。
題名なんぞやと思ったけど、それか、とあっさり。
このあっさり感も終始徹底しているから気にならず。
安定のあっさりあったか感。
ちょっと切実な神様事情とか、本当に切実な都冬さんの事情とか、なんだかのんびりタッチで、ぐるぐるしているようでいて、気づいたらちゃんと進めていた感じ。
ちょっと癒されました。
前向きになれるお話!…ともちがうけれど。
何より、かわいいな七福神s!
ちょっと勉強になった。
Posted by ブクログ
◆あらすじ
会社をクビになった都冬のもとに、七福神の福禄寿と寿老人がやってきた。2神の願い事を叶えれば自分の願い事を叶えてくれるという。都冬と神達のおかしな日々が始まる。
◆感想
表紙から七福神とおいしくご飯を食べる中で自分を変えていくほんわかストーリーを想像していたけど、違います。
ラストがこんな急に熱い展開になるとは…!恵比寿様格好いい!おつうとひよどり可愛い。
個人的にはあとがきのストーリー元ネタが面白かった。もっと読みたい。
◆メモ
本のサナギ賞優秀賞。
キャンペーンで非売品を頂きました。表紙に七福神が足りてないよと思ったら製品版は全員いるのね。
見つけた誤字は10か所。
Posted by ブクログ
賽助のはるなつふゆと七福神を読みました。
榛名都冬(はるなつふゆ)は会社をクビになって自堕落な生活をおくっています。
そんな都冬の前に小さな二柱の神様が現われます。
彼らは福禄寿と寿老人、七福神の中でも一番知られていない神様たちなのでした。
都冬はインターネットで彼らの知名度を上げることと引き替えに、彼らの御利益により自分の就活や婚活の成就をもくろむのでしたが..
スマートな恵比寿天、でっぷりとした大黒天、子供の姿の毘沙門天、根暗な弁財天、美人の吉祥天、吉祥天の妹黒暗天、福助、猩猩の夜右衛門、といった神様たちが登場します。
恵比寿天と大黒天が神社の覇権をかけて麻雀をうったり、都冬の元恋人の二谷が妖怪退治をしていたりと賑やかに物語は語られていきます。
語り口がよいのであっという間に読んでしまいましたが、事件や謎はもうひとひねりあったほうがもっと楽しめるんじゃないかと思いました。
Posted by ブクログ
献本企画で読ませていただきました。
賽助さんがあとがきでおっしゃっていたように、私も七福神の中でマイナーな神様がいること自体を知らずに、七福神めぐりをしたことがあります。
マイナーな神様たちと、私生活が全くうまくいっていない都冬のほっこり物語。とても暖かい気持ちになる読後感でした!
「良い角度は悪い角度にもなる。すべては捉え方次第」
この言葉がとても胸にしみました。
素敵な本を読む機会を与えていただきありがとうございました!!
Posted by ブクログ
献本で当選しました。
七福神とフリーターの女の子。設定が面白かった。私も七福神の七人の神様の名前言えない一人です。ファンタジーはあまり読んだことがないけれど、楽しめた。難しい漢字にはルビが欲しかったな。
Posted by ブクログ
本のサナギ賞、優秀賞・・・ということで読んでみました。
個人的には、表現がマンガチックでもうひとつ。ただ、内容としては登場人物が善人(?)揃いなので、気楽に読めます。
可愛いおじいちゃんの福禄寿と寿老人をはじめ、イケメンな恵比寿とちょっと柄の悪い関西人の大黒、優雅な吉祥天など、神様たちと地味な主人公の交流が楽しい。
そして、やる気なし、日々ぐだぐだだった失業女子の「つふゆ」が、彼女なりに成長しているラストは後味が良いです。ああ、七福神のご利益があったんだな…と。
アニメにしたらヒットしそうなお話です。
Posted by ブクログ
【歪な物語の大団円】
発売前の貴重な作品を一足早く読ませていただきまして、本当にありがとうございます。とても楽しく読ませていただきました。
わたしは子どもの頃、床の間の存在理由がよくわからなくて、一段高くなった絵だけが飾ってあるそのスペースは、神様がいるところだと思っていた。だからなにか大切なものがなくなったり、友達と喧嘩してしたときは、それがみつかるように、仲直りができるように、床の間の前に正座して神様に語りかけたりしていた。願いごとは叶ったり叶わなかったりしたが、わたしにとって家の床の間は神様と繋がる大切な場所だったのは確かだ。
そのうち、床の間の意味を知ってしまって、お願いすることは自然としなくなってしまったけれど、学校に行く前に無駄だとわかっていてもその場所に行ってきます。だなんて、声をかけたりすることもあった。
日本はどんなものにも神様が宿る國だから。
さて、最初語彙の多さで読みづらいように感じたが、後半に向かって読み進めていくと徐々に気にならなくなった。多い言葉は逆に物事をわかりにくくしてしまう。最終的に必要な言葉だけを残していく振るいをもう少しかけた方がいいように感じた。
本のサナギという名前の通り、惜しいと感じるところは沢山あったけれど、作者がこれからの作品を通してなにを描きたいのか明確になれば、いるもの、いらないものがはっきりして、もっと読みやすく、伝わりやすく、今後の作品はより良いものになると確信した。出した武器は全て最大限に活かさなければいけない。全てのことにきちんと存在理由を持たせられたら、本書ももっともっと面白い作品に成ったと思う。
辛口のレビューになりましたが、これからの作品に期待しています。