賽助のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ夏に献本いただき、すぐに読んでレビューを書くべきところ、遅れてしまいました。お正月になって七福神の縁起がよさそうな本だなと読みました。小説というよりラノベという感じ。主人公の名前が「はるなつふゆ」というあたりからも感じられが、七福神というキャラクタを登場させるとことあたりもラノベを感じさせる。「本のサナギ賞」ということでもあり、まだ、校正段階の本なので、粗削りの部分もあるが、おもしろく読めた。登場人物が多く(七福神+福助など伝統的キャラも登場)、動作描写が分かりにくいところもあるが、これがアニメや映画になったら面白いだろうと思った。若い人には途中でイラストでも入れないとキャラクタが分かりずらい
-
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ会社をクビになってしまった榛名都冬。
正月の神頼みから戻り、うたた寝からさめると、
何だか小さいじいさん二人と鹿と鶴がいた。
じいさん達は福禄寿と寿老人。
鹿と鶴は二人のお供で、ひよどりと、おつう。
都冬のパソコンの腕を見込んで、自分たちの知名度を上げて欲しいと言うのだ。
自分が神頼みをしたつもりが、神様からまさかの人間頼み!?
ここから読んだ内容を多く含みます。
皆が皆、自分の都合が良くなるように動く。特に神様。
ファンタジーらしく神様たちのキャラクター設定が面白い。
神様だけじゃなく、妖怪も登場。
神様の事情、人間の事情、妖怪の事情。
それぞれが、くんずほぐれつ、整体のように
-
-
-
-
-
-
-
-
Posted by ブクログ
◆あらすじ
会社をクビになった都冬のもとに、七福神の福禄寿と寿老人がやってきた。2神の願い事を叶えれば自分の願い事を叶えてくれるという。都冬と神達のおかしな日々が始まる。
◆感想
表紙から七福神とおいしくご飯を食べる中で自分を変えていくほんわかストーリーを想像していたけど、違います。
ラストがこんな急に熱い展開になるとは…!恵比寿様格好いい!おつうとひよどり可愛い。
個人的にはあとがきのストーリー元ネタが面白かった。もっと読みたい。
◆メモ
本のサナギ賞優秀賞。
キャンペーンで非売品を頂きました。表紙に七福神が足りてないよと思ったら製品版は全員いるのね。
見つけた誤字は10か所。 -
Posted by ブクログ
賽助のはるなつふゆと七福神を読みました。
榛名都冬(はるなつふゆ)は会社をクビになって自堕落な生活をおくっています。
そんな都冬の前に小さな二柱の神様が現われます。
彼らは福禄寿と寿老人、七福神の中でも一番知られていない神様たちなのでした。
都冬はインターネットで彼らの知名度を上げることと引き替えに、彼らの御利益により自分の就活や婚活の成就をもくろむのでしたが..
スマートな恵比寿天、でっぷりとした大黒天、子供の姿の毘沙門天、根暗な弁財天、美人の吉祥天、吉祥天の妹黒暗天、福助、猩猩の夜右衛門、といった神様たちが登場します。
恵比寿天と大黒天が神社の覇権をかけて麻雀をうったり、都冬の元恋人の -
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ【歪な物語の大団円】
発売前の貴重な作品を一足早く読ませていただきまして、本当にありがとうございます。とても楽しく読ませていただきました。
わたしは子どもの頃、床の間の存在理由がよくわからなくて、一段高くなった絵だけが飾ってあるそのスペースは、神様がいるところだと思っていた。だからなにか大切なものがなくなったり、友達と喧嘩してしたときは、それがみつかるように、仲直りができるように、床の間の前に正座して神様に語りかけたりしていた。願いごとは叶ったり叶わなかったりしたが、わたしにとって家の床の間は神様と繋がる大切な場所だったのは確かだ。
そのうち、床の間の意味を知ってしまって、お願いすること